2016年1月28日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
タグ: ロック&ポップス
英米ロックファン注目のニッチ&ディープな作品を続々と紙ジャケでリイシューしている韓国のレーベルBIG PINKより新譜が届きましたのでご紹介いたしましょう。
どうぞ試聴しながら、お楽しみください!
スコットランド出身のSSW、73年のデビュー作。
演奏陣はこのままバンドを結成して欲しい!と思わず唸ってしまういぶし銀の名手ぞろいで、ギターはウィングスでお馴染みのJimmy McCulloch、キーボードはZoot Money、ペダル・スティールの名奏者B.J.Cole、ベースはジョン・メイオールを長くサポートしているSteve Thompson、ドラムはストーン・ザ・クロウズをはじめフォーカスでも活躍したColin Allenという鉄壁布陣。
軽快なパブ・ロック・ナンバーから翳りあるSSWナンバーまで佳曲ぞろい。これは英国フォーク・ロックのファンは必聴の逸品。フランキー・ミラーをSSWに寄せた感じでグッド!
ボストンで活動したフォーク・デュオ、72年のデビュー作。
まるでグラム・パーソンズとエミット・ローズを足してニで割ったような、そんな牧歌的でキャッチーなフォーク・ロック/SSW逸品!
米カリフォルニア出身のSSW。ハリー・ニルソンはじめ、ニルソン周辺人脈がプロデュースなど関わり制作された70年唯一作。
音やアレンジはやはり最高だし、ソウル・ナンバーからソフト・ロック、スワンプまで楽曲も良くって、こりゃ勢いありまくりの快作っ!
VELVET OPERA~STRAWBSで活躍したRichard Hudson(G/Vo)、John Ford(G、B、Vo)の2人によるデュオ。74年作の2nd。
このジャケのダサさがたまらないんですよね。いかにもニッチ・ポップ!
サウンドも期待を裏切りませんよ、というか、かなり超えちゃいます!
カケレコ推薦の極上ニッチ・ポップ!
BREAD LOVE & DREAMSを知ってたらかなりの英ロック通ですが、でも、そのメンバーが80年代に作ったニッチ・ポップ・バンドまでは知らないですよね!?
『アマリリス』で知られる英アシッド・フォーク・バンドBREAD LOVE & DREAMSで活躍したAngie Rew(Key)とDavid McNiven(G/Key)を中心に結成されたグループ。81年の唯一作。
10ccやコーギスを彷彿させるキャッチーなポップを軸に、シンセ・ビートやディスコちっくなホーンを織り交ぜたり、英国らしい牧歌的なアコギやレオン・ラッセルが頭に浮かぶ流麗なピアノをさらりとはさんだり、ニッチ・ポップのファンは要チェックな好盤です。
『アマリリス』で知られる英アシッド・フォーク・バンドBREAD LOVE & DREAMSで活躍したAngie Rew(Key)とDavid McNiven(G/Key)を中心に結成されたグループ。81年の唯一作。ヴォーカルが複数居るのが特筆で、Aメロ〜Bメロ、サビ、Cメロと一曲の中でヴォーカルが変わることも多く、それぞれで音のタッチも変わって、切り貼りしたような展開が良い感じ。ウィングスのリンダを彷彿させるような牧歌的で愛らしい女性ヴォーカル、リンゴ・スターとレイ・デイヴィスをブレンドしたような哀愁たっぷりのパブ・ロッキン男性ヴォーカル、ユーモアとシニカルとが同居したモダン・ポップ/シティ・ポップ的な男性ヴォーカルなど、英ニッチ・ポップ・ファンにはたまりません。10ccやコーギスを彷彿させるキャッチーなメロディも印象的。シンセ・ビートあり、ディスコちっくなホーンあり、英国らしい牧歌的なアコギあり、レオン・ラッセルが頭に浮かぶ流麗なピアノあり、様々な音のエッセンスがパッチワークされたアンサンブルにもワクワクします。ニッチ・ポップのファンは要チェックな好盤です。
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