2014年3月26日 | カテゴリー:ユーロ・ロック周遊日記,世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は新鋭バンドから、ウクライナの奇才ANTONY KARGIN率いるシンフォ・グループHOGGWASHによる13年作『SPELLBOUND』をピックアップいたしましょう。
本バンドのリーダーANTONY KARGINは、ウクライナ出身イギリス在住のキーボーディスト。実はHOGGWASHの他にSUNCHILD、KARFAGEN、AKKOなど幾つものプロジェクト・バンドを率いている、東欧のロイネ・ストルト、はたまたファビオ・ズッファンティとも言える存在なんです。おまけにCAERLLYSIレーベル(なんと読むのかわかりませんが)のオーナーまで務めるというのだから、その才人ぶりはよくわかろうというものですよね。
今回ご紹介するHOGGWASHの13年作『SPELLBOUND』は、現時点で彼の関連作中では最新作。往年の英国プログレ、中でもGENESIS/CAMELを彷彿させる格調高いシンフォニック・ロックに、東欧ウクライナの出自を感じさせるスペイシーに広がるシンセワークを中心とした華麗なキーボードプレイが駆け抜けていくハイレベルなプログレを聴かせてくれる一枚となっています。
では本作からのナンバーをどうぞ♪
いかがですか?格調高く清涼感溢れる中にもドラマティックに高まっていく演奏が、プログレファンのハートを鷲掴みにする素晴らしい一曲ですよね。そしてそんな英国的なサウンドに宇宙的な広がりと若干の翳りを加えるシンセサイザーがバンドならではの個性を演出しています。英プログレと東欧プログレの特徴を高度に融合させたような音作りが見事な逸品!
次は一体どのバンドから新作が届けられるのか、今から楽しみですよね。本作が気に入られた方は、ウクライナの才人ANTONY KARGINに今後も是非ご注目ください!
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