2018年6月6日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
1980年に『COLOSSAL YOUTH』を唯一リリースした英国の3人グループ、YOUNG MARBLE GIANTS。その素朴でミニマムなポップスは、一度はまると抜け出せない魅力を持っています。
今回は、YOUNG MARBLE GIANTSのような雰囲気を持つ楽曲を集めてみました!
プログレ・オールドロック専門店のカケレコとして、少し趣向が違ってしまうかと思いますが、ご容赦くださいませ!
それではまず一曲。
♪YOUNG MARBLE GIANTS / SEARCHING FOR MR RIGHT
この隙間だらけのサウンド、ちょっと素人っぽいアリソン・スタットンのボーカルが、本当に良いです。
男女ヴォーカルの4人組ブリティッシュ・フォーク・バンド、ファラウェイ・フォーク、75年の作品です。
気の置けない仲間でリラックスして演奏しているような、素朴なサウンドがとても可愛げです。
この曲のギターの感じが、妙に軽やかで80年代的なのです。不思議!
英国のフォーク・バンド、70年2nd。
3人のミニマムなアンサンブルが隙間だらけで、ジャグのボコボコな音がたまらぬユニークさです。
英国プログレを代表するバンドの一つ、カーヴド・エア。
プログレ界ではお馴染みのこのバンドですが、ファーストアルバムに、とっても素朴で可愛げな曲があるんです!
ドラムのポクポクした感じが、何て素敵なんでしょう!
エモーショナルなボーカルが持ち味のソーニャ・クリスティーナも、この曲ではとてもリラックスして歌っています。合間のヴァイオリンが美しいですね!
英国の5人組フォーク・ロック・バンドが81年にプライヴェート・プレスで残した唯一作。
ニキ・ド・サンファルみたいな(?)ジャケが印象的です!
簡素なギターと素人系ボーカル、田舎の鳥みたいにピロピロ鳴るフルートが、妙に心地よいポップスを作り出しています!
英フォーク・ロック、バンドの中心人物、マンディ・モートンが結成したバンドの83年作です。
サンディー・デニーに憧れ続け、フォーク・ロックの良作をいくつも出しているマンディ・モートンにも、こんなに可愛らしいポップスがあるんですね~
シュワシュワとしたシンセがいい味出してます!
英国出身、15年にデビューしたプログレ・グループによる17年作2nd。
古き良き牧歌的カンタベリー・テイストがモダンなポップセンスによって昇華され、優しげで爽やか、それでいて幻想的なサウンドを生み出しています。
柔らかい男女ボーカルと、一筋縄ではいかないねじれたポップセンスがたまらない味を出していますね!
米国のアシッド・フォーク・クイーン、リンダ・パーハクス。
1Stアルバムから44年ぶりに届けられた、アンビエント・アシッド・フォークな2nd。
(曲が途中で切れてしまっています。ご了承ください・・・)
この「Immunity」という曲、単調なビートと囁くようなリンダのボーカルが、何とも洒落たミニマム・ポップスです!
ちなみに、休みの日にこのアルバムをかけながら風呂に入って目を閉じると、森林の中で檜風呂に入っているような最高~にリラックスした状態になります。
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英国の2組の夫婦によるグループ、75年作。控えめにかき鳴らされるアコギにエレキがファジーに絡んだところで、フルートがふわりと加わっていき、素朴な男女ボーカルが宙を漂います。耳に心地よいのですが、ミニマムなギターワークがトラッド調のメロディーに少し尖ったポップさを加えており、独特の味わいを醸し出しています。トゥリーズやスティーライ・スパンをもっと軽やかに、ポップにした感じです。A面は自作曲、B面はトラッドのカバー。
英国出身、女性ヴォーカルSonja KristinaとヴァイオリニストDarryl Wayを擁するロック・グループによる70年作1st。ロックに弦楽器であるヴァイオリンを全面的に採用した初めてのグループ。本作は初期に残した3枚の中で最もヴァイオリンが活躍、クラシカル・ロック度が高い内容です。オープニング曲「It Happened Today」は焦燥感を掻き立てるギター・リフに妖しくも艶やかな女性ヴォーカルが映えるパワフルな導入から、一転清楚なヴァイオリン・パートへと変貌するドラマティックなナンバー。「Vivaldi」では超絶テクを披露するクラシカルなヴァイオリンが時に優雅に、時にノイジーに弾きまくり、目まぐるしく表情を変えるスリリングなインストゥルメンタルを展開。上記2曲を始め「完全に溶け合わないからこそ」の破天荒なクラシカル・ロックが楽しめる楽曲が目白押しです。初期衝動がこれでもか、と伝わるインパクト抜群の一枚。
JohnとShirleyのTurk夫妻を中心とする男2女2の4人組ブリティッシュ・フォーク・バンド。70年のライヴ・アルバムに続き72年にリリースされた1stスタジオ・アルバム。躍動感のあるドラムとよく動くメロディアスなベースによるリズムをバックに、アコギやマンドリンがメロディアスなアルペジオやリードを奏で、グロッケンシュピールやリコーダーが陽光のようなキラメキを添えるアンサンブルが印象的。清楚な女性ヴォーカルと誠実さが伝わるバリトン・ヴォイスの男性ヴォーカルによるハーモーニーもいい感じです。メロウ・キャンドルのフォーク・ロックな曲やトレイダー・ホーンあたりが好きなら気にいるはず。明朗なサウンドが心地いい快作です。
英国の2組の夫婦によるグループ、75年作。控えめにかき鳴らされるアコギにエレキがファジーに絡んだところで、フルートがふわりと加わっていき、素朴な男女ボーカルが宙を漂います。耳に心地よいのですが、ミニマムなギターワークがトラッド調のメロディーに少し尖ったポップさを加えており、独特の味わいを醸し出しています。トゥリーズやスティーライ・スパンをもっと軽やかに、ポップにした感じです。A面は自作曲、B面はトラッドのカバー。
英国ロックの歴史に燦然と輝くグループ。22年ぶりとなる08年ニュー・アルバム奇跡のリリース。妖艶なる歌姫ソーニャ・クリスティーナと天才ヴァイオリニスト「ダリル・ウェイ」を中心とした3人のオリジナル・メンバーによってあの名曲が今ここに甦る、究極のリ・レコーディング・アルバム。
英国出身、女性ヴォーカルSonja KristinaとヴァイオリニストDarryl Wayを擁するロック・グループによる70年作1st。ロックに弦楽器であるヴァイオリンを全面的に採用した初めてのグループ。本作は初期に残した3枚の中で最もヴァイオリンが活躍、クラシカル・ロック度が高い内容です。オープニング曲「It Happened Today」は焦燥感を掻き立てるギター・リフに妖しくも艶やかな女性ヴォーカルが映えるパワフルな導入から、一転清楚なヴァイオリン・パートへと変貌するドラマティックなナンバー。「Vivaldi」では超絶テクを披露するクラシカルなヴァイオリンが時に優雅に、時にノイジーに弾きまくり、目まぐるしく表情を変えるスリリングなインストゥルメンタルを展開。上記2曲を始め「完全に溶け合わないからこそ」の破天荒なクラシカル・ロックが楽しめる楽曲が目白押しです。初期衝動がこれでもか、と伝わるインパクト抜群の一枚。
RENAISSANCEと共に、女性ボーカルがフロントを務めるプログレッシブ・ロックバンドの代表格であり、紅一点Sonja Kristinaのパワフルな歌声とDarryl Wayのヴァイオリンをクラシカル且つソフトなサイケデリアで包んだイギリスのグループによる72年3rd。グループの名曲「マリー・アントワネット」や「オーバー・アンド・アバーブ」を収録した最高傑作と名高い本作は、これまでのCURVED AIRの集大成といえるバラエティーに富んだ作風となっており、Sonja Kristinaの魅力が詰まったメロディアスな楽曲からFrancis Monkmanの趣向を感じる実験色、Darryl Wayのクラシカルな彩りが渾然一体となって迫る名盤です。本作を最後にグループは事実上解散し、Darryl Way、Francis Monkman不在のまま後に再編されます。
デジパック仕様、CD+DVDの2枚組、ボーナス・トラック3曲、DVDはNTSC方式、リージョンフリー、定価3600+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
女性ボーカリストSonja Kristina、名ヴァイオリン奏者Darryl Wayを擁したイギリスのプログレ・バンド、74年のイギリス公演を収録した75年ライブ作。その内容は彼らの代表曲が贅沢に並べられた、プログレ史に残る名ライブ盤となっています。スタジオ作では非常に繊細で丁寧に音を紡いでいくグループであり、スタジオバンドのような印象のある彼らですが、本ライブ盤で聴けるのはSonja Kristinaのヒステリックなほどにパワフルな歌声、Darryl Wayの鋭い切れ味とドライブ感のあるヴァイオリン、そしてバンド陣全体の一糸乱れぬテクニカルなプレイの応酬です。やはりスタジオ作とのギャップに驚いてしまいますが、ワイルドで骨のあるバンドの本来の姿が記録された名盤と言えます。
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