2020年3月9日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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こんにちは。スタッフ佐藤です。
今日の探求テーマは、「ツインギター」!
2本のギターが絡み合うツインリード、強度抜群に快走するユニゾンのプレイまで、ツインギターの魅力をたっぷり味わえるラインナップでお送りいたします☆
ツインリードのハード・ロックと言えば彼ら!ここぞという場面で気持ちよく躍動するツインリードが最高ですよね。それ以外にも、アイルランド伝承歌に由来するとめどない哀愁、ハードブギの軽快さ、そしてR&B的なコクと粘りなど、ハードロックと一言で片づけてしまうにはあまりに多彩な要素が複合した懐の深いサウンドが魅力。ラテンアメリカ人の血を引くフィルのグルーヴィーな歌声も堪りません!
英国からは、ツインリードギターの元祖と言うべきこのグループも挙げないわけにはいきません。2本のギターが紡ぐ英国的な陰影に包まれたリリカルなフレーズが丁寧に折り重なるように交差して美しいハーモニーを奏でる。間違いなく英国ロック史上最上の瞬間の一つです。
70年代における行き過ぎたロックの商業化を嘆いた表題曲は、アメリカン・ロック史上に燦然と輝くの大名曲。とめどなく哀愁がほとばしるラストのツイン・ギター・ソロに悶絶! 上記の『アーガス』のラスト「剣を棄てろ」と英米二大名演と言っていいはず。
オールマンズの弟分的グループなだけあって、このツインギター、オールマンズの名曲「Jessica」みたいでグッとくるなぁ。粘り強い歌声とファンキーなブギが炸裂するサザン・チューンを軸にしつつも、軽快なツイン・ギターとハモンドの音色が、カントリーやケイジャンを取り入れたアップテンポな曲調に絶妙にマッチした独自のサウンドを披露。
STATUS QUOばりのブギ・ロックにEAGLESあたりの西海岸フレイヴァーをまぶしたような、骨太ながら抜けのいいサウンドが気持ちいいなあ。実はフリートウッド・マックやピーター・フランプトンらと米ツアーを回った経験を持つウェールズの隠れた実力派!
ウィッシュボーン・アッシュばりの哀愁ツイン・リードをイエスばりのクリアなファンタジーで包み込んだアンサンブルをバックに、イタリアン・ロックばりにヴォーカルが熱く歌い上げちゃう。スペインにこんなムフフンなグループが居たとは!
最後はイタリアの新鋭から。ムゼオ・ローゼンバッハやビリエット・パー・リンフェルノなど70年代の伊ヘヴィ・シンフォのDNAを受け継ぎつつ、ツインギターが織りなすHR/HMエッセンスも加え現代的なヘヴィネスで仕立て上げた、00年代版ヘヴィ・シンフォ名品。
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↓ツインギター特集・拡大版↓
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左右に配された2本のギターが時に美しくハモリ、時にお互いのリードをぶつけ合う。世界各国に生まれたツイン・リード・ギターの作品を定番からニッチ盤までピックアップ!
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丁寧に折り重なるようにメロディが交差するツイン・リード・ギターがトレード・マークのグループ。彼らの最高傑作である72年作。叙情性溢れる英国的なメロディも絶品。
4面開きペーパーケース仕様、SACD〜SHM仕様(SACD専用プレーヤーのみで再生可)、定価4286+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
フィル・ライノット率いる英ハード・ロック・グループ、76年作6th。アイルランド民謡をルーツとする哀愁溢れるメロディとハード・エッジかつキャッチーなアンサンブルというバンドの個性が確立した出世作。アンサンブルの要は、レスポール2本が絡むツイン・ギター。ヌケの良いドライヴ感いっぱいのリフ、ここぞで一気に盛り上がるメロディアスなツイン・リードともに魅力的です。バンドが一体となってエネルギッシュに疾走するキメのパートからキャッチーなコーラスへとなだれ込む瞬間が痺れる「Jailbreak」、期待感をあおるイントロから全編ツイン・ギターが躍動する「The Boys Are Back In Town」、雄大なギター・ハーモニーがアメリカへの憧れを感じさせる「Cowboy Song」などの代表曲を収録。数あるハード・ロック名盤の中でも指折りの一枚です。
旧規格、DIGITAL MASTERING、BURRN! ROCK LEGENDS CD、定価2800(税表記なし)
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
盤質:無傷/小傷
状態:良好
若干折れ・軽微なスレあり
ALLMAN BROTHERS BANDのローディー達によって結成されたグループ、76年作3rd。当時、サザン・ロック・ファンの間で大きく話題になったというのも納得の、南部臭漂う濃密なサウンドが魅力の彼ら。ベース兼ヴォーカルのJon Dan Pettyの粘り強い歌声とファンキーなブギが炸裂するサザン・チューンの数々が今も多くのコアなファンから支持され続けています。時に軽快なツイン・ギターと新加入のハモンドの音色が、カントリーやケイジャンを取り入れたアップテンポな曲調に絶妙にマッチしています。
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