2012年5月2日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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こんにちは、カケレコ店長の田中です。
イタリアン・プログレッシヴ・フェスティヴァルの興奮冷めやらぬところで、イタリアン・ロックを特集してまいりましょう。
イ・プーとレ・オルメが出演した2日目のライヴ・レポートはこちら!
http://kakereco.com/blog/?p=4136
先週のライヴは盛り上がったでしょうね!艶やかな弦楽器によるクラシックの格調高さと、アグレッシヴなギターと荒れ狂うフルートによるロック的ダイナミズムとが見事に融合したイタリアン・ロック史上に残る傑作ですね!
来日したイ・プーの現メンバーのレッドがその前に在籍していたグループ!
こちらは土曜日に登場したレ・オルメ。EL&Pをヒントに、バロック音楽をロック化した狂おしくも気品に満ちたイタリアン・キーボード・ロック屈指の傑作ですね。
こちらは日曜日に登場!あの77年作はもちろん伊シンフォ屈指の傑作ですが、この2012年の奇跡の復活作もシンフォ・ファン悶絶の傑作ですよね。この日に行こうと思ったら売り切れだった・・・。残念。
残念ながら病気のため来日中止になってしまいましたが、次回はきっと!フォルムラ・トレ~イル・ヴォーロを率いた名ギタリストでありコンポーザーですね!このソロ作、物憂いヴォーカルと表情豊かなアコギが胸に迫る名作ですね!
ここまで出演バンドをピックアップしてまいりました。
ここからは、大物グループの名作にも比肩するマイナーながらイタリアらしいメロディが堪能できる作品をピックアップいたします。
P.F.M.『幻の映像』からの影響が色濃いサウンド!初期P.F.M.のファンは必ずやグッとくるでしょう!キーボードや、フルート、オーボエなどの管弦楽器による重厚なサウンドとイタリアらしい情熱的なヴォーカルが胸を打つ名作!
アヴァンギャルドやジャズ・ロックのグループも生で見てみたいですね!
イタリアからのハットフィールド&ザ・ノースやヘンリー・カウへの回答!
イタリアからのブランドXへの挑戦、って感じ? 圧倒的にしなやかでテクニカル!
フリオ・キリコがアルティ・エ・メスティエリの前に在籍していたグループですね。EL&Pもたぶんたじろいじゃうほどのテクニックで疾走する伊キーボード・トリオ名作!
次回は新鋭グループも是非、読んで欲しいっ!ということで、注目の伊新鋭グループをピックアップ!
90年代以降の最重要ミュージシャン&コンポーザーと言える、FABIO ZUFFANTI。彼が率いるHOSTSONATENは70年代の大物グループに並び立つグループと言えますね。艶やかな美麗アンサンブルとヘヴィーに展開する荘厳なアンサンブルによる圧倒的なダイナミズムで描かれるロック・シンフォニーにただただ唖然・・。
ムゼオやイル・バレットなどのヘヴィ・シンフォが好き?でしたら、この新鋭を是非。手数多く疾走するリズム、畳みかけるヘヴィなギター、そしてメロトロンの洪水!アコギ・パートではイタリアらしい「詩情」も!
初期ジェネシスに眩惑されたイタリアの新鋭。2010年作がもう圧倒的な幻想性で畳みかける名作なのです。
これはバンコじゃないのか!? イタリアン・プログレ新鋭による圧巻の08年デビュー作! このダイナミズムと劇的さは、P.F.M.やBANCOそのもの。
イタリアン・ロックを英米ロックに対する辺境としてとらえるのではなく、西洋音楽の中心地イタリアで生まれたもうひとつのロック・メインストリームとして捉えてみると?
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