イタリアン・プログレッシブ・ロックの名盤を生み出したFESTA MOBILEを母体にして結成されたジャズ・ロックグループの78年2nd。前作よりもシンセサイザーを使用したきらびやかな路線へとシフトしたことにより、垢抜けた印象を持つ作品であり、時代性もあってかクロスオーバー・フュージョン色も加味。また、アフリカン・パーカッションやコンガ、ビリンバウなどを演奏するパーカッション奏者の新加入があり、全体的に技巧主義からリズミカルなグルーヴ主義への移行が見受けられます。いぶし銀のジャズ・ロックという趣だった前作とはまた違った魅力を持つ作品です。
10ccやコックニー・レベル作品への参加で知られるキーボード奏者、プログレッシヴかつ叙情性溢れるキーボード・プログレの大傑作!
1,200円(税込1,320円)
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FESTA MOBILEの後身バンド2nd(5 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
78年2nd。
1stの流れを汲むテクニカルなジャズロックサウンドはこのアルバムでも
健在ですが、時代性もあってか、よりクロスオーバーな雰囲気が強くなった
かなという2nd。
そして1stのメンバーに加えて2人のパーカッション奏者がサポート、しかも
アゴゴベル、ビリンバウやアフリカンまでかなり多種なパーカッションが
彩りを添えており、ちょっとしたお祭り状態。
楽曲自体は1stのようなオシャレなジャズロックそのまま。
やはり素晴らしいアルバムだと思います。
名イタリアン・ジャズ・ロックバンド(2 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
演奏に切れがあって非常に整合感があります。よほど腕の達者なメンバーが揃っていなければできない技です。まァ、AREAやARTI E MESTIERIと比べるとずいぶん小ぢんまりしたスケールのようにも思えますが、ここまで演奏がよくて聴かせる内容であれば立派な個性でしょう。
「謎の発光みかん」には勝てんな。(1 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
昔むかーし、「海岸の首だけ人形」「髑髏生け花」「砂丘の赤玉」「びっくりマーク」
といった薄気味悪いジャケのアナログを生活費削って買いあさったものです。
一応「Garden Shed」の3分の一くらいの値なら手が届いた、というかホントイノチ削って買いました
(ま、吉野家の牛丼40杯までが許容範囲でしたね)。
女房に「怪奇大作戦みたい」と罵られても、これだけはやめられないし、
自分のライフ・ワークだと今でも使命感に燃えております(バカですかね笑)
そんな不気味なジャケ買いの中、明大前の某ショップで光るみかんのジャケのLPに出会いました。
値段は「Garden Shed」の5分の1、試聴させてもらったら1曲目からW.Key.の攻めっぱなしの強烈なジャズ・ロック。
間違いなくETNA、 AGORAよりカッコいいと思い愛聴盤のひとつとなりました。
いつもウルトラQみたいなジャケばっか聴いてたので新鮮に思えたのかもしれませんが。
出身が静岡だもんで「みかん」に魅了されたのだと思います。
さて前置きはこんくらいで、この2ndですが、1st期待するとこけます!
期待した私が悪いんですが、まったく別のバンド、例えばPekkaの名曲「Risto」あたりに近いかな?
ペッカ・ポージョラは大好きですから複雑な気分です。
このバンドの2ndと考えなければ傑作ですね。
でもあとひとつ言わせてもらえば収録時間が30分強はないよな。お蔵入りじゃないんでしょ?
悔しかったから1stと本作の2in1でCDRに焼いて聴いてます(笑)。
プログレの後輩にもコピーしてあげました。1st 1曲目、やっぱり凄いなぁ・・・。