2021年2月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: フォーク・ロック
こんにちは。今日は「クロスビー、スティルス&ナッシュばりの美しいコーラス・ハーモニーを聴かせるフォーク・ロック」をピックアップしてまいります。日に日に近づく春を感じながらお楽しみください!
まずはニッチなオールド・ロックを毎月リイシューしている韓国のBIG PINKレーベルの新譜から!
L.Aで結成、68年にデビューした米フォーク・ロック・デュオの7枚目となる75年作。相変わらず2人のハーモニーの美しさが光っています。
アルバムの最後に収録されているこの曲は、郷愁誘うメロディをストリングスやギターが程よく彩り、そこにのる温かみあるハーモニーが胸に染みわたる美しいバラードです。
ジャケで損してるよなあ…。中身は爽やかでちょっぴり憂いあるメロディ&ハーモニーが次々零れだす、CSNにも劣らぬルーラル・フォーク・ロックの名品なのに!
短命に終わったシカゴ出身のフォーク・ロック・グループ、70年唯一作。
こちらはオレゴン産フォーク・ロックの自主制作盤なのですが、驚くべきクオリティ!
ピュアなヴォーカルに、歌心あるリードギター。英国ヘロンのファンにも超オススメ!
この英国フォーク・ロックも良いですよ~。幻のネオン・レーベルのカタログの一つで、ジャケはキーフ!
米国西海岸のCSNやバーズとウィッシュボーン・アッシュが出会ったような、爽やかさと憂いが混ざり合った極上のサウンドを聴かせます。
こちらも英国から、CRESSIDAのKevin McCarthyやJONESYのBernard Hagley、FUZZY DUCKのPaul Francisらが結成したグループの72年作1st。
人脈からするとハード・ロックやプログレを想像しますが、内容は繊細で憂いあるメロディとコーラス・ワークが溢れ出る米憧憬フォーク・ロックの名品。
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少ないながらも名作の宝庫として愛されるネオン・レーベルのカタログの一つ、71年の唯一作。60年代末のサイケ・ポップの残り香とCSN&Yやバーズなどの米西海岸のフォーク・ロックへの憧憬とがブレンドされ、英国的な叙情性でラッピングされたメロディ・ライン、繊細なハイ・トーンが魅力のヴォーカル、そして、卓越した三声コーラス。エッジの立ったカッティングと流麗なアルペジオとメロウなオブリガードが織りなすツイン・ギターのリズムは、ウィッシュボーン・アッシュを彷彿させます。アコースティックなバラードは、アメリカのビッグ・スターも頭に浮かびました。ポップな中に英国的な哀愁がたっぷりつまった、これぞ英国フォーク・ロックと言える一品です。ジャケットはキーフ!
ドノヴァンのマネージャー、Ashley Kozakによって結成されたバンド、72年1st。BEE GEESのような爽やかなコーラスが全編に響き渡ってとても気持ちが良いです。アコースティック・ギターやピアノ、軽やかなドラムのアンサンブルで、CS&Nなどのウエストコースト・ロックに影響されたフォーク・ロック・サウンドを展開。2ndのようなビートリッシュなメロディは今作ではまだ聴けないものの、ほんのりと英国の陰影をにじませた米憧憬フォーク・ロックとしては申し分ない作品です。CRESSIDAのKevin McCarthy、JONESYのBernard Hagley、FUZZY DUCKのPaul Francisなどがメンバーです。
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