2019年12月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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スタッフ佐藤です。
今日探求するのは、麗しの女性ヴォーカルを擁する各国のプログレッシヴ・フォーク作品。
冬の乾いた空気に格調高く響くような作品を取り上げてみたいと思います☆
哀愁溢れるフォークをベースに、リリカルなフルートや流麗なストリングス・シンセが絡む神秘的なサウンドが聴き所。シンフォニックなアレンジも素晴らしく、フォーク・ファンだけでなく、シンフォ・ファンにも聴いて欲しい作品です。
ジャーマン・プログレッシヴ・フォークの名作。Annie Haslamを想起させるソプラノボーカルを擁し、ドイツロマン派を強く意識した深みのある音像と気だるげなデカダンスを感じさせるサウンドは唯一無二。
陰気なメロウ・キャンドルって感じ・・・?あ、もちろん褒め言葉ですよ!ジャーマンらしい翳りを帯びた幻想的なフォーキー・プログレ・サウンドが素晴らしい逸品☆
トラッドをベースに、東洋的エキゾチズムや透明感ある神秘性などを加えたプログレッシヴ・フォーク。渋みある男性ヴォーカル、高音が美しい女性ヴォーカルという対照的な2人が楽曲に彩りを与える楽曲の数々は、得も言われぬ美しさを湛えます。
77年フランスに産み落とされた、あまりにも美しいプログレッシブ・フォーク!古楽器やダルシマーの調べにのせて、夢幻世界が広がります。
ケイト・ブッシュを思わせる無垢なヴォーカル、アコースティック・トラッド&デジタル音響が交差するプログレッシヴなアレンジ。美しくも不思議な音世界に聴き手を誘う、英国女性SSWによる鮮烈なデビュー作!
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ドイツらしい深みを持ったフォーク・ロック調のサウンドを紡ぎ、専任ヴィオラ奏者を擁するという個性的なバンド編成から素晴らしいシンフォニック・ロックを生み出したグループの72年作。儚げな女性ボーカルをフューチャーした田園調のフォークサウンドからアコースティックな質感で聴かせ、消え入りそうなメロトロンの上で叙情的なフルートが鳴れば、まさにゲルマンの森から聴こえてくる極上のシンフォニック・ロックの世界。レーベルメイトのBROSELMASCHINEからPeter BurschとMike Hellbachがシタール、タブラで参加し、オリエンタルな色彩も加味。浮遊感を感じさせる内省的なサウンドを作り上げています。
Annie Haslamを想起させるソプラノボーカルBeate Krauseを擁し、ドイツロマン派を強く意識した深みのある音像と気だるげなデカダンスを感じさせるフォーク・ロックグループの78年作。バンド名が表すとおり、牧歌的で飾り気のないフォーク・ロックサウンドが根底にはあるものの、そこにジャーマン・ロックならではの奥深さと内省的な表情、そして適度なサイケデリアが絶妙に内包されており、隠し味で使われているシンセサイザーもジャーマン・エレクトロ的なメディテーショナルなサウンド。同郷EMTIDIにも通じる、牧歌的でありながらも決して生命的にならない、どこか浮世離れした味のあるサウンドを作り上げています。
フランスの女性アシッド・トラッドフォークミュージシャンによる、Ballon Noirレーベルからリリースされた77年作。つぶやくような品のあるボーカル・ナンバーを中心に収録されたそのサウンドは、ハーディー・ガーディーやダルシマーなどのトラディショナルな楽器や、サイケデリックな質感ただようパーカッション類、そして浮遊感溢れる音像処理などのアヴァンギャルドな実験色も織り交ぜた個性的なものであり、クラシカルで崇高な音楽性とどこか浮世離れした不思議な酩酊感の対比が素晴らしい名盤となっています。
ウェールズ出身のフォーク・グループ。81年作の2nd。名作1stに勝るとも劣らないプログレッシヴ・フォークの名作。アコギ弾き語りによる哀愁溢れるフォークをベースに、リリカルなフルートや流麗なストリングス・シンセが絡む神秘的なサウンドが聴き所。「Symffoni Lawen」はシンフォニックなアレンジが特に素晴らしく、フォーク・ファンだけでなく、シンフォ・ファンにも聴いて欲しい素晴らしい名曲。おすすめですスリップケース付き仕様。
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