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カケレコスタッフの日々是ロック2/10:フォーキーな哀愁を秘めた各国プログレを探求☆

スタッフ佐藤です。

全国的に同様だとは思いますが、カケレコ事務所がある埼玉の寄居も、2月に入って一段と冷え込んできております。
例年に比べ暖冬だとは言え、1年で最も気温が下がるこの時期はやはり寒さが身にこたえますね。

そんな時は、フォーキーな哀愁を含んだプログレ作品が良い感じでじんわりと心身を温めてくれる気がします。

カケレコ在庫を見てみると、各国のフォーキーなプログレ作品が揃っていましたので、ご紹介したいと思います!

ANTHONY PHILLIPS/GEESE AND THE GHOST

フォーキーなプログレの代表的アーティストと言えば彼ではないでしょうか。この繊細で格調高いアコギ、英国の気品をそのまま音にしたかのようなロマンとファンタジーがいっぱいに詰まった名品ですよね。優美な調べだけでなく、英フォーク/トラッド特有のピリッとした荘厳さもあって全く飽きさせません。

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ストローブス/魔女の森から

こちらもプログレとフォークを繋ぐグループですね。哀愁を帯びたアコースティックな英国フォーク・アンサンブルに切り込む、リック・ウエイクマンの華麗なキーボードが素晴らしい!これぞプログレッシブ・フォークの傑作。

CONTINUUM/CONTINUUM

クラシック・ギターが荘厳なバッハの旋律を奏でたかと思えばウッド・ベースやフルートを交えてジャジーな展開に雪崩れ込んだり、アヴァンギャルドな弦楽パートが挿入されたり。この英国プログレッシヴ・フォーク、マイナーだけど驚くほどにハイレベル。

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ZAKARRIAS/ZAKARRIAS

只者ではなさそうなジャケ写の通り、一筋縄ではいかないプログレッシヴ・フォークを聴かせる唯一作。アコギをかき鳴らすフォーキーなサウンドを基本としながらも、ベースが唸る強烈なヘヴィ・プログレが炸裂したりとインパクト絶大!

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CELESTE/CELESTE

アコギを基調としたたおやかな演奏がベースながら、その上を覆うメロトロン、シンセ、フルートなどによる壮大な幻想美が圧倒的。中世ヨーロッパから神話的世界観へとどこまでもイマジナティヴに広がっていくサウンドが素晴らしすぎます。

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ALAIN MARKUSFELD/LE SON TOMBE DU CIEL

ヴィブラフォンやエレピが静謐に鳴るアート・ロックに、ジミヘン彷彿の奔放かつスリルあるギターが豪快に乗っかるこの1曲目、ずばり名曲!繊細なフォーク・ロック・ナンバーも素敵だし、マイナーな人だけど才能は素晴らしいなぁ。MAGMAで知られるローラン・チボーも参加の71年作。

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HARMONIUM/EN TOURNEE

メロトロンを使用したシンフォニックなフォーキー・プログレが持ち味のケベック産グループ。ライヴでもその詩情豊かで繊細なアンサンブルは変わらず胸を打ちます。

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SUI GENERIS/PEQUENAS ANECDOTAS SOBRE LAS INSTITUCIONES

例えるなら、サイモン&ガーファンクルがクリムゾンの1stに影響されて、バンド編成になっていきなりプログレ作品を発表した感じ!?天才チャーリー・ガルシアの才能が一気に開花したアルゼンチン産プログレ屈指の大傑作。

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MIGUEL ABUELO & NADA/NADA

アルゼンチンのSSWが亡命先のフランスのみでリリースした73年作。アシッド・フォークとハード・ロックが渾然一体となった中に、サイケやチェンバーの要素までも放り込んだ、万華鏡のような音世界を繰り広げるドラマチックな名作!

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EL CONGRESO(CONGRESO)/CONGRESO

ケーナ、ロンダドール、タルカ…。アンデス地方の笛楽器が彩る、魅惑のフォルクローレ・ロックを聴かせます。と思ったら管弦が優美に交差する格調高いチェンバー・ロック展開も挿入されて、これは一筋縄ではいかない好バンド!

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  • CELESTE / CELESTE

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    単発ながら素晴らしい作品を残したイタリアのプログレッシブ・ロックグループの76年唯一作。ゲスト・プレイヤーにPICCHIO DAL POZZO のAldo De Scalziを迎えて製作され、メロトロンの名盤としても知られるその内容は、ファンタジックなフォーク・ロック風の牧歌性が素晴らしい優美なサウンド。フルートやヴァイオリン、ギターが彩るフォーキーな音楽性を基本にメロトロンやアナログ・シンセサイザーが神秘的な広がりを加味しています。ほとんどリズム・セクションを廃した作風とシンセサイザー・サウンドの効果もあって、ジャーマン・ロックなどにも通じる浮世離れした浮遊感を持っていることが個性的ですが、やはり優美なメロディーには確かなイタリア叙情を感じます。

  • STRAWBS / FROM THE WITCHWOOD

    英プログレッシヴ・フォークの名バンド、正式加入したリック・ウェイクマンによるクラシカルなプログレ要素が特徴の71年作

    Dave CousinsとTony Hopperを中心に結成され60年代末期にデビュー。YESに加入しブレイクする以前のRick Wakemanが参加していたことでも知られているイギリスのプログレッシブ・フォーク・ロックバンドの71年4th。ライブ作となった前作からRick Wakemanが参加、日本デビュー盤ともなった本作は、ダルシマーやシタールなどの楽器の登用により、彼らの作品中最も宗教色に彩られた質感を放ちます。またRick Wakemanの加入によってそれまでのトラッド・フォーク系の音楽性、そしてアコースティックな質感にプログレッシブ・ロック然としたクラシカルなダイナミズムが現れています。

    • UICY9298

      廃盤、紙ジャケット仕様、ボーナス・トラック1曲、98年マスター採用、定価2141

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯中央部分に色褪せあり

  • ZAKARRIAS / ZAKARRIAS

    ジャケのイメージ通り一筋縄ではいかないプログレッシヴ・フォーク、71年唯一作

    71年にDERAMから発表された、謎のシンガー/マルチ・ミュージシャン唯一のアルバム。その正体はオーストリア出身のSSW、Robert Haumerで、QUATERMASSのkey奏者Peter RobinsonやHENRY COWなどで知られる管楽奏者Geoff Leighらが参加して制作されています。ヘヴィに唸りをあげるベースが印象的なハード・ロック調の楽曲で始まったかと思えば、繊細なアコースティック・ギターとフルートが美しい内省的な楽曲もあるなど、なかなか一筋縄ではいかないアルバムです。ベースにあるのはアコースティックを基調とするフォーキーなサウンドながら、緊張感漂う空気はプログレッシヴ・ロック・ファンを唸らせるものでしょう。

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