2020年6月22日 | カテゴリー:カケレコのあゆみ,世界のロック探求ナビ
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こんにちは。カケハシ・レコードです。創業20周年を記念して製作する冊子には、たくさんのご投稿いただきありがとうございました。ただいま製作中ですので、楽しみにお待ちください!
このWEBマガジンでも<20周年記念企画>をスタートします。(2000年から少し飛んで)2010年から現在までの音楽ニュースや来日したアーティスト、カケレコ・ベストセラーを振り返ってまいりますので、当時聴いていた作品や行ったライヴに思いを馳せていただければ幸いです。
それでは早速、2010年から振り返ってまいります。
(この年はキース・エマーソン & グレック・レイクの公演が中止になりました。)
この頃に出来たお店のコンセプトが「ロック探求のワクワク感の発信」!
入荷情報ではなく、新しい音楽と出会うきっかけを発信していこう!と方針を決めて、特集コンテンツの製作に取り掛かりました。
そうして試行錯誤しながら作ったはじめての特集コンテンツが『ロックでぬれ!』です。
ロックに関する様々なガイド本を読みながら情報を整理し、60年代のロック黄金時代の流れを、潮流図とマインドマップにまとめていきました。
カケレコ初のフルタイムスタッフのKくんと一緒に、潮流図を考えた日々を思い出します。
潮流図は、構成:店長田中、デザイン:Kくんの力作です。
■『ロックでぬれ!~僕らの愛しきロック図鑑~』公開
■『吹けよプログレ!』 公開
【関連記事】
『プログレッシヴ・ロック』を一人でも多くのリスナーが好きになることを願いつつ、いわゆる五大プログレ・バンドに2バンドを加えた英プログレの名グループとその名盤を紹介し、そこから同じテイストを持つ世界のプログレ名盤へとカケハします。
■月刊ミニコミ「カケレコ・グリーティングス」創刊
現在もご注文の品に同封している紙媒体のミニコミ誌。この「カケレコ・グリーティングス」から始まりました!
(月刊ミニコミ「カケレコ・グリーティングス」創刊号~Vol.20 電子書籍版& 無料サンプル)
最後にベスト・セラーTOP5をご紹介!今も人気の作品が揃っています。
発売後すぐに回収となった幻のライヴ盤。ジミー・ペイジ弾きまくり!
美旋律プログレの宝庫イスラエルでも最高峰と言えるミュージシャン3人が組んだバンドと言えば?神秘的なヘブライ語の響きとこの柔らかで芳醇なエキゾチズムをまとったサウンド。ずばりワールドクラスの大名盤。
ローリー&アンディの骨太なツイン・リード・ギターがこれでもかと炸裂!78年に行われた白熱の東京公演を収録!
ずばり70年代ブリティッシュ・ロック・ファン必聴の激レア発掘音源!とめどなく溢れる叙情美とバーバラ・ガスキンを彷彿させる女性ヴォーカル。グッときちゃいますよ~。
この1曲目を聴いて、血湧き肉踊らぬハード・ロック・ファンはいないと断言!エッジの立った切れ味抜群のギターと鮮やかに舞うピアノのコンビネーションと哀愁のシャウト・ヴォーカルが素晴らしい、ブリティッシュ・ハード必殺盤!
来週は2011年をご紹介します。お楽しみいただければ幸いです!
68年に録音され、71年にリリースされながらジミー・ペイジの反対ですぐに回収となったアルバム。ジミー・ペイジ、弾きまくってます!もの凄いエネルギー!
英ハード・ロック・グループ、73年作の1st。エッジの立ったキレ味抜群のギター、リズミックで叙情性溢れるピアノ、力強いシャウト・ヴォーカル、コシのあるリズム。これは文句なしに格好良いです。ピアノが美しく響く引きの部分から、左チャンネルにギターがテンション溢れるフレーズで切れ込んでくるのを合図に全パートが一体となって畳みかけ、シャウト・ヴォーカルが仁王立つ。鳥肌ものの格好良さ。圧倒的な存在感です。ハード・ロック・ファン必聴の名作。
イスラエルではかなり名の知れたミュージシャンでありコンポーザーの3人、Shlomo Gronich(イスラエルのアラン・ソレンティとして有名!)、Shem Tov Levy(SHESHETのフルート奏者!)、Shlomo Ydov(2010年現在でも活躍を続ける名SSW)によるスーパー・トリオ。イスラエル・プログレのNo.1グループとして知られていて、75年リリースの唯一作である本作は、SHESHETの唯一作と並んで人気の傑作。軽やかな変拍子によりめくるめく展開するアンサンブルと巧みなコーラス・ワークはGENTLE GIANTばり!地中海の空気が感じられる詩情豊かなパートも魅力的で、フルート、弦楽器、エレピ、アコギ爪弾きがタペストリーのように丁寧に重なり、美しいメロディを包み込むアンサンブルは、P.F.M.に比肩しています。GENTLE GIANTやCAMELなどブリティッシュ・プログレのファンからP.F.M.などイタリアン・ロックのファンの皆さま!ずばりこの作品は聴かなきゃ損です!素晴らしすぎる逸品!
70年代半ばに録音されながらお蔵入りとなった激レア発掘音源。オリジナル・マスター・テープからの再発盤。英国らしい叙情性が胸を打つ美しいメロディ、そしてしっとりと歌い上げるハイ・トーンの女性ヴォーカル。ライナーにはバーバラ・ガスキンを彷彿とさせると書いてありますが、確かにその通り。歌メロの裏で泣きのフレーズを紡ぎつづける歌心満点のギター、くすんだトーンのいかにもブリティッシュなオルガン。タメの効いたリズム・チェンジでドラマティックに彩るアレンジも見事。1曲目の「Golden Age」から名曲で、溢れ出る叙情美にグッとこないブリティッシュ・ロック・ファンはいないでしょう。リリカルな前半から後半に向けてスピード・アップしながら一気に畳みかける展開の中、どんどんとヒートアップする止めどないメロディアスなギター・ソロに拳を握りしめること間違いなし!2曲目は一転して優美なフルートが導く神秘的なフォーク・ロック。こちらも絶品。この1・2曲目は英ロック・ファン必殺と言える出来映えです。マスター・テープの状態のためか高音が割れ気味の音質が若干残念ですが、それをおぎなって余りある素晴らしい楽曲。英ロック/プログレ・ファン、是非、聴いてみてください!
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