2021年9月8日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフ青山です。過ごしやすい日が続き、いつのまにか秋の気候になりました。
静かな秋の夜には、陰影ある英フォーク/フォーク・ロックがぴったりですね。今日は、その中でも男女のヴォーカルが素晴らしい作品に注目してご紹介してまいります!まずは夫婦デュオのこちらから!
いかにも英国的なジャケット通り、どこを切っても溢れる芳醇な香り。ウェスト・コーストの爽やかな風を取り入れつつも、英国ならではの陰影を保つ絶妙なバランス感覚が絶品な夫婦デュオによる英フォーク名品。
男女ヴォーカルの英フォーク・グループ。72年にYORKよりリリースされた唯一作。ジョニ・ミッチェルとリチャード・トンプソンが男女フォーク・デュオを組んだとしたら?なぜ、これほどの作品が500枚限定プレス!?英フォーク驚愕の幻の傑作です。
木漏れ日に包まれたジャケの通りの爽やかな風を感じる英フォーク逸品。男女の3声ハーモニーは、CS&Nにも勝るとも劣りません!原盤はYORKからの激レア盤!
英クリスチャン・フォーク・ロック・グループ、72年デビュー作。クリスチャン・フォークというと静かなイメージですが、本作はドラム、ベース、さらにマンドリン、ダルシマー、ドブロ・ギターも加わり、米情景のフォーク・ロック・サウンドを多く聴かせます。紅一点Sue McClellanの清らかなヴォーカルも良いし、ジェントルな男性ヴォーカルや3人のハーモニーも抜群です!
男女3人ずつの6人組クリスチャン・フォーク・グループ、77年の名作2nd。ピースフルな雰囲気に包まれたアコギのストロークと長閑なドラム、心あらわれる清楚な女性ヴォーカル、ジェントルな男性ヴォーカルが良いなぁ。
男女ヴォーカルの4人組ブリティッシュ・フォーク・バンド、72年の1st。メロウ・キャンドルのフォーク・ロックな曲やトレイダー・ホーンあたりがお好きならこの男女Vo4人組はオススメですよ!
英国の5人組フォーク・ロック・バンドが81年にプライヴェート・プレスで残した唯一作。牧歌的な純朴さの中にしっとりとしたメランコリーが影を落とすサウンドはスパイロジャイラを彷彿させます。
「冬の朝の静けさ」が目に浮かぶような英国フォークですね。清涼感ある女性ヴォーカルと穏やかな男性ヴォーカル。透明感溢れるメロディー、気品あるフルート。ジャケはヒプノシスが担当。
ジャケからして気品に溢れていますが、音もそのまんま!男女ヴォーカルのハーモニー、品があって可憐ですよね~。
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71年にRCAよりリリースされた唯一作。清涼感ある女性ヴォーカルと穏やかな男性ヴォーカルとによるコーラス・ワークが素晴らしい英フォーク・グループ。繊細に爪弾かれるアコギ・アルペジオと透明感溢れるメロディーが絶品の格調高い英フォーク、流麗なメロディと男女ヴォーカルの穏やかなハーモニーが素晴らしいフォーク・ポップなど、どの曲も印象的なメロディと品のあるアンサンブルを持った佳曲揃い。「冬の朝の静けさ」をイメージさせる雰囲気は、Trader Horneに通ずるものを感じます。名作。
男女ヴォーカルの英フォーク・グループ。72年にYORKよりリリースされた唯一作で、原盤は500枚限定プレスの激レア盤。ミスティックでかげりのあるフィメール・ヴォーカルとジェントルな男性ヴォーカルが魅力。フェアポート・コンヴェンション「ミート・オン・ザ・レッジ」やザ・バンド「アイ・シャル・ビー・リリースド」のカバーなど、アーシーさと気品が絶妙にバランスしたフォーク・ロックから、ピアノや管弦楽が流麗に彩るSSW的な曲まで、メロディ、アレンジともハイ・レベル。これほどの作品がなぜ500枚限定だったのか不思議です。英トラッドを基本に、米ロックのアーシーさや洗練が加わった、英フォーク・ファンにも米SSWファンにもオススメな逸品。
STEELEYE SPAN、WOODS BANDを経て、ゲイ&テリー夫妻がゲイ&テリー・ウッズ名義で発表した1stアルバム。75年作。いかにも英国的なジャケット通り、どこを切ってもブリティッシュの芳醇な香りが漂うブリティッシュ・フォークの名作。ウェスト・コーストの爽やかな風を取り入れつつも、ブリティッシュならではの陰影を保つ絶妙なバランス感覚は彼らならでは。ゲイの澄み切ったフィーメール・ヴォーカルとテリーの枯れた哀愁漂うヴォーカルの絡みが素晴らしい。
英国北東部はレスターシャー出身の男女3人ずつの6人組クリスチャン・フォーク・グループ。前年のデビュー作に続く77年作2nd。PROFILEからリリースされた原盤は激レア。オープニング・ナンバーから、ピースフルな雰囲気に包まれたアコギのストロークと長閑なドラム、心あらわれる清楚な女性ヴォーカル、ジェントルな男性ヴォーカルが良いなぁ。2曲目のリードを取る女性ヴォーカルはサイケな感じがあって、小川のせせらぎのような優しくフォーキーなアンサンブルとの対比が見事で、まるでジェファーソン・エアプレインのグレイス・スリックのバックをキンクスがつとめた感じで最高だし、3曲目の女性ヴォーカルは凛としていて、厳かなトラッド・フォークで空気が引き締まるし、冒頭の3曲でフィメール・ヴォーカルのファンは卒倒ものでしょう。オートハープやリコーダーによる幻想的でいて親しみやすいアレンジも見事だし、これは英マイナー・フォーク屈指の名品です。
JohnとShirleyのTurk夫妻を中心とする男2女2の4人組ブリティッシュ・フォーク・バンド。70年のライヴ・アルバムに続き72年にリリースされた1stスタジオ・アルバム。躍動感のあるドラムとよく動くメロディアスなベースによるリズムをバックに、アコギやマンドリンがメロディアスなアルペジオやリードを奏で、グロッケンシュピールやリコーダーが陽光のようなキラメキを添えるアンサンブルが印象的。清楚な女性ヴォーカルと誠実さが伝わるバリトン・ヴォイスの男性ヴォーカルによるハーモーニーもいい感じです。メロウ・キャンドルのフォーク・ロックな曲やトレイダー・ホーンあたりが好きなら気にいるはず。明朗なサウンドが心地いい快作です。
男性2人と女性1人から成る3人組の英クリスチャン・フォーク・ロック・グループ、72年のデビュー作。クリスチャン・フォークというと静かなイメージですが、本作はドラム、ベース、さらにマンドリン、ダルシマー、ドブロ・ギターも加わり、米情景のフォーク・ロック・サウンドを多く聴かせます。紅一点Sue McClellanの清らかなヴォーカルも良いし、ジェントルな男性ヴォーカルや3人のハーモニーも抜群です。面白いのはシタールが使われている5曲目「Love Is Come Again」。賛美歌の一種のトラッド・ナンバーで、格調高いメロディーに憂いある女性ヴォーカル、チェロとホルンが厳かに響くメランコリックなフォークですが、途中でシタールが入ってきて、ほんのりアシッド感漂うミスティックな世界へと誘われていきます。気品ある英フォークと米情景の牧歌的なサウンドが融合した「イギリスのアメリカ」が好きな方はもちろん、英アシッド・フォーク好きな方にも聴いて欲しい名作です。
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