2019年8月29日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: プログレ
こんにちは。スタッフ増田です。
大雨の被害に遭われた九州地方の皆様、ご無事でしょうか。なんだか令和に入ってからというもの心落ち着かぬ出来事が多いですね。
そんな中ではありますが、音楽を愛する皆様にカケレコを通して少しでもワクワクを感じて頂ければ幸いです。
さて今日のテーマは「EL&P好きにおすすめの荘厳なキーボード・プログレ」!まずは本家EL&Pのアルバムからどうぞ。
キース・エマーソン、グレッグ・レイク、カール・パーマーという卓越したミュージシャンが揃った英プログレ界のスーパー・トリオ。後の作品に比べると荒削りながら、バンド結成最初期の勢いを感じさせる記念すべきデビュー作です!
EL&Pに並ぶキーボード・トリオといえばオランダのTRACE!バロッキーなオルガンが炸裂するアグレッシヴな楽曲は、これぞクラシカル・プログレ!
ローマ法王の御前で演奏した初めてのロック・バンドをご存位?さながらEL&P『タルカス』 meets ヴァヴァルディ『四季』と言えちゃいそうなキーボード・ロック名盤。
こちらはスウェーデンのキース・エマーソンと異名を取るキーボード奏者Par Lindhによるプロジェクト。クラシカルなチャーチ・オルガンを中心に、メロトロン、管弦楽器、混戦合唱がこれでもかと押し寄せるサウンドはただただ荘厳&ダイナミック。
東欧のキース・エマーソン、MARIAN VARGAが率いるCOLLEGIUM MUSICUMも要チェック!彼の集大成と言える77年の最高傑作。東欧を代表するというだけでなく、ユーロ・ロック史に残る傑作ですね。
こちらは70年代にアルバムを残すことなく消滅したアメリカのマイナー・バンドなのですが、EL&P好きにはかなりおすすめ!「タルカス」並みに重厚な緊迫感漂うこのキーボード・プログレ・ナンバー、圧巻です!
そういえば、72年に『オオムカデ』をリリースしたイタリアのキーボード・トリオが今年26年ぶりの再復活作をリリースしました!往年と変わらぬ荘厳なハモンド&情熱的なヴォーカルに、ザクザク刻まれるモダンでヘヴィなギター。キーボード・プログレ好きやイタリアン・ヘヴィ・シンフォ好きは是非チェックしてみて下さいね。
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THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。1970年にリリースされたデビュー・アルバム『エマーソン・レイク・アンド・パーマー』は、バルトーク作曲のピアノ独奏曲「アレグロ・バルバロ」にパワフルなロック・アレンジを施した「未開人」で幕を開ける傑作。他にも、Greg Lakeのヴォーカルとクラシカルなピアノ、そしてジャジーなアンサンブルが美しく展開する「石をとれ」、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」とバッハの「フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812 第1曲 アルマンド」が合体した「ナイフ・エッジ」、Keith Emersonの才能にスポットが当たる組曲「運命の3人の女神」、Carl Palmerのダイナミックなドラミングを聴くことができる「タンク」、そしてモーグ・シンセサイザーの咆哮が鮮烈な印象を残すバラード「ラッキー・マン」と、デビュー・アルバムにして高い完成度を誇る傑作となっています。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ステッカー付仕様、定価2500
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、透明スリップケースが付き、スリップケースにスレあり
元EKSEPTIONのRick Van Der Linden率いるオランダのキーボード・トリオ。75年作2nd。クラシカルな美しさはそのままに、ロック的なダイナミズムを増した重厚なアンサンブルは驚異的な完成度。全プログレ・ファン必聴の傑作。Darryl Wayがゲスト参加。
70年代にLE ORMEなどと並んで、イタリアン・キーボード・ロックの名盤を生み出したジェノヴァ出身バンドの73年作2nd。その内容は脱獄劇「パピヨン」をコンセプトに製作された、前作同様スケールの大きなコンセプト・アルバムとなっています。キーボード・トリオ編成と言うことでやはりEL&Pからの影響が色濃く、オルガン、ピアノを中心に、ベートーベンの「悲愴」やヴァヴァルディの「四季」を取り入れたクラシカルなキーボード・ロックや、コンボスタイルのジャジーなサウンドまで堪能することが出来ます。さらにはオーケストラを大きく取り入れたアプローチも特筆すべきものであり、壮大なバラードにおける管弦セクションのクラシカルな彩り、室内楽風の弦楽奏、ソロを取るヴァイオリンなど、やはりシンフォニック・ロックとして一級品ですが、実は哀愁に溢れたボーカルのメロディーこそ彼らの一番の個性であり、インターリュードとしてたびたび登場する物悲しい歌メロをはじめ、イタリアならではのメロディーメイクのセンスが際立った作品とも言えます。
EDISONレーベル旧規格、解説元から無し、定価2920+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
帯ミシン目に沿って切れ、テープ補修跡、若干ケースツメ跡あり、小さいカビあり
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