2016年4月21日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
タグ: プログレ
ドイツの新興リイシューレーベル「PAISLEY PRESS」から第二弾のリイシュー・タイトルが6枚届きました!
第二弾もまた、第一弾のタイトルと同じくプログレ・マニアが「きた、きたー!」と雄叫びを上げること必至の良作ぞろい。
試聴用動画とともにどうぞ探求をお楽しみください!
70年代末に残されたフレンチ・シンフォの秘宝。
ジャケには秘宝感ないですが、奥ゆかしく叙情的なシンフォニック・サウンドはいかにもフランスならではで秘宝感ぷんぷん。
タイ・フォンの弟分!?
タイ・フォンのキーボード奏者が結成したフレンチ・シンフォニック・ロック・バンド、77年の唯一作。
イマジネーションがめくるめくアンサンブルが持ち味で、独特な音の色彩感覚はいかにもフランス。
ゲスト・ヴォーカルとして、タイ・フォンのKhanh Mai、Tai Sinh、Jean-Jacques Goldmanが参加しているのも特筆。
フランスらしい魅力に溢れたシンフォニック・ロック傑作!
デンマークにこんな心躍るクラシカル・キーボード・ロック・バンドが居たなんて!
トレースやコレギウム・ムジカムあたりのファンはウキウキしちゃうはず。
ジャケからプンプン臭ってくるプログレ秘宝臭。
さぁ、音の方はどうかと言うと・・・瑞々しい響きの管弦楽器、シャープに躍動するリズム隊、クラシックとジャズの両方の素養を感じさせるキーボード。
溢れるイマジネーション、たまらん・・・。
76年にイエスやフォーカスに通じるプログレ・ハードの名作『DAYBREAK』を残したMIRRORのギタリスト、ベーシスト、管楽器奏者が結成した、MIRRORの後継と言えるオランダのプログレ・バンド。81年の唯一作。
サックスとキーボードの感じは『4th』『5th』あたりのソフト・マシーンですが、そこにぶつかっていく硬質なギターとリズムが実に強烈。
サックス奏者を擁するフランスのジャズ・ロック/アヴァン・ロック・バンド。77年の唯一作。
マイナーながら、ずばり傑作。
なんとオーストラリアにもマハビシュヌやウェザーリポートばりのフュージョン系ロック・バンドが居たとは・・・。
たおやかさもあって、気持ちいい~。
第一弾のタイトルはこちらの特集記事をチェック是非!
【関連記事】
ドイツのPAISLEY PRESSという新興のリイシューレーベルから恐らく第一弾として12タイトルがリリースされましたが、これがプログレ・マニア垂涎のディープっぷりで驚き。
デンマーク出身のキーボード・プログレ・バンド、74年のデビュー作。明るく華やかなトーンで広がるハモンド・オルガンとクラシカルなリードを奏でるムーグ・シンセを中心に、粒立ちの良いトーンの明瞭でメロディアスなギター、高音が際立ったゴリゴリとしたトーンでアグレッシヴにランニングするベースがめくるめく心躍るサウンドが印象的。ジェントルなヴォーカル、気品のある美しいメロディもグッときます。エドヴァルド・グリーグによる組曲「ペール・ギュント」をモチーフにした15分を超える大曲も聴きどころ。オランダのトレースやチェコのコレギウム・ムジカムあたりが好きなら間違いなく気にいるでしょう。クラシカルなキーボード・プログレの名作です。
ジェネシスやキャメル影響下のメロディアスなサウンドが人気のフランスのシンフォニック・ロック・バンド。76年のデビュー作と甲乙つけがたく人気の79年作2ndで、フランスの作家ボリス・ヴィアンによるSF青春小説『日々の泡』をモチーフにしたコンセプト・アルバム。前作から、ドラムが代わり、キーボーディストが加わってツイン・キーボード編成となって録音されています。ラインナップの変化はプラスとなった印象で、シャープに引き締まったドラム、左右チャンネルから鳴らされてシンフォニックに広がりドラマ性を高めるキーボード・アンサンブルは特筆。スティーヴ・ハケットやアンディ・ラティマーを彷彿させる繊細なタッチのリリシズム溢れるギターは相変わらず絶品だし、奥ゆかしさがフランスらしいヴォーカルもまた魅力的だし、ジェネシスやキャメルのファンにはたまらない「詩情」と「ドラマ」に満ちています。マイナーながら叙情的なシンフォニック・ロックの名作です。
タイ・フォンのキーボード奏者が結成したフレンチ・シンフォニック・ロック・バンド、77年の唯一作。ジャケットのイメージ通りのほの暗いスペーシーなトーンで鳴るシンセ。繊細なタッチとサステインの効いた幻想的なトーンが魅力のメロディアスなリード・ギター。そんなシンセとギターを中心とするスペーシーかつ幻想的なパートを軸に、アコギの軽やかなバッキングとパーカッションをフィーチャーしたP.F.M.「セレブレーション」ばりに躍動するパート、クラシカルなアコギの爪弾きと格調高いピアノによる「春」を想わせるパート、マリンバをフィーチャーしたドリーミーなパートをはさむなど、イマジネーションがめくるめくアンサンブルが持ち味です。独特な音の色彩感覚はいかにもフランス。ゲスト・ヴォーカルとして、タイ・フォンのKhanh Mai、Tai Sinh、Jean-Jacques Goldmanが参加しているのも特筆で、壮麗な多声コーラスも聴きどころ。フランスらしい魅力に溢れたシンフォニック・ロック傑作です。
76年にイエスやフォーカスに通じるプログレ・ハードの名作『DAYBREAK』を残したMIRRORのギタリスト、ベーシスト、管楽器奏者が結成した、MIRRORの後継と言えるオランダのプログレ・バンド。81年の唯一作。小刻みなハイハットワークで軽やかに疾駆するドラム、ハイ・ポジションで動き回るベースによる躍動感いっぱいのリズムを土台に、クラシカル&ジャジーで洗練されたピアノのリード、粒立ちがよくハード・エッジでメロディアス&エモーショナルなギターのリードがめくるめくインスト・プログレが持ち味。優しくメロディを奏でるオーボエと格調高くリリカルなピアノによる穏やかな情景が浮かんでくるようなパートなど、溢れるイマジネーションも魅力です。フォーカスやフィンチのファンは必聴と言える逸品です。
サックス奏者を擁するフランスのジャズ・ロック/アヴァン・ロック・バンド。77年の唯一作。サックスとキーボードの感じは『4th』『5th』あたりのソフト・マシーンですが、ギターとリズム・セクションが実に強烈で、その組み合わせが個性的。硬質なトーンで音を叩きつけるように鳴らされるリズム・ギター、重くタイトで力感たっぷりなリズム隊、そして、ダダイズム感たっぷりに無意味な叫びを続けるヴォーカル。何というテンション。ソフト・マシーンをはじめ、クリムゾン『太陽と戦慄』のファンはまず驚くはず。これはずばり傑作。
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