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韓国BEYOND THE MOONレーベル発の英米SSW/アシッド・フォーク特集

日本に負けじと紙ジャケリイシューが盛んな韓国。

レーベルではBIG PINKが、再発枚数、作品セレクトのマニア驚愕度の点においてずば抜けていますが、リイシュー枚数は少ないものの、作品のディープさにおいてはBIG PINKに負けていないのがBEYOND THE MOONレーベル。

今回は、BEYOND THE MOONレーベル発の英米SSW/アシッド・フォークを特集いたしましょう。

【英国編】

SWORDEDGE/SWORDEDGE

これ、本当にライヴで手売りされてただけの自主制作盤なの!?英フォーク3美神に匹敵すると言っても過言ではない気品・・・。女性ヴォーカルの美声も必殺ですし。

ALLAN SHIERS/LAMPLIGHTER

この英SSW、ギルバート・オサリバンやキャット・スティーヴンスやジェリー・ラファティやギャラガー&ライルあたりが好きなら、グッとくること間違いなしですね。この80年作2nd、豊潤でいて親しみやすい英SSW/ポップの名作です。

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PHILLIP GOODHAND-TAIT/SONGFALL

何10年も使い込まれたヴィンテージ家具のように深い味わい英SSWですね。アーシーさとジェントルさのバランスが絶妙だなぁ。じんわり浸みます。

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KENNY YOUNG/CLEVER DOGS CHASE THE SUN

アメリカの名うての職業作家が英国に渡り、マイケル・ジャイルスやクリス・スペディングをバックに録音したSSW作なんですが、これがもうリリカルすぎて震える逸品なのです。

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MARIA BARTON/RAINFUL DAYS

タイトルは「レインフル」ですが、木漏れ日感もあって本当に愛すべき英フィメール・フォークSSWだなぁ。声がちょっと平原綾香に似てる?いかが?

【米国編】

RANDY RICE/TO ANYONE WHO’S EVER LAUGHED AT SOMEONE ELSE

いきなりのファズ・ギター早弾きに驚いていると、静謐でリリカルなピアノとともに、胸に迫る繊細でドリーミーな歌声が立ち上がり・・・な、なんだこの美しさは!ニック・ドレイクと同じぐらい崇められてもおかしくないかも!?

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JON & JODI/TWO SIDES OF JON & JODI

サイケフォーク・ファンに愛される男女フォーク・デュオですが、ミスティックで気品ある女性ヴォーカルは、英フォーク三美神のファン、特にメロウ・キャンドルのファンはグッときちゃうだろうなぁ。

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DAVID KAUFFMAN & ERIC CABOOR/SONGS FROM SUICIDE BRIDGE

LAのアシッド・フォーク・デュオの84年作なんですが、マイナーながらこの本格感はただごとではありません。アシッド・フォークのファンはもちろん、WILCOの浮遊感ある楽曲が好きな方も是非!

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MIKE FIEMS/I WOULD DREAM

マイナーながら驚くほどリリカルなメロディを持つ米サイケ・フォーク。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドリーミーでリリカルな曲やITHACAあたりが好きなら是非☆

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FB.WORSTER/GOD DON’T MAKE JUNK

マイナーな女性SSWですが、ギター一本でライヴ会場の空気を支配するオーラをまとってますよね。聴き手の時間を止める深遠なる米SSW名品。

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TIM MURPHEY/POETS NEED THE RAIN

これはまるで男性版ヴァシュティ・ブニヤンといえる無垢さ!フロリダ出身のSSWなのか・・・。フロリダにも神秘的な森があるのかなぁ。

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TURLEY RICHARDS/TURLEY RICHARDS

ソウル・フレイヴァーのある力強くもたゆたうようなヴォーカル!マイナーなSSWですが、ヴァン・モリソンのファンには文句なしにオススメです!

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MORGANMASONDOWNS/MORGANMASONDOWNS

ニューヨークの男女フォーク・トリオですが、これがバーバラ・ガスキンやジュディ・ダイブルやヴァシュティ・ブニヤンあたりの英フィメール・フォークのファンはたまらない逸品。

STEVE & STEVIE/STEVE AND STEVIE

ビートリッシュな英ポップが好き?ミレニアム『ビギン』も好き?なら、このオーストラリアのデュオが英国に渡り録音した68年作は必聴ですよ~。

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【カナダ編】

JACK GRUNSKY/MY SHIP

ボサノヴァの洒脱なリズムとともにアシッド臭も匂い立ってきて、出身のカナダならではの透明感もあって、このSSW、木漏れ日に包まれたジャケの通りに多彩で素晴らしい!

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RONTHEO/RONTHEO

ドリーミーというには凛としていて、アシッドというにはピュアで、「神秘的」という言葉がぴったり。カナダ人フォーク・デュオがドイツのみでリリースしたというサイケ・フォーク最果ての秘宝。

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BEYOND THE MOONレーベル特集

  • RANDY RICE / TO ANYONE WHO’S EVER LAUGHED AT SOMEONE ELSE

    ちょっと、これは凄い作品です、米SSWによる74年作で、マイナーながらニック・ドレイク級に崇められるべき名作

    シカゴのSSW、74年にリリースされた2枚組作。いきなりのファズ・ギター早弾きに驚いていると、静謐でリリカルなピアノとともに、胸に迫る繊細でドリーミーな歌声が立ち上がり、ハッとさせられます。な、なんだこの美しさは!間奏でまたファズ・ギターが入り、遠くでオブリガードを奏でますが、これがもう高尚といいますか、天上の美しさ!とにかく歌声は素晴らしいわ、メロディは素晴らしいわ、74年とは思えないオルタナ感覚もあるわ、90年代以降の『ペットサウンズ』憧憬の宅録アーティストもひれ伏す完成度!ちょっと、これは凄い作品です。ニック・ドレイクと同じぐらい崇められてもおかしくないかも!?

  • TURLEY RICHARDS / TURLEY RICHARDS

    アーシー&メロウなソウルフル・ヴォーカルが光る米SSW、70年のソロデビュー作

    ウェスト・バーニジア出身、ニューヨークで活動していたSSW、70年のソロ・デビュー作。ソウル・フレイヴァーのある力強くもたゆたうようなヴォーカル、流れるようなメロディ・ライン。タイトなリズムを土台にギターがシャープにカッティングを刻みストリングスが被さる、アーシー&グルーヴィ−でいて幻想的なアンサンブル。ヴァン・モリソンのファンには文句なしにオススメの力作です。

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