2020年10月16日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ:
スタッフ佐藤です。
10月31日、宇宙飛行士の野口聡一さんが3回目の宇宙飛行をされるということでにわかに注目が集まってますよね。
古くより、畏怖と憧れが入り混じったものとして人類を惹き付けてきた宇宙。
そんな人々のロマンをかき立てる宇宙空間は、アルバム・ジャケットの中にも広がっています。
今回は「宇宙服ジャケ」に注目して、カケレコ棚よりアルバムをピックアップ。
まずは、直近入荷した、内容の方も激カケレコメンドな宇宙服ジャケ作品を2枚をご紹介します!
暗黒感たっぷりの宇宙服ジャケがただならぬ不穏さを放っています…。
サウンドも強烈で、MAGMAの暗黒感とロバート・ワイアットの幽玄さに、洒脱でどこか退廃的なビッグバンド・ジャズの要素を加えたようなアンサンブルが格好良すぎ…。
2人の女性Vo.によるスキャットが妖艶に絡み合う、一筋縄ではいかない仏ジャズ・ロック新鋭!
こちらは何となくエレクトロ・ミュージックっぽい、モダンなタッチで描かれた宇宙服ジャケが印象的ですね。
でも内容はばりばりプログレで、ホールズワースばりの超絶ソロからS.ロザリー調のエモーショナルな泣きまでを自在に弾きこなす超実力派ギターが痛快な一枚!
00sのMARILLIONがお好きならこのポーランド新鋭はイチオシです♪
往年のロック/プログレの宇宙服ジャケも見てまいりましょう~。
英国ロック好きにとっては、真っ先に思い出される宇宙服ジャケかな?
力強く骨太なロックとクラシカルな優雅さが見事に融合していて、これぞ英国!って感じの音ですよね。
名曲「MACARTHUR PARK」の壮大なカバーを筆頭に、思わず時間を忘れて聴き入ってしまうような素晴らしい完成度。
みんなで一生懸命にアメリカ国旗を立てようとしているジャケが何ともユーモラスな一枚。
ギター名手ハーヴェイ・マンデルが初参加した8thアルバムで、気だるくも熱気みなぎる本格派ブルース・ロックが炸裂!
ジャケは未来っぽいですが、内容は概ねいつものキャンド・ヒート!
これは船内などで着る作業着だと思いますが、広義の宇宙服(?)ということでピックアップ。
彼らの中でもプログレ色が最も色濃いデビュー作ですね。
ニール・ショーンによるインプロヴィゼーション志向のクリエイティヴなギタープレイが光ります!
なんとプログレ界の貴公子エディ・ジョブソンが加入し、ポップな作風へと舵を切った80年作。
こちらも作業着ですね。泥臭いジャケが多いタルですが、管制塔から未確認物体を目撃しているという、いつになくスタイリッシュなジャケ。さすがにジョブソンを森の中に立たせるわけにもいかないということでしょうか。
「「貴公子」ジョブソンと「怪人」アンダーソンの対比も素晴らしい。」(by purebluesさん) まさしくその通り!
いかがだったでしょうか。
棚にもまだまだあると思いますが、今回はここまで。見つけ次第追加してまいりますので、どうぞお楽しみに☆
イギリスのプログレッシブ・ロックバンドの72年3rd。その内容はデビュー作からの流れを全て昇華し洗練させた彼らの代表作であり、ブリティッシュ・プログレッシブ・ロックの名盤です。クラシカルなオルガンとピアノ、ブルース・フィーリングをたっぷり含んだギター、無骨なリズムセクション、そして牧歌的な味わいを持ちながらも洗練されたメロディーラインでトータルに聴かせており、もちろんメロトロンなどの叙情的なサウンドも健在。Jimmy Webb作/Richard Harrisをオリジナルとする「MacArthur Park」の名カバーも収録した英国ロックの名盤です。
これはまた注目のアーティストが現れました!二人の女性ヴォーカリストを擁するフランスの6人組ジャズ・ロック・グループ、20年デビュー作。本人たち曰くロバート・ワイアットやPULPなどのブリティッシュ・ロック/ポップに影響を受けたとのことですが、流石はフランス産なだけあってZEUHL系に通ずる「暗黒感」をビシバシと感じます。さらにギターレスである代わりに、作曲を担当するトロンボーン奏者がサウンドの前面に立っているのも特徴的。1920〜30年代のキャバレー音楽を思わせる退廃的なトロンボーンと妖艶な女性スキャットのユニゾンに始まり、タイトなリズム隊も交えて静謐かつスリリングなジャズ・ロックを繰り広げたかと思えば、後半ではMAGMAやKING CRIMSONばりのレッドゾーン振り切るような強靭&凶悪アンサンブルを繰り広げる1曲目からもう溜息が出るほどカッコイイです。カンタベリー・ロックやMAGMAのファンはもちろん、耽美でゴシックな女性ヴォーカルものが好きな方にもオススメ。
デジパック仕様、24bitデジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲、定価2415
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干圧痕あり
ギタリストRoman Odojが率いる、ポーランドの新鋭バンドによる2020年デビュー作。近年のMARILLIONに通じるエレクトロニクスも交えたダークな哀愁が包み込むメロディアス・ロックを展開します。ビシビシとタイトに叩くドラム、縦横無尽な音運びがカッコいいベース、疾走感あるシンセとジャジーに刻むエレピが特徴のキーボード、そして演奏をリードするテクニカルで音数多いギターらによる息の合った緻密なアンサンブルが印象的。特に主役のRoman Odojによるギターは、ホールズワースをリスペクトした超絶ソロからS.ロザリーばりのエモーショナルな泣きまでを自在に弾きこなす圧巻のプレイに驚かされます。エレクトロな音作りから浮かび上がる70年代風の哀愁を秘めたメロディもグッドです。デビュー作ながら、すべてのピースがカッチリと嵌っているかのように完成されたメロディアス・ロックが心地よい快作!
CD+DVDの2枚組、紙ジャケット付仕様、2004年デジタル・リマスター、DVDはNTSC方式、リージョンフリー、定価4200
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
タバコ臭あり、その他は状態良好です
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!