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現ポーランド屈指の人気プログレ・グループ LOONYPARK特集!

素晴らしいグループが続々と登場している2000年代以降のポーランド・プログレ・シーンでも、実力・人気ともに最高峰と言える要注目バンドLOONYPARKを取り上げたいと思います。

LOONYPARKの中心人物は、キーボード奏者でありソングライターのKrzysztof Lepiarczyk。幼少期からピアノの本格的な教育を受け、アコーディオンやフレンチ・ホルンもこなす才人。影響を受けたバンドとしては、QUEENGENESISをあげています。

NEMEZIS、LIQUID SHADOWというプログレ・メタル系のグループでプロキャリアをスタート。

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その後、LIQUID SHADOWで一緒だった女性ヴォーカルのSabina Godulaと新たに結成したグループがLOONYPARKです。

『EGOIST』

08年のデビュー作『EGOIST』で聴けるのは、プログレ・メタルからは離れ、Krzysztof Lepiarczykの原点であるGENESISなどメロディアスなプログレに根ざしたサウンド。

深く沈み込むように鳴らされるキーボードを中心とする静謐でいて荘厳なアンサンブルが印象的で、ここぞで嵐のように轟くヘヴィなギター・リフ、オーケストラのように目の覚めるようなキーボードなど、映像喚起的なアレンジも絶品。そして、美しいアンサンブルを背景にして、しっとりと翳りのあるヴォーカルとメランコリックなメロディが静かにドラマを描いていきます。

ポーランドのロック・シーンでは知られているセッション・ギタリストMaciej Tomczykのゲスト参加も特筆で、彼のロング・トーンのメロディアスなギターが、このバンドの持つ雄大なシンフォニック・サウンドにピタリとはまっています。

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『STRAW ANDY』

デビュー作から3年を経た2011年に発表されたこの2ndも期待を裏切らない極上の出来栄え。(ジャケは相変わらずの夢に出てきそうですが…)

1stからドラムが交代したためか、ロック的な躍動感がグッと出た印象。ギターのトーン&フレーズも煌びやかでファンタスティックになっているのも特筆です。

全体として、前作で特徴だった東欧ならではのメランコリーは女性ヴォーカルとメロディに残しつつも、光が差し込んだようにアンサンブルの質感は優美さ、流麗さ、明瞭さが増し、起伏も増してドリーミーさ、ドラマティックさが際立っています。

女性ヴォーカルがしっとりと歌い上げる陰影に富んだメロディは相変わらず絶品ですし、ファンタスティックに綴られていくドラマにただただ圧倒される、メロディアス・ロックとして完璧と言える傑作。

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PADRE/FROM FARAWAY ISLANDS

こちらは、キーボーディストKrzysztof Lepiarczykを中心に複数のLOONYPARKメンバーが参加したプロジェクトの12年作。
ヴォーカルを務めるのは、2018年にポーランド・シンフォの中核的グループMILLENIUMの2代目ヴォーカルに就任したMarek Smelkowskiです。

LOONYPARKが宵のイメージなら、この作品は温かな陽光が降り注ぐ朝のイメージ。

アコギとピアノによって紡がれる、まばゆい輝きをまとったアンサンブルが素晴らしすぎるメロディアス・ロック名品です。

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『UNBROKEN SPIRIT LIVES IN US』

またまた3年のブランクを経て届けられた、待望の2014年作3rd!

エッジの立ったトーンで刻まれるギター、肉感的なドラムをまばゆい光で包み込むようなシンセによるデジタル・ビート、緩急をつけて時にスピーディーに突っ走る展開など、躍動感を増した2ndからさらにキレ味とダイナミズムが増した印象。

アンサンブルや展開は鋭くなっているものの、このバンドの持ち味である東欧的なメランコリーはそのままで、常に叙情がたなびいているのも特筆。陰影の中からくっきりと情景が目に浮かびあがるサウンドは並のバンドには出せないでしょう。

前作で覚醒したバンドがさらに堂々と、満ち溢れる自信と共に鳴らしたメロディアス・ロックの傑作と言えます。

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『PERPETUAL』

2016年リリースの4thアルバムは、3rdまでで推し進めてきたロック的ダイナミズムは抑え気味に、クラシカルな気品、ニューエイジの映像喚起性や広がりを織り交ぜた、「美麗」という言葉がぴったりのサウンドが特徴。艶やかなオーケストラもこれでもかとフィーチャーされています。

Sabina Godulaのしっとりと美しい歌声も今まで以上に美しく響いている印象です。

この「深みあるリリシズム」とでも言うべきサウンドこそ、東欧プログレならではの醍醐味。またもや文句なしの傑作です。

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同じく2016年にはキーボーディスト/コンポーザーKrzysztof Lepiarczykがソロ・デビュー。ツイン・ギター編成で録音されていて、バンドの4thアルバムで抑えたロック的ダイナミズムを発揮するためか、ギターをフィーチャーしたドラマティックなプログレ・ハードが魅力的です。

KRZYSZTOF LEPIARCZYK/ART THERAPY

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2018年には2ndアルバムも発表しました。19世紀ポーランドの劇作家/詩人が遺した詩の朗読を交えながら進行していく、独自の美意識を感じさせるアーティスティックなコンセプト作で、LOONYPARKでの優美さとはまた一味違うアプローチが素晴らしい効果を生んだ一枚となっています。

KRZYSZTOF LEPIARCZYK/JAKZEZ JA SIE USPOKOJE

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『DEEP SPACE EIGHT』

そんなメイン・コンポーザーのソロワークも糧にして、満を持して2019年にリリースされた5thアルバム。

LOONYPARKの顔と言えた女性ヴォーカルSabina Godulaは前作をもってバンドを去り、本作では新たな女性ヴォーカルMagda Grodeckaを迎え制作されました。
しっとりと叙情的に歌い上げるスタイルを主とした前任者と比較すると、より感情を前に出した力強くエモーション豊かな歌唱を聴かせます。

演奏の方はLOONYPARKらしい端正かつ陰影にも富んだ宝石のように美しいアンサンブルをさらに磨きぬいてきた印象。
前作で拓いたニューエイジ的な映像喚起性のあるサウンドメイクもしっとり馴染んでいますね。

気品ある美麗な演奏と生命力に満ちた力強い女性ヴォーカル、両者が合わさることで彼らにしか表現しえない「凛とした音世界」を見事築き上げている名作と言えるでしょう!

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LOONYPARKの作品をリリースしているポーランドのLYNXレーベルには、他にも優美でメランコリックな好グループが数多く在籍しています。
是非引き続き探求をお楽しみください☆

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ポーランドLOONYPARK

  • LOONYPARK / STRAW ANDY

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    ポーランド出身、女性ヴォーカルを擁するシンフォニック・ロック・グループ、08年のデビュー作に続く11年作2nd。前作からドラムが変わったからか、沈み込みように荘厳だったデビュー作と比べて、ロック的な躍動感が出ている印象。デビュー作では、ゲスト参加してロング・トーンのリードを聴かせていたギタリストのクレジットも無くなっていて、ギターのトーン&フレーズともに煌びやかでファンタスティックになっているのも特筆です。全体として、前作で特徴だった東欧ならではのメランコリーは女性ヴォーカルとメロディに残しつつも、光が差し込んだようにアンサンブルの質感は優美さ、流麗さ、明瞭さが増し、起伏も増してドリーミーさ、ドラマティックさが際立っています。女性ヴォーカルがしっとりと歌い上げる陰影に富んだメロディは相変わらず絶品ですし、ファンタスティックに綴られていくドラマにただただ圧倒される、メロディアス・ロックとして完璧と言える傑作です。

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