2014年10月24日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: 日々是ロック
こんにちは、カケレコ店長の田中です。
昨日入荷したCD、売れたCDの中から店長オススメの作品をピックアップするこちらのコーナー「日々是ロック」。
プログレ、ロック、ジャズ・ロック、サイケ、ハード・ロック、フォークなどジャンルを横断して世界のロックをカケハしてまいります。
一枚目は、秋から冬にかけての季節にもぴったり、フィンランドから届いたファンタスティック・プログレの新譜からまいりましょう!
フィンランドのプログレ・ファンジン『COLOSSUS』の編集者であり、雑誌主催のトリビュート盤などでも活躍するフィンランド在住のイタリア人Marco Bernard(B)を中心に、MIST SEASONでも活躍するフィンランド人ドラマーKimmo Porsti、RESISTORでも活躍する米人ギター/ヴァイオリン/フルート/ヴォーカルのSteve Unruhによるトリオ。
往年のプログレをカヴァーしたトリビュート色が強かったこれまでの作品の好評を受け、オリジナル曲中心で制作された2014年作。
ジェネシスとイエスのDNAを継いだ、というか、イングランド『ガーデン・シェッド』そのままと言っていいようなサウンドが次々に溢れだしてびっくり!
ファンタスティック・プログレのファンに送る最上級の贈り物。これは名作!
ファンタスティックなプログレと言えば、売り切れていたこのイタリアン・プログレ新鋭の注目盤も再入荷いたしました。
LE ORMEのカヴァーバンドとして96年にヴェローナで結成、その後、オリジナルへと移行し、99年と01年に自主制作でアルバムをリリース。本作は、2014年リリースの通算3枚目。
陽光溢れる豊かなイマジネーションと柔らかな詩情。
P.F.M.やLE ORMEなど往年のイタリアン・ロック・グループをはじめ、ジェネシスからの影響を感じさせるヴィンテージなシンフォニック・ロックをこれでもかと聴かせる名作!
もう一枚、売り切れていたシンフォニック・ロック注目盤をご紹介。こんどはオランダから!
続々と優れたプログレ作品を生み出す00年代のオランダからまたまた注目の新鋭が登場!
清涼感いっぱいに広がる多彩なキーボード・ワーク、そして、オランダらしい柔和で温かみあるハイ・トーンのヴォーカルとフックに富んだ伸びやかなメロディ。
充実の2014年デビュー作!
新鋭グループによる2014年リリースのシンフォニック・ロック新譜はこちらの記事で特集しております。チェック是非!
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90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2014年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
リイシュー盤をピックアップいたしましょう。南米から2枚をセレクト。
ESPIRITUと並ぶイエス・スタイルのアルゼンチン・プログレ・バンド。74年のデビュー作に続く77年作2nd。
フランスのカルプ・ディアンがクリムゾンではなくイエスを指向したら、こんなサウンドになるはず!
アルゼンチンが誇るシンフォニック・ロック名作ですよ~。
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イエス『危機』を出発点に、テンションいっぱいのアンサンブルとファンタスティックなメロディ&コーラスが素晴らしいプログレを世界中からピックアップ!
後にALASでも活躍するドラマーCarlos Rigantiや78年に優れたソロ作をリリースするギタリストJulio Presasらによる初期アルゼンチン・プログレの名グループ。
マイナーながらアルゼンチン初のコンセプト・アルバムと評される72年唯一作。
パーカッシヴなアコギのバッキングにタメの効いたサイケ&ブルージーなギターがうねるハード・ロックあり、アルゼンチンらしい詩情豊かなアコースティックなパートあり、英国のクレシダを彷彿させる端正なキーボード・プログレあり、イタリアでいえば、フォルムラ・トレあたりを彷彿させるパッションと歌心溢れるアンサンブルがてんこ盛り!
カケレコ一押しのインドネシア・プログレも多数再入荷いたしましたので、特にオススメの2枚をピックアップ。
インドネシア恐るべし。
リターン・トゥ・フォーエヴァーから80年代以降のクリムゾンまでを飲み込みつつ、フラワー・キングスのロイネ・ストルトばりのイマジネーションで包み込んじゃうセンス。
これはオススメですよ~。
インドネシア・プログレの筆頭格と言えるグループによる2013年作5th。
コピーをつけるなら「ハットフィールドの2ndに民族打楽器をサンプリングしたとしたら?」。
パーカッションからは民族色が濃厚に出ていますが、完璧に洗練されたサウンドへと昇華しているのがこのグループの凄いところ。
ジャズ/フュージョンのファン必聴の好盤!
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NHK-FMの『プログレ三昧』でDISCUSが取り上げられ、プログレ・ファンにとって注目すべきエリアとなったインドネシア。DISCUSにも勝るとも劣らない硬派かつイマジネーション溢れるジャズ・ロック/プログレの名作が続々と届いておりますので、ピックアップ!
ジャズ・ロックと言えば、フランスのズール系の注目作も再入荷しております。2枚をセレクト。
フランスより登場したヘヴィ・プログレの恐るべき新鋭、13年2nd。
『MDK』マグマか『RED』クリムゾンかという迫り来る音塊の如きヘヴィ・アンサンブルに、これまた嵐のように吹きすさぶ轟音メロトロンが強烈すぎ!
MAGMA/ZEUHLサウンド影響下のフランスのマルチ・ミュージシャン、FRANCOIS THOLLOTによるグループ。12年作2nd。
初期ヘンリー・カウに『レッド』期クリムゾンの暗黒ヘヴィネスを注入したようなサウンドは、凄まじい強度・・・。
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マグマに魅せられたZEUHL(ズール)系の新旧作品をリリースするフランスのSOLEIL ZEHULレーベルのカタログから注目の作品をピックアップ。
老舗リイシューレーベルBGOからのブリティッシュ・ロックの新規リイシュー盤も入荷いたしました。
レッド・ツェッペリンへの加入を断り、その後、ディープ・パープルも蹴った孤高のヴォーカル&ギタリスト。
トム・ダウドProによる73年作は「いぶし銀」な旨味が滴り落ちる英ロック名品。
これぞ「スルメ名盤」ですね。
英フォーク/アシッド・フォークのファンに激レコメンドな作品をピックアップいたしましょう。
これはニック・ドレイクやキース・クリスマスのファンは必聴と言える英SSW!
長らく廃盤だった人気の68年デビュー作がリイシュー!
Henry Lowtherなどゲストも豪華ですよ~。
人気の韓国BIG PINKレーベルからも注目の新譜が多数新入荷いたしましたが、別記事にて紹介しておりますので、あわせてチェックください。
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英米ロックファン注目のリイシューレーベル韓国のBIG PINKより新譜が届きましたのでご紹介!
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
またお会いいたしましょう。
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LE ORMEのカヴァーバンドとして96年にヴェローナで結成、その後、オリジナルへと移行し、99年と01年に自主制作でアルバムをリリース。本作は、2014年リリースの通算3枚目。陽光のように柔らかにきらめくシンセ、荘厳なハモンド・オルガン、叙情溢れるメロトロン、格調高いピアノなどヴィンテージなキーボード・ワーク、そこに絡むフルート、そして、夢想的に紡がれるアルペジオから流麗なソロまでメロディ・センスいっぱいのギター。P.F.M.やLE ORMEなど往年のイタリアン・ロック・グループをはじめ、ジェネシスからの影響を感じさせるヴィンテージなシンフォニック・ロックをこれでもかと聴かせています。しっとりとエモーショナルに歌うイタリア語のヴォーカル、詩情豊かなメロディも魅力的。ジャケットの色合い通りの落ち着いたトーンのイマジネーション豊かなサウンドを聴かせる逸品です。これは往年のイタリアン・ロックのファンにとって注目の作品!
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