2016年8月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: 日々是ロック
こんにちは、カケレコ店長の田中です。
「最近、これよく売れるなぁ」「この作品、素晴らしいのに、あまり売れないなぁ」「おっ、これ中古で入ったのか!」
そんな店長とっておきのオススメ作品をピックアップするコーナーが「日々是ロック」。
今日のテーマは「北欧フィンランド〜バルト三国のプログレ」。どうぞお楽しみください!
フィンランドを代表するグループといえばやはりWIGWAMですよね!
ジョン・レノンとリチャード・シンクレアとマイク・オールドフィールドとアル・クーパーがセッションしたら、って感じ?
フィンランドが生んだ北欧を代表するギタリスト!
この圧倒的にスリリングでカッコいいジャズ・ロック、ずばり聴かなきゃ損です。
ジェネシス、ジェントル・ジャイアント、XTC、ラッシュ、そしてクラシック音楽や民族舞踏音楽のエッセンスをイマジネーションたっぷりにまとめあげるセンスが抜群!
フィンランドを代表する新鋭プログレ・バンドによる渾身の2015年作!
【関連記事】
90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2015年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
フィンランド編の最後に新鋭バンドの変わり種をご紹介いたしましょう。
ヴァンゲリス、ムーディー・ブルース、北欧ジャズ、そして、何と初期のターキッシュ・サイケを聴きながら、アルバムを作ったって、なに、フィンランドの新鋭バンドなの!?
ここからはバルト三国のプログレをピックアップいたしますよ!
まさか00年代にエストニアに、ソフト・マシーンやハットフィールドのDNAを継ぐカンタベリーなグループが生まれるとは・・・。
硬質さとリリシズム、それを包むエストニアならではの透明感。絶品です。
【関連記事】
ソフト・マシーンやハットフィールドなどカンタベリー・ミュージックのDNAを継ぐ新鋭ジャズ・ロック・バンドを世界中からピックアップいたしましょう。
エストニアと言えば、このグループは外せませんね!
エストニアと言えば今はPHLOXが人気ですが、80年代はじめに活躍したこのフュージョン・プログレ・バンドはPHLOXの源流に確かにあることでしょう。
テクニカル&流麗&さわやか。クールですよ~。
70年代プログレ的幻想性、80年代なエレクトリック感、モダンなヘヴィネスを混ぜつつ、クラシックや民族音楽やジャズも取り込んで、ヌケが良くポップで洗練されたアンサンブルへと仕立てちゃうセンス。
恐るべしラトビア。
リトアニア産プログレの秘宝。
「スペーシー」というよりも夜の森の中で星空を見上げているような神秘性が印象的。
マイク・オールドフィールドのファンは是非!
わぉわぉ、あるじゃないの、あるじゃないの、フィンランド幻想プログレの名品が3枚も!
白夜に奏でられるシンフォ・プログレ。
アルバムのどこを切っても歌心が溢れ出す、ジャケのイメージ通りのファンタスティックな北欧プログレ名品。
これぞムーミン谷プログレ!
牧歌性と狂気が共存したようなサウンドは、まるで白夜。
ユーモラスな牧歌性、キャッチーなメロディ・センス、時折、疾走を始めるジャジーなアンサンブル。
カンタベリーや英ニッチポップに通じるフィンランド・ロックの代表格で、VIRGINよりワールドワイドにリリースされた名作ですね。
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
またお会いいたしましょう。
—–
水曜日、木曜日と連続で中古CDを放出いたしました。
中古CDの在庫も充実中ですので、リストをチェック是非。
「北欧プログレ」カテゴリーの中古CDを覗いてみましょう。
紙ジャケの在庫も充実中。国内盤紙ジャケットCDのみに限定したリストはこちら!
聴かなくなったプログレ&オールド・ロックのCDがございましたら、カケレコを是非ご検討ください。
1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。
エストニアのジャズ・ロック・グループ、2010年の4thアルバム。手数多くシャープでアグレッシヴなリズム隊、流麗なフェンダー・ローズ、たおやかに飛翔するサックス!リズム隊の硬質さとエレピや管楽器のしなやかさとのバランスが絶妙。カンタベリー・ミュージックの遺伝子を受け継ぐ正統派グループ!これは素晴らしい作品です。ジャズ・ロックのファンにはかなりオススメ!痺れますよ。
旧ソ連はエストニアを代表するグループ、RUJAとIN SPEのメンバーを中心に結成されたグループ。83年作に81年作のEPをカップリングした2in1CD。シンセとギターがアグレッシヴかつ荘厳に畳みかけるパートと、フュージョン・タッチの流麗なギターが軽やかに舞うメロディアスなパートとを鮮やかに対比した展開が見事。辺境っぽさは全く無く、テクニック、アレンジ、メロディ・センスともにかなりのハイ・クオリティ。YES+HATFIELD & THE NORTHと言うと乱暴ですが、疾走感と繊細さが絶妙に調和された奇跡の傑作。
1. Introduktsioon = Introduction 2:06
2. Sõnum = A Message 4:36
3. Kala Jälg Vees = Fish’s Trace In The Water 3:32
4. Laupäeval Koos Isaga = Together With Dad On Saturday 4:18
5. Elevant = Elephant 4:12
6. Valhalla 4:12
7. Elevantsi Hirmulaul = Heffalump’s Song Of Fear 3:34
8. Salajane Rõõm = Secret Joy 3:44
9. Põletaja = Con Fuoco 3:36
10. Tantsija = Dancer 5:50
11. Näotused = Unsightlinesses 4:48
12. Pikk Päevatee = Long Way To Go 4:44
13. Põlenud Maa = Burnt Land 3:42
【カケレコ国内盤(直輸入盤帯・解説付仕様)】デジパック仕様、デジタル・リマスター、定価2990+税
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!