2020年3月26日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
こんにちは。スタッフ増田です。
今日のテーマは「ワウ・ギター」。ワウ・ギターとは何かと言うと、ワウペダルというギター・エフェクターを足で踏むことによって、その名の通り「ワウワウ」という音を出しているギターの事です。
ストレートな音とは違って粘っこく、ちょっぴり気持ち悪さもあったりするのですが、グルーヴィーでファンキーなアンサンブルには欠かせないワウワウ・サウンド。今回はメジャー盤からマイナー盤まで、そんなワウ・ギターを楽しめる作品をピックアップいたしました!
ワウ・ペダルの神様といったら私にとってはやはりジミヘン。特に「Voodoo Child」はワウ・ギターの名曲殿堂りと言っても過言ではありませんよね!フレーズといいエフェクトの使い方といい、センスありすぎ!
英ハードロック界におけるワウ・ギターの名手と言えば、ユーライア・ヒープのミック・ボックス!この「対自核」のギター・ソロ、改めて聴くと物凄いアグレッシヴさですね…。
ここからはニッチな作品をご紹介。ボブ・マーリー『EXODUS』にも参加したギタリスト率いる英国ファンク・ロック・グループ!キレのあるワウ・ギターと名ベーシストNeil Murrayの地を這うグルーヴが絡み合うサウンドにシビれます!
こちらはブルージーでスワンピーでサイケデリックなサウンドが特徴のスイスのグループ。グルーヴィーに跳ねるリズムを土台に両サイドからツイン・ワウ・ギターが絡み合うこの曲、ワウ・ギター好きにはたまりません!
呪術的なパーカッションとグルーヴィーなリズムに載せてファジーなワウ・ギターがグルグル渦巻くサイケ・ジャム「China」が強烈!サックスを交えたブルージーな楽曲も味わい深いクラウトロック名作。
こちらは米国のグループなのですが、ドイツCANのような実験的&ファンキーな作品が好きなら超オススメです!ギター中心にワウで変調しまくりのサウンドが渦巻きつつ、どことなく心地良さもあって、これは格好いい!
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スタッフが日替わりでオススメ作品をご紹介する「日々是ロック」。本日はツインギターが特徴の作品をカケレコ棚からピックアップ!
URIAH HEEPといえば、「対自核」(邦題)と云われる程の代表作!サウンド的には前作「Salisbury」と次作の中間といった所なのですが、バンドのサウンドが成長し、完成度の高いアルバムになっています。また、ミック・ボックスのギターが活躍しており、このアルバムがブリティシュ・ハードロックの名盤として語られる事が多いことも頷けるサウンドになっています。まだ、少々荒削りなサウンドですが、勢いのあるサウンドで、バンドとしての勢いも感じられる仕上がり。冒頭に収録されたアルバム・タイトル曲「Look At Yourself(対自核)」は、名実ともにユーライア・ヒープの代表曲であり、70年代ブリティッシュ・ハード・ロックの名曲のひとつ。楽曲の全編を重厚なオルガンが覆っていますが、決してそれだけが浮き上がることなく、全体としてアグレッシヴなロック・ミュージックを構成する様が見事。間奏部のエキゾチックなメロディや要所要所で聴かれる印象的なコーラスも独特の雰囲気を醸しています。終盤ではOsibisaのメンバーによるパーカッションの客演を得て、さらに魅力的な演奏が展開。決して「軽快」とは言い難いが、興奮を誘うような独特の疾走感が痛快!
68年の3rd。ブルース、R&B、ジャズなどのブラック・ミュージックと、サイケデリックな時代の空気が化学反応を起こし、Jimi Hendrixの肉体を通してスパークしたような渾身の傑作。Jimi Hendrixの最高傑作であり、ロック史上に燦然と輝く金字塔。
紙ジャケット仕様、97年マスター採用、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
軽微な圧痕あり
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