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ジョージ・ハリスンの仲間たち Vol.1 ~ ゲイリー・ライトに注目!

スタッフ佐藤です。

今回取り上げたいのが、ビートルズきってのいぶし銀ジョージ・ハリスン!…ではなく、ジョージの周辺で活躍したミュージシャンたち。

ジョージと言えば、クラプトンと共に米スワンプ・ロック・シーンに関与、その人柄も手伝って、英米にジョージ・ファミリーともいうべき人脈を築き上げました。

この連載では、ジョージのソロ時代を支えた英米のミュージシャンたちに焦点を当てて、参加楽曲や作品を紹介していきたいと思います!

第1回は、キーボーディストのゲイリー・ライトをピックアップ!

英国が誇るいぶし銀ハード・ロック・バンドSPOOKY TOOTHの中心メンバーとして知られる彼ですが、実は勉学のために渡英していた米ニュージャージー出身のミュージシャンなんですよね。

サイケ・バンドARTとして活動していたオルガン奏者Mike Harrison、ギタリストLuther Grosvenorら4人と合流し、67年に新バンドSPOOKY TOOTHを結成。

ゲイリーは、SPOOKY TOOTH名義の初期2作品、そしてフランスの電子音楽家Pierre Henryとコラボした69年作『CEREMONY』に参加した後にバンドを脱退。ソロ活動に入ります。

そして、ソロ活動1年目に参加したのがジョージの傑作『ALL THINGS MUST PASS』だったのです。

以来ジョージの友人として長年活動を共にしたゲイリー・ライトですが、ジョージの作品には『ALL THINGS MUST PASS』から87年作『CLOUD NINE』までの主要作品に参加しており、まさにジョージのソロ活動における右腕として貢献しています。

ゲイリーのプレイが光るナンバーをご紹介しましょう♪

Isn’t It A Pity / Isn’t It A Pity(Version Two)

本アルバムの中でも屈指の叙情派ナンバーですよね。しとやかなタッチのピアノが情感を高めます。ジョージの優美なスライドとの相性も抜群だなぁ~。

「バージョン2」ではエレピを弾いているようですね。こちらのリードギターはクラプトンが担当。

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World of Stone

いかにもこの時期のジョージ節と言える激渋叙情派ブルース・ロックの名曲。後にAORシーンの寵児となるデイヴィッド・フォスターの見事なピアノも聴き所ですが、そのピアノを劇的に聴かせるゲイリーの味のあるオルガンもまた堪りません~。

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If You Believe

名盤の誉れ高きセルフタイトル作では、この曲でジョージと共作しています。ジョージのスライドをしっかりと立てる、柔和なトーンで彩るシンセワークが好サポートですなぁ。

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最後にゲイリーのソロワークから、幻の3rdアルバムをピックアップしましょう!

GARY WRIGHT’S WONDERWHEEL/RING OF CHANGES

3rdソロとして録音されつつもお蔵入りになった幻の一枚。

ジャケットはラーガ調ですが、エキゾチズムはなく、エネルギッシュでいて陰影のあるソウルフルなヴォーカル、叙情的なメロディ、タメの効いたグルーヴィーなアンサンブルが魅力的なスワンプ・ロック佳曲が並びます。

そして最大の特徴は友人ジョージ・ハリスンの参加。数曲で持ち前の気品あるスライドを披露!

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まだまだゲイリーが活躍しているジョージの楽曲があるんですが、とりあえずはここまで。
次回は、LAスワンプの顔役レオン・ラッセルを取り上げる予定です!


スタッフ佐藤の、コレ好きなんですよ。 – 第十六回 ジョージ・ハリスン『EXTRA TEXTURE(ジョージ・ハリスン帝国)』

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一般的にはさほど注目を集めることのない作品たちの中から、スタッフ佐藤が愛して止まない作品たちを取り上げてその魅力を語ります!

GEORGE HARRISONの在庫

  • GEORGE HARRISON / ALL THINGS MUST PASS

    70年リリース1stソロ、ジョージ・ハリスンの最高傑作というだけでなく、ロック史上に燦然と輝く金字塔!

    後期BEATLESのジョージはすごかった。メロディ・メイカーとしては、「SOMETHING」や「HERE COMES THE SUN」など、ジョンとポールにも引けを取らない名曲を書き、ギタリストとしても、シンプルながら楽曲の魅力を確実に引き出すいぶし銀のフレーズで影ながらサウンドを引っ張る。BEATLES解散後にリリースされた1stソロである本作は、そんなミュージシャンとして脂が乗り切った状態のまま、クラプトン、リンゴ、デイヴ・メイスンなど才能溢れる友人達とともに一気に作り上げたジョージ渾身の傑作。何度聴いても飽きず、むしろ輝きを増し続ける普遍的なメロディがとにかく絶品。奥行きのある演奏も聴けば聴くほどに味わいが増します。ロック史上に残る金字塔と言っても過言ではない大傑作。

  • GEORGE HARRISON / BEST OF

    76年発表のベスト

  • GEORGE HARRISON / CLOUD NINE

    ジェフ・リンによるプロデュース、ビートリッシュな名曲満載の代表作、87年発表

    ジェフ・リンを共同プロデューサーに迎えたダーク・ホース・レーベルからの最高傑作。全米No.1に輝いた「Got My Mind Set On You」を始め珠玉の名曲が詰まった1枚。リンゴ・スター、エリック・クラプトン、エルトン・ジョン、ジム・ケルトナー等、豪華ミュージシャンが参加。87年作。CCCD。

  • GEORGE HARRISON / FAVORITE ROCK ARTIST SERIES GEORGE HARISSON

    18曲編集盤

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SPOOKY TOOTHの在庫

  • SPOOKY TOOTH / IT’S ALL ABOUT

    叙情性溢れるブリティッシュ・ハード・ロックの名グループ、68年デビュー作!

    サイケデリック・ロック・グループARTにKey兼Voのゲイリー・ライトが加わり結成されたグループ。68年作の1stアルバム。同じくKey兼Voのマイク・ハリスンとによるいかにも英国的な叙情性溢れるキーボード・ワークと重厚なヴォーカル・ワークが聴き所。スリリングなルーサー・グロヴナーのギターとタイトなリズム隊も魅力的。

  • SPOOKY TOOTH / SPOOKY TWO

    叙情性溢れるブリティッシュ・ロック名バンド、69年作

    マイク・ハリスン&ゲイリー・ライトによるツイン・キーボードとルーサー・グロヴナーのスリリングなギターを中心としたソリッドなアンサンブルが魅力の英ハード・ロック・グループ。69年作の2nd。

  • SPOOKY TOOTH / CEREMONY

    フランスの現代音楽家Pierre Henryとの共作、70年リリースの通算3作目

    フランスの現代音楽家Pierre Henryとの共作盤。70年作通算3作目。全曲がGary WrightとPierre henryによる共作。スリリングなギターとオルガンを中心としたハード・ロックに様々な電子音が絡むサウンドは当時こそあまり評価されなかったようですが、今の耳で聴くと、現代のポスト・ロックを30年以上先取りしたと言っても過言ではないかなりの完成度。名作。

  • SPOOKY TOOTH / LAST PUFF

    中心メンバーGary Wrightが脱退し、名手Henry McCullochら元グリース・バンドのメンバーが加入した70年リリースの通算4作目、傑作

    70年作の4thアルバム。Key兼VoのGary Wrightが抜け、GREASE BANDのギタリストHenry McCullochが加入。このバンドの魅力であるソリッドなハード・ロックにスワンプ・ロックの粘りを加えた、芳醇なサウンドを聴かせています。アコギの泥臭いカッティング、ヘヴィに歪んだエレキ、メロウなオルガン&ピアノによる重厚なアンサンブルは唯一無比。

  • SPOOKY TOOTH / WITNESS

    再結成後の第2作となる73年リリース6th、米南部サウンドからの影響を取り込みながらも高度に完成されたブリティッシュ・ハード・ロックを聴かせる傑作

    73年作の6thアルバム。ソリッドなハード・ロック、アメリカナイズされたキャッチーなハード・ロック、リリカルなピアノが秀逸なバラードなど、印象的なメロディーと安定感あるアンサンブルが素晴らしい佳曲揃いの名作。

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