2015年11月6日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: 日々是ロック
こんにちは、カケレコ店長の田中です。
みなさん音楽の秋を満喫しておりますか?私は、音楽はもちろん楽しんでおりますが、それ以上に食欲の秋を満喫しておりまして、わわわ、体重計に乗るのが怖い。
昨日は、昼は、寄居の名店「今井屋」のカツ丼を食べて(卵で閉じていない醤油ダレで上手い!)、夜は、地元の仲間と熱燗・・・。今日は晴れてて星が綺麗だろうし、夜は走らなきゃなぁ。
さてさて、最近入荷したCD、売れたCDの中から店長オススメの作品をピックアップするこちらのコーナー「日々是ロック」。ここ何日かで入荷した新譜&リイシュー盤を早足でピックアップしてまいりましょう。
すべてYoutube動画を付けておりますので、視聴しながらお楽しみください。
HOSTSONATENのFabio ZuffantiとLA COSCIENZA DI ZENOのStefano Agniniによるプロジェクトで、バロック建築や絵画が目に浮かぶような荘厳かつ壮麗な音世界はさすがのスケール。
静謐でありつつ荘厳と言える音世界、カンタウトーレ的な渋くメロウなヴォーカル。ピンク・フロイドとカンタウトーレとが出会ったような、と言える逸品。
こ、これ、本当に2015年作!?「静」と「動」のめくるめくダイナミズムに溢れたサウンドは、まるで70年代の発掘音源!これは伊ヘヴィ・シンフォ傑作!
ユニヴェル・ゼロにも通じる狂おしい衝動を軸に、まるでプラハの壮麗なコンサートホールが目に浮かぶような艶やかさもあって、こ、これはチェンバー・ロックのファンはずばり必聴!
アート・ベアーズやヘンリー・カウやザッパとともに、ハットフィールド&ザ・ノースやソフト・マシーン、さらにヒップホップまでぶち込んじゃった知性派アヴァン・ロック。さすがはあのYUGENのヴィブラフォン奏者率いるバンド。
仏MUSEAから英CHERRY REDに移籍しリリースされた世界デビュー作となる通算3作目。日本らしいしとやかな叙情を感じる透明感あるスケールの大きなシンフォ快作。
ポスト・ロックを通過した「音の純度の増したSERU GIRAN」というべきサウンドはかなりハイクオリティ。このアルゼンチンの新鋭、激カケレコメンです。
まるでジェフ・バックリィ meets ポーキュパイン・ツリー!?
スティーヴ・ヒレッジがいたKHANを今風にジャム・バンドっぽく仕立てたって感じ!?
スティーヴ・ヒレッジ、ピンク・フロイド、アネクドテン、ポーキュパイン・ツリーあたりをゴッタ煮にした感じ!?南米チリから星空に向かって鳴らされた新世代プログレ快作。
グリーンスレイドの躍動感や透明感、フラワー・キングスの叙情性や構築美をあわせたようなバンドがなんとポーランドから登場!
このポーランドから登場した新鋭による2015年デビュー作、ジェネシス~マリリオンの系譜にあるメロディアス・ロックのファンにレコメンド~。
秘宝臭たっぷりのジャケがそそるなぁ。ほぼ無名なミュージシャンによるトラッド弾き語り集ですが、どの歌声も凛としていて、恐るべし英国トラッドの奥行き。
気品あるリリシズムを持った英国純度120%と言える英SSWの75年作で、アラン・パーソンズがプロデュースで、録音はアビー・ロードと来れば、英ポップ屈指の傑作に仕上がること間違いなしでしょ!?
調子っぱずれなアシッド・フォークと思いきや、さすがはHARVEST産で、時にリリカル、時にハートフル、さらにフリー・ジャズまで織り交ぜて、こりゃ英ロックの奥行きを広げる名作っ!
オープニングのJesse Winchesterのカヴァーから沁みるなぁ。ずばり女性版グラム・パーソンズと言えるような1974年の名作っ!
麗しのハイ・トーン・ヴォイス。凛と透明感あるアンサンブルも美麗。この音の瑞々しさは、弟マイクの作品にも通じていますね。
スウェーデンのビートルズと言えば?北欧屈指のビートバンドと言える彼らのシングルA/B面をコンプリートした編集盤!
デヴィッド・ボウイがフェイヴァリットに上げているSSWのようで、ボブ・ディランとルー・リードがぶつかりあったようなソングライティングとヴォーカルはなるほどハイ・クオリティ・・・。
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
またお会いいたしましょう。
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98年にSSWとしてデビューした船越由佳(Key/Vo)を中心に、元SENSE OF WONDERのベース田口俊をはじめ、経験豊富なベテラン・スタジオ・ミュージシャン宮澤崇(G)、田中一光(Dr)によって09年に結成されたグループ。2015年作3rdアルバム。2011年の1st、2013年の2ndがフランスMUSEAよりリリースされてプログレ・ファンの注目を集めましたが、本作は、イギリスのCHERRY REDからのリリースで本格的な世界リリース作となっています。タイトで力強いリズム隊、コシのある歪むのギター・リフを土台に、フルート的な音色のリード、ムーグの幻想的なリード、メロトロン風バッキングなどヴィンテージな響きのキーボードを一方に配し、もう一方にしとやかなトーンの流麗なピアノを配したハード&シンフォニックなアンサンブルが印象的。さらに、アコギのバッキングによる奥行き、ディレイを効かせたトーンで広がりを生むギター、ケルティックなエッセンスも香る透明感あるスケールの大きなコーラス・ワークなど、広がり豊かな音響的なセンスもこのバンドの魅力です。さすがは、MUSEA、CHERRY REDというプログレ・シーン屈指のレーベルが注目をする実力派バンド。これは素晴らしい作品です。
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