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世界の「沁みる」SSWセレクション!

スタッフ佐藤です。

過剰に叙情的でセンチメンタルなサウンドなわけじゃないけれど、さりげなく鳴らされる一音一音がじんわりと胸に響いてくる、そんな素敵なSSW作品がメジャーマイナー問わず世界中に数多く存在します。

そんな「沁みる」SSW作品を各国からセレクトしてまいりましょう♪

直近のリイシューでは、60年代にリーダーバンドで一世を風靡したあの人が密かに残したフォーク・デュオ作が沁みる一枚でした。

【イギリス】SPENCER DAVIS & PETER JAMESON/IT’S BEEN SO LONG

あのSpencer Davisがリーダーグループ解散~再結成の狭間の時期に、こんな愛すべきフォーキー・デュオ作を残していたとは。穏やかに爪弾かれるアコギ、リリカルで控えめなピアノやヴァイオリン、2人の温かなハーモニーが沁みます…。

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イギリスならこの人も実に「沁みる」歌声してるんです♪

DAVID LEWIS/A COLLECTION OF SHORT DREAMS

ANDWELLAを率いた名SSWによる78年作3rdで、洗練されたAORタッチの中に土の香りがするスワンプ/フォークロックをブレンドした極上メロウ・スワンプ盤。

英国らしい憂いをたっぷり含んだメロディと歌声がたまんないなぁ。

それにしても凄い才能です…。

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ジャケからして沁みる、マイナー米SSW。とっておきの一枚です。

RON CORNELIUS/TIN LUCK

ディランとアル・クーパーを合わせたようなアーシーな弾き語りあり、ニール・ヤングばりの叙情的且つエッジのあるフォーク・ロックあり。

流麗さとブルージーさが絶妙にバランスした佳曲ぞろい。

マイナーだけどこの米SSW、沁みます。

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このカナダが誇る悲哀と退廃のSSWも、沁みる楽曲が多数。

ルイス・フューレイ/ルイス・フューレイ

カナダはケベック出身の名SSW。タンゴやワルツを絶妙に取り入れたスノッブかつデカダンな世界観は、ずばり「孤高」。ロキシー・ミュージックにも通じる奇抜さの中に、そこはかとなく悲哀が漂う楽曲がまた沁みるんですよね。

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どれを聴いても沁みるのがスペインはバスクの作品群。同地の独立にも貢献したという名SSWをピックアップ。

BENITO LERTXUNDI/ZUBEROA

バスク語の優しく素朴な歌声は不思議な懐かしさを感じさせます。スペイン北部バスク地方の自然情景をそのまま切り取ったかのような、美しくスピリチュアルなフォーク作品。

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北欧からは、アシッド・フォークの歌姫と言えるこのSSWをご紹介しましょう。

TURID/STARS AND ANGELS: SONGS 1971-75

スウェディッシュ・アシッド・フォークの歌姫といえば彼女。

その歌声には、壊れてしまいそうな危うさと、愛おしくなるようなか弱さが秘められているようです…

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南米はウルグアイにも大変に「沁みる」名SSWがいますよ~。

EDUARDO MATEO/MATEO SOLO BIEN SE LAME

素朴さの中に言い知れぬ憂いと郷愁を帯びたMateoの唄声、飾らないギター・ストロークと瑞々しく弾かれるアルペジオ、心地よく響くパーカッション。

ボサノヴァの様式を溶かし込んだフォーク・スタイルに、自国の伝統打楽器音楽であるカンドンベの要素も生かされています。

陽だまりのような温かさを感じさせる無垢な歌声と演奏に落涙を禁じ得ない、南米フォーク永遠の名作です。

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ROQUE NARVAJA/PRIMAVERA PARA UN VALLE DE LAGRIMAS

アルゼンチンの中でもなかなかマイナーなSSWですが、この歌心たっぷりのメロディと歌声はただ事ではありません。

温かみある声質を生かした、切なさの中にもほんのりポジティヴな歌声がとても人懐っこく耳に響きます。

ヘロヘロした笛の音なんかも、いかにも南米ぽくって素朴な味わいが素敵だなぁ~。

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最後はイスラエルから、同国の国民的SSWをピックアップ♪

ARIK EINSTEIN & YONI RECHTER/WHEN I WAS A KID

イスラエル・ロックの最高峰SSWと言えば彼。

自身による優雅なピアノをフィーチャーした弾き語り調ナンバーを中心に、SHESHETやKAVERETのメンバーも参加のバンド演奏も織り交ぜながら洒脱に聴かせるスタイルは、これぞイスラエル・ロックと言える気品がたっぷり。

低く落ち着いた声でたおやかに歌い上げるヘブライ語ヴォーカルがジェントル~。

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いかがだったでしょうか。
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    英サイケ・フォーク・ロックの至宝ANDWELLAS DREAM〜ANDWELLAを率いたSSWによる、78年リリースの3rdソロにして最終作。ソウルフルな女声コーラスやメロディアスに躍動するスライドギターをフィーチャーした軽快なAORナンバーの1曲目に始まり、持ち味のハスキーな憂いあるヴォーカルにグッとくるドラマチックなバラードの2曲目、そしてハモンドの音色もたまらないANDWELLA時代を彷彿させるスワンプ・チューンの3曲目!前作『FROM TIME TO TIME』でも聴かせた、洗練されたAORタッチの中に、土の香りがするスワンプ/フォーク・ロックを絶妙にブレンドしたサウンドを、本作でもたっぷりと楽しませてくれます。そんな中でも、5曲目「Whole Lotta Something」は特筆で、英国らしい影のあるメロディと切々としたヴォーカル、そして劇的な構成で聴かせる極上メロウ・スワンプに思わず涙が出そうになります。本作リリース後はライヴ活動やソングライターとしての活動にシフトしていく彼ですが、最終作というのが惜しまれる紛れもない大名盤。スワンプファンにもAORファンにも、これは自信を持ってオススメしたい逸品!

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  • EDUARDO MATEO / MATEO SOLO BIEN SE LAME

    ウルグアイを代表するSSW、72年発表ファースト・ソロ

    EL KINTOでの活動でも知られる、ウルグアイを代表するSSW。本作は、唄、アコギ、パーカッションというシンプルな素材をエンジニアが再構築して完成したという、彼のファースト・ソロ。72年発表。南米独特の憂いと郷愁を帯びたMateoの唄声、飾らないギター・ストロークと瑞々しく弾かれるアルペジオ、優しく響く朴訥としたパーカッション。MATEO Y TRASANTE名義の作品同様、心やすらぐ音空間を創り出す音響処理が、また素晴らしい塩梅。ウルグアイ・ボッサの系譜としても聴きつがれてほしい永遠の名作。

  • ARIK EINSTEIN & YONI RECHTER / WHEN I WAS A KID

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    イスラエル・ロックの象徴的グループKAVERATでの活躍も知られる同国屈指のSSW/ピアニストYoni Rechterが、60年代半ばより活動した伝説的SSWのArik Einsteinとの連名でリリースした89年作。クレジットを見るとすべての作曲とアレンジメントをYoni Rechterが行なっているようで、実質的に彼のソロ作と言って良さそうです。フルートにSHESHETのShem-Tov Levi、ギターにCHURCHILL’S〜KAVERETのYitzhak Klepterら盟友が参加。自身による気品たっぷりに転がる優雅なピアノをフィーチャーした弾き語り調ナンバーを中心に、バンド演奏も織り交ぜながら洒脱に聴かせるスタイルは、これぞイスラエル・ロック。ジャジーにもクラシカルにもコロコロと調子を変える自在なピアノと、温かみをもって語り掛けるような優しいヘブライ語ヴォーカル、それを支えるように随所で軽やかに舞い上がるフルート&柔らかなトーンでメロディアスにフレーズを紡ぐギター。時折ビッグ・バンド風の派手な音も飛び出して、たおやかな佇まいにも華やかさを添えていて素晴らしい。イスラエル随一のSSWによる隠れた秀作です!

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