2015年12月14日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
11月から12月にかけて新入荷したリイシュー盤の中から、店長オススメの作品をピックアップいたしましょう。
こう見ると、まだまだCD化されていないニッチ&ディープな作品がたくさんありますね~。
2015年のロック探求ライフもあともう少し。どうぞ試聴をお楽しみください!
ウェストコーストのフォーク・ロックへの憧れが下地だけど、ブリティッシュな陰影がたっぷりで、英ハード的なドラマティックさもいいアクセントだし、何よりジョージ・マーティンがプロデュース。
こりゃ至福です。
韓国BIG PINKレーベルのその他の新規リイシュー盤はこちらの記事をチェック是非!
【関連記事】
英米ロックファン注目のニッチ&ディープな作品を続々と紙ジャケでリイシューしている韓国のレーベルBIG PINKより新譜が届きましたのでご紹介。
2枚組の特別エディションで新たにリイシュー!
CD1にはアルバム音源、CD2には未発表曲や新曲など8曲を収録。
オリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスターで28ページのブックレット入り!
ずばり様式美プログレ・ハード!
美メロと泣き泣きのアンサンブル、そして極めつけは溢れるメロトロン!
なるほど、オハイオ産のバンドながら英ブルー・ホライゾンからリリースされたのも納得。
クリームと初期フリートウッド・マックを行ったり来たりするような8分を超えるオープニング・ナンバーから本格派ぷんぷん。
クリーム時代のクラプトンを混沌とさせた感じのこのファズ・ギター、実に雄弁だなぁ。
アルバムは残さず解散した幻の英バンドによる69年音源なんですが、ガレージ・サイケ~ヘヴィ・サイケのファンにとって掘り出しもののはず!
ウィッシュボーン・アッシュやらクレシダやらBJHあたりに通じるサウンドは実にドラマティック。
このドイツのバンド、VERTIGOやHARVESTの作品のファンは是非一聴を。
とにかくギタリストが特筆!
ジミー・ペイジ的なタイム感抜群のシャープなオブリガード&リードから、ウィッシュボーン・アッシュを彷彿させる幻想的なアルペジオまでセンス&テクニックとも抜群!
とても無名バンドとは思えません。
初期ツェッペリンにカントリー・フレイヴァーを注入した感じ!?
米オハイオ産ハード・ロック・トリオ、71年作2nd。
英CHERRY RED傘下のESOTERICレーベルからの新規リイシュー。
「アート・ロック」という形容がぴったりで、いかにもサイケからプログレへの過渡期の音。68年のロンドンの空気がつまった逸品。
言わずと知れたCCRのフロント・マン。73年の1stソロがカントリーのカヴァーだったので、実質ソロ・デビュー作と言える75年作の2nd。
それにしてもオープニングを飾る「Rockin All Over The World」から溢れるエネルギーとガッツ!
CCR時代の「雨を見たかい」にも負けないソロ時代の名曲っ!
紙ジャケットで新規リイシュー!
ずばりサウンドは、バタバタとした「いなたい」プロコル・ハルムって感じ!?
「歌」への純朴な愛にグッとくるなぁ。
ブリンズリー・シュウォルツはきっとこのサウンドを目指したんでしょうね!
米アラバマ産、グッときまくりサザン・ロック逸品!
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
—–
12月は買取がおかげさまでたいへん好評で、中古CDの在庫も大充実中。
中古リストもあわせてチェックください。
紙ジャケの在庫も充実中。国内盤紙ジャケットCDのみに限定したリストはこちら!
聴かなくなったプログレ&オールド・ロックのCDがございましたら、カケレコを是非ご検討ください。
1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。
古くからプログレッシブ・ロックの隠れた名盤として認知されてきたイギリスのシンフォニック・ロックバンドの77年デビュー作。当時プログレッシブ・ロックは衰退、時代はパンク・ロックが台頭し移ろう中、ひっそりとリリースされた本格的なプログレッシブ・ロック作品です。YES、GENESISの影響が色濃い音楽性を持ちながらも、飛び抜けたメロディー・メイクの上手さ、メロトロンをはじめ楽曲を彩るドラマ性、そしてタイトな演奏の中にも英国然とした湿り気と叙情美を感じる音作りでファンの心を揺さぶり続ける、知る人ぞ知る傑作です。
2枚組の特別エディションで、CD1にはアルバム音源、CD2には未発表曲や新曲など8曲を収録。オリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスター、28ページのブックレット入り。デジパック仕様CD2の収録曲は、
1. Nanagram >Live< 2006 5:09
2. Carmina Burana 4:00
3. Fags, Booze & Lottery 4:47
4. The Ladie’s Valley 7:42
5. Masters Of War 4:27
6. Three Piece Suite (1976 Olympic Version) 11:44
7. Heebeegeebee 5:37
8. Nanagram 4:15
紙ジャケット仕様、K2 24bit MASTERING、ボーナス・トラック1曲、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、K2 24bit MASTERING、ボーナス・トラック1曲、定価2000+税
盤質:未開封
状態:良好
帯有
未開封品希少!
7インチのブックレット特殊ジャケット仕様、メンバーの自主レーベルからリリースされたブックレット付き特別仕様盤、ボーナス・トラック1曲
盤質:傷あり
状態:良好
若干圧痕あり
サイケ〜プログレへの過渡期の音がつまったサウンドが魅力のイギリスはウェールズ出身のバンド、68年にロンドンで録音された1st。R&B、クラシック、ジャズをゴッタ煮にしたオルガンが豪快にフィーチャーされ、ベース、ドラム、ギターがゴリゴリと初期イエスばりのダイナミズムを注入。一方で、ハスキーでメロウなヴォーカル、キラキラしたコーラス・ワークやハープシコードやリコーダーはサイケ・ポップ的。「アート・ロック」という形容がぴったりのレイト60sならではの魅力に溢れた好盤です。この後、2ndをリリースした後、メンバーは、GENTLE GIANTをはじめ、BIG SLEEP、MAN、ANCIENT GREASEなど、英ロック・ファンにはたまらないディープなグループで活躍を続けます。
盤質:無傷/小傷
状態:良好
69年にオハイオで結成された4人組サイケ&ブルース・ハード・ロック・バンド。71年にリリースされた2ndアルバム。クリームと初期フリートウッド・マックを行ったり来たりするような8分を超えるオープニング・ナンバーから本格派ぷんぷん。低重心で手数多く叩きまくるドラム、ハードエッジな中にも憂いがたっぷりなアルペジオやリフ、くすんだトーンで早弾くハモンド・オルガン、そして、クリーム直系のメロディ・ライン。リズム・チェンジし、ブルース・ロックに展開した後のセクシーなトーンのリード・ギターはまるでピーター・グリーンばりの素晴らしさで特筆です。マイナーながらR&B〜サイケ〜ブルース・ロックの流れを汲み、ハード・ロックへと突入したサウンドは、クリームやスプーキー・トゥースやプロコル・ハルムのファンはたまらないでしょう。これは名作です。
なお、英ブルー・ホライゾン・レーベルからもオリジナルとは異なるジャケでリリースされており、本CDはブルー・ホライゾン版のジャケが採用されています
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!