2019年9月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ増田です。
複雑でテクニカルに畳みかけたかと思えば急にガラッと曲調が変わったり、強靭なようでどこかおかしみがあったり。英国のジェントル・ジャイアントしかり米国のザッパしかり、ひねくれたユーモア・センスを発揮して聴き手を惑わせるプログレは非常に魅力的ですよね。
本日はそんな毒気やちょっぴりサディスティックな嗜好を持つ一押しのジャズ・ロック&チェンバー・ロックをセレクトしてみました。
まずはこちらのフランス新鋭ジャズ・ロック・グループ。GONGの柔軟性とクリムゾンの強靭さ、COLOSSEUMの叙情性が一体となり、さらに掴みどころなく展開を変えながら駆け抜けるアンサンブルが痛快!疾走感の中に毒気が散りばめられたユニークな逸品です!
このMVからしてふざけまくり!イタリアはボローニャ出身の個性派ジャズ・ロック・トリオ。ギター/キーボード/ドラムが互いに譲らずハイテンションにぶつかり合う、勢い重視のエネルギッシュな演奏に圧倒されっぱなし!
これはグレイトです!ハットフィールドやナショナル・ヘルス、それからザッパの遺伝子を濃厚に受け継いだ、緻密にしてアヴァンギャルドなジャズ・ロックはもう驚きの完成度。なんと日本のバンドによる19年デビュー作!?
ヨーロピアンな気品とエキゾチックな熱情を混ぜ込みながら、しなやかに疾走するチェンバー・ジャズ・ロックが素晴らしい!ザッパからの影響を公言する通り、ラテンやヒップホップなどを柔軟に行き来する音楽性も特筆。これは注目のグループですよ~。
まるでKING CRIMSONにHENRY COW、それからザッパをごった煮にしたみたい!?緊張感みなぎるスリリングなアンサンブルの中にストレンジなポップさが散りばめられた、恐るべき英新鋭アヴァン/チェンバー・ポップ・バンド!
カンタベリー・ロックに通ずるふくよかな管楽器アンサンブルと、クリムゾンを思わせる強靭なギター&ベースのコントラストがたまらない。スリリングさとユーモラスな暖かみが混ざり合った米テキサス産チェンバー・ジャズ・ロック!
最後はコチラ。一言で言うと、ヌーヴォメタル期クリムゾンの強靭さとGGのテクニカルさとサムラの諧謔趣味を掛け合わせてジョン・アンダーソンがヴォーカルを取ったらって感じ!?ジェットコースターの如き怒涛の展開に翻弄されっぱなしの米国新鋭テクニカル・サイケ・プログレ!
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