2018年7月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
ベトナム戦争の泥沼化などにより失望感が世間を覆った60年代後半。
そんな重苦しい雰囲気の世の中を映し出すように孤独感や繊細な感情の渦を歌った米SSWのダウナー・フォークをご紹介いたしましょう。
まずは「キング・オブ・ダウナー」の呼び名を持つDAVE BIXBYによる69年作。
ドラッグ中毒から抜け出した体験を暗い曲調で弾き語りますが、かすかな希望も感じさせる名作です。
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内省的ながら、絶望の底から抜けだした後の穏やかさが漂う作品です。
ベトナムから帰還したSSWによる69年唯一作。全編通してどこか虚ろな雰囲気が漂うのは、やはり戦争の体験からでしょうか。
カナダ産アシッド・フォーク/ロックSSWの71年作。
「少しの無音から始まる本作はただならぬフンイキに満ちている。渋い歌声に厳かなオルガン。そこはかとなく漂う哀愁にグッときました。」
by レビュアー ニックのブギーさん
米アシッド・フォークSSW、ストレンジな74年作。
アコギを爪弾きながら聴こえるヴォーカルはそれはそれは繊細で、聴いていると徐々に不穏な空気に包まれてしまいます。
ハワイ在住のヒッピー・ミュージシャンによる72年作をピックアップ。
ハワイと聞くとのどかな曲を期待しますが、低音のヴォーカルとシタールやフルート、そして自作の楽器による不思議なサウンドが合わさり強烈なアシッド感を漂わせます。時折、何かの儀式のように話すヴォーカルも異空間への誘いに聞こえてしまいます。
ESPの創設者であるBernard Stollmanがワシントン・スクエアでアーティストの卵たちを物色しているときに発見、即口説いてスタジオに連行したというヨーデル歌手、MIJことJim Holmbergの69年大問題作。
ダウナーというか何というか・・・
こんなの載せちゃってすみません。
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