2016年3月16日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
STEALERS WHEELのSSWと言えば・・・ほとんどの人はジェリー・ラファティの名を上げるでしょうが、その相棒、ジー・イーガンもまた素晴らしいSSWなのです。
79年ソロ・デビュー作がまた美メロいっぱいで、特にオープニング・ナンバー「Back On The Road」を聴いてグッとこない英国ポップ・ファンは居ないでしょう。
頭に浮かんだのが「スティーラーズ・ホイールの郷愁にクリス・レインボウの洗練されたリリシズムを加えた感じ」。完璧なメロウ・ポップスです。
ヴァーティゴ・レーベルって、こんなアーシーな英SSW作も出してたのね!
米ルーツの旨味と英国的叙情が溶け合ったサウンドは絶品の味わい。
イギリスのSSW。71年にヴァーティゴ・レーベルよりリリースされた唯一作。
SPOOKY TOOTHのGary Wright、FOTHERINGAY~FAIRPORT CONVENTIONで活躍したギタリストJerry Donahueなどのバック陣も特筆です。
カントリー・ミュージックの名女性SSWを母にナッシュビルで生まれ、全米4位を記録するなど人気だったサーフィン/ホットロット・バンドRONNY & THE DAYTONASのメインソングライターとして60年代を駆け抜けたミュージシャン。
マッスル・ショールズで録音され、70年にリリースされたソロ・デビュー作。
まるで英国のSSWみたいな繊細さと叙情が持ち味で、アル・スチュワートやフィルモア・リンカーンを思い出しました。
これは名品です。
76年作の7thアルバム。
アコースティック・ブルースを基調に、タイト&グルーヴィーなスワンプ風味が加わった演奏が良いなぁ、と思ったら、なるほどグリース・バンドやフランキー・ミラー・バンドで活躍の名手達がバックについてるのね。
ジャズの素養も感じる雄弁なギタリスト、スイングするピアノ、熱いシャウト・ヴォーカル。
米ルーツのコクに溢れたブルース・ロック名品。
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