プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

ジョージ・ハリスンの仲間たち Vol.1 ~ ゲイリー・ライトに注目!

スタッフ佐藤です。

今回取り上げたいのが、ビートルズきってのいぶし銀ジョージ・ハリスン!…ではなく、ジョージの周辺で活躍したミュージシャンたち。

ジョージと言えば、クラプトンと共に米スワンプ・ロック・シーンに関与、その人柄も手伝って、英米にジョージ・ファミリーともいうべき人脈を築き上げました。

この連載では、ジョージのソロ時代を支えた英米のミュージシャンたちに焦点を当てて、参加楽曲や作品を紹介していきたいと思います!

第1回は、キーボーディストのゲイリー・ライトをピックアップ!

英国が誇るいぶし銀ハード・ロック・バンドSPOOKY TOOTHの中心メンバーとして知られる彼ですが、実は勉学のために渡英していた米ニュージャージー出身のミュージシャンなんですよね。

サイケ・バンドARTとして活動していたオルガン奏者Mike Harrison、ギタリストLuther Grosvenorら4人と合流し、67年に新バンドSPOOKY TOOTHを結成。

ゲイリーは、SPOOKY TOOTH名義の初期2作品、そしてフランスの電子音楽家Pierre Henryとコラボした69年作『CEREMONY』に参加した後にバンドを脱退。ソロ活動に入ります。

そして、ソロ活動1年目に参加したのがジョージの傑作『ALL THINGS MUST PASS』だったのです。

以来ジョージの友人として長年活動を共にしたゲイリー・ライトですが、ジョージの作品には『ALL THINGS MUST PASS』から87年作『CLOUD NINE』までの主要作品に参加しており、まさにジョージのソロ活動における右腕として貢献しています。

ゲイリーのプレイが光るナンバーをご紹介しましょう♪

Isn’t It A Pity / Isn’t It A Pity(Version Two)

本アルバムの中でも屈指の叙情派ナンバーですよね。しとやかなタッチのピアノが情感を高めます。ジョージの優美なスライドとの相性も抜群だなぁ~。

「バージョン2」ではエレピを弾いているようですね。こちらのリードギターはクラプトンが担当。

試聴 Click!

試聴 Click!

World of Stone

いかにもこの時期のジョージ節と言える激渋叙情派ブルース・ロックの名曲。後にAORシーンの寵児となるデイヴィッド・フォスターの見事なピアノも聴き所ですが、そのピアノを劇的に聴かせるゲイリーの味のあるオルガンもまた堪りません~。

試聴 Click!

If You Believe

名盤の誉れ高きセルフタイトル作では、この曲でジョージと共作しています。ジョージのスライドをしっかりと立てる、柔和なトーンで彩るシンセワークが好サポートですなぁ。

試聴 Click!

最後にゲイリーのソロワークから、幻の3rdアルバムをピックアップしましょう!

GARY WRIGHT’S WONDERWHEEL/RING OF CHANGES

3rdソロとして録音されつつもお蔵入りになった幻の一枚。

ジャケットはラーガ調ですが、エキゾチズムはなく、エネルギッシュでいて陰影のあるソウルフルなヴォーカル、叙情的なメロディ、タメの効いたグルーヴィーなアンサンブルが魅力的なスワンプ・ロック佳曲が並びます。

そして最大の特徴は友人ジョージ・ハリスンの参加。数曲で持ち前の気品あるスライドを披露!

まだまだゲイリーが活躍しているジョージの楽曲があるんですが、とりあえずはここまで。
次回は、LAスワンプの顔役レオン・ラッセルを取り上げる予定です!


スタッフ佐藤の、コレ好きなんですよ。 – 第十六回 ジョージ・ハリスン『EXTRA TEXTURE(ジョージ・ハリスン帝国)』

【関連記事】

スタッフ佐藤の、コレ好きなんですよ。 – 第十六回 ジョージ・ハリスン『EXTRA TEXTURE(ジョージ・ハリスン帝国)』

一般的にはさほど注目を集めることのない作品たちの中から、スタッフ佐藤が愛して止まない作品たちを取り上げてその魅力を語ります!

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。