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AREA&ARTI E MESTIERI来日記念☆イタリアン・ジャズ・ロックの名盤をピックアップ!

今年5月に「JAZZ ROCK LEGENDS 2019」として来日が決定したイタリアン・ジャズ・ロックの巨頭、AREA&ARTI E MESTIERI。

その記念といたしまして、今回は彼らを筆頭にイタリアの優れたジャズ・ロック・グループ達をピックアップしてまいりましょう。

英国のSOFT MACHINEや米国のMAHAVISHNU ORCHESTRA等にも劣らぬ超絶技巧と、地中海地域特有のしなやかな叙情性を備えた珠玉のサウンドをお楽しみ下さい!

ARTI E MESTIERI/LIVE

まずはプログレッシブ・ロック界を代表する技巧派ドラマーFurio Chiricoと名キーボーディストBeppe Crovellaを擁する、イタリアを代表するジャズ・ロック・グループARTI E MESTIERI。

74年のデビュー作『TILT』でおなじみの彼らですが、その同年に録音されたこのライヴ盤もスタジオさながらの超絶技巧が炸裂していて見事!

スタジオ盤未収録曲「Comin Here To Get You」というのがあるんですが、これが名曲なんです。

AREA/ARE(A)ZIONE

続きましては強靭な声帯を誇る稀代のヴォーカリストDemetrio Stratosを中心に結成され、テクニカル且つアヴァンギャルドなジャズ・ロックを展開したグループ、AREA。

こちらも75年の名ライヴ盤をご紹介。強靭なギター&リズム隊にDemetrioの奇妙なスキャット、叙情性と狂気の狭間を行き来するかの如きキーボード。

ヒリヒリした緊張感の中でアグレッシヴに畳みかけるアンサンブルが格好良すぎっ!

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IL VOLO/IL VOLO

さあここからは数々のイタリアン・ジャズ・ロック名盤をご紹介してまいりましょう。

まずはフォルムラ・トレのA.ラディウスとG.ロレンツィが腕利きスタジオミュージシャンらと結成したイタリアンロック史上のスーパーグループ、74年作。

ジャズロック、シンフォ、フォークが混在したサウンドを、テクニカルかつしなやかな演奏でエモーショナルに紡ぐセンスは超一級!

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FESTA MOBILE/DIARIO DI VIAGGIO DELLA FESTA MOBILE

IL BARICENTROの前身バンドによる73年唯一作。

ダイナミックな技巧派ピアノが舞い飛び、哀愁あるヴォーカルが歌う、極上イタリアン・ジャズ・ロック!

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P.F.M/JET LAG

EL&Pのマンティコア・レーベルからワールド・デビューしたイタリア屈指のプログレ・バンドと言えばP.F.M。

初期は叙情的なシンフォ寄りの作風を聴かせていた彼らですが、この77年作では当時隆盛を極めていたフュージョンへと接近したサウンドを聴かせています。

Mauro Paganiの後任ヴァイオリニストGregory Blochによる緩急自在のプレイも聴きどころの、ラテン・フレイヴァー溢れる好盤!

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ニュー・トロルス/テンピ・ディスパリ

荘厳なクラシックを取り入れた作風で知られるNEW TROLLSも実はジャズ・ロックに接近したアルバムをリリースしていたんです。

『ATOMIC SYSTEM』リリース後の74年ライヴを収録した本作ですが、これがSOFT MACHINEやNUCLEUSにも劣らぬシャープでテクニカルなジャズ・ロックを聴かせる「唯一のジャズ・ロック期NEW TROLLS」。

なおかつエッジの効いた攻撃的なギターが炸裂したり、途中でConcerto Grossoのフレーズも飛び出すなど、彼ららしさもたっぷり残したユニークな一枚となっています。

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NOVA/BLINK

元OSANNAのメンバーにより結成された伊ジャズ・ロック・グループなのですが、ずばりイタリアからのリターン・トゥ・フォーエヴァーやマハヴィシュヌへの返答!?

ギターやエレピが超絶技巧で畳みかけるクロスオーヴァーを土台に、イタリアらしいむせかえるような熱情も加えたサウンドのテンションたるや!

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DEDALUS/DEDALUS

ソフト・マシーンが好き? なら、このイタリアン・ジャズ・ロックは悶絶しちゃうはず!

テクニカルでシャープ、かつアヴァンギャルドに通ずるフリーフォームなど実験性もふんだんに散りばめられた73年デビュー作。

PERIGEO/ABBIAMO TUTTI UN BLUES DA PIANGERE

イタリアのソフト・マシーンと言えるグループならこちらもオススメ。

英国的な淡い叙情性とイタリアらしい熱情が混ざり合った上質なジャズ・ロック盤。

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GIALMA 3/RAIN’S DREAM

最後はちょっぴりマイナーなこの76年作で締めくくりましょう。

ムーディーで南国的な旋律を紡ぎつつ、ちょっぴり湿っぽく暗めのサウンド。まるで60年代のイタリア映画を観てるみたい?

洗練された本格派ジャズ・ロック/フュージョンが楽しめる逸品です。

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