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【ユーロロック周遊日記】マグマ入門編と言えるUNIZERIA ZEKT『Unnamables』

一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、クリスチャン・ヴァンデをはじめとする初期マグマ人脈のサイド・プロジェクト、UNIVERIA ZEKT『Unnamables』をピックアップいたしましょう。

フランスにロックが根付いていない70年代初期に、アングロ・サクソン系のロックに対抗するフランスならではのロックをめざしマグマが始動。

非西洋的な土着性や精神性を取り込んだストラヴィンスキーなど近現代クラシックの流れを組みながら、米R&B〜ソウルのダイナミズム、ジョン・コルトレーンの精神性をグツグツと煮炊きながら作り上げた初期マグマの意欲的なサウンドですが、フランスのリスナーにはなかなか受け入れられず、アンダーグラウンド・シーンに甘んじていた状況でした。

フランスのロックの未来を憂い、マグマにその起爆剤としての役割を期待していたのが、初期マグマのメンバーでもあり、1stをプロデュースしたローラン・チボー。

よりリスナーに対して分かりやすく、「マグマ」への導入となるような入門作品を作るべく、ローランがクリスチャン・ヴァンデに持ちかけ企画されたのがUNIVERIA ZEKTです。

アルバムの前半では、マグマ1st、2ndにもあったブラス・ロック的エッセンスを強め、ブラッド・スウェット&ティアーズやシカゴに対するフランスからの回答、と言えるような明快なサウンドが鳴らされ、ヴァンデ作曲の後半では、密教的な叫びにより暗黒世界があらわれるなど、徐々にマグマ的世界へと引きずり込まれる展開となっています。

なお、メンバーは、ヴァンデ、ヨシコ・セファー、フランソワ・コーヘンなど当時のマグマの6人に加え、トランペット奏者のティト・プエンテ、元マグマのギタリストのクロード・アンゲル、1st以前のマグマのソウルフル・ヴォーカリストのザブに加え、エルゴ・サムのヴォーカルLionel Ledissez。

それでは、対英米ロック的/密教的なマグマ・サウンドから離れ、英米ロック的イディオムで展開した奇才達による豪快なサウンド、どうぞお楽しみください!プログレファンだけでなく、ジャズやブラス・ロックやスワンプ・ロックあたりのファンにも是非聴いてもらいたい!

T2: Altcheringa

試聴 Click!

マグマ1stに参加していたギタリスト、クロード・アンゲルのキレと粘りのあるギター、ブイブイと力強く鳴り響くブラス・セクション、黒っぽいザブのヴォーカルをフィーチャーしたマグマ人脈流ブラス・ロック!

ブラス・アンサンブルの熱さに対し、フランソワ・コーヘンのピアノからは静謐な気品が溢れているところがユーロ的。

クリスチャン・ヴァンデのエネルギーほとばしるタイトなドラミングも特筆。

T6: Africa Anteria

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クリスチャン・ヴァンデ作曲。11分を越える大曲。

ゴリゴリと疾駆するベースを軸にブラスがキャッチーなテーマを奏でる冒頭。コーヘンのピアノと時折狂ったようにむせぶトランペットが暗黒面を少しずつ表出させつつ、熱を帯びながら後半へ。後半では、セファーのフリーキーなサックスとコーヘンの流麗なピアノによるアンサンブルはダイナミックに解体され、深淵なフリージャズへ。クリスチャン・ヴァンデのシャープなドラムもものすごい勢い。そして、いよいよフィナーレでは、密教的な雄叫びが繰り返され、リスナーは完全にマグマの世界へと取り込まれます。圧巻。

MAGMAの1stはこちらで特集しておりますので、あわせてチェック是非!


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    76年発表の名作、18分に及ぶ「DE FUTURA」は必聴!

    Christian Vnderを中心に「コバイア」という架空の文化を生み出し、凶暴にして荘厳、エキセントリックなアクの強い作風で70年代を駆け抜けたグループ。非常にメンバーの出入りの激しいグループであり、そのファミリー・トゥリーを辿るだけでも一苦労と言う、まさにモンスター・バンドです。バンド変革期であった76年リリースの本作は、技巧派ベーシストJanik Topを再びバンドに呼び戻して録音された作品であり、一般的には過渡期のMAGMAサウンドという評価ですが、なんと言ってもアルバム最後に収められた代表曲であり、Janik TopがMAGMAへと戻ってくるきっかけになった「De Futura」の存在がこの作品を名盤として押し上げており、スリリングなヘヴィ・プログレが炸裂します。

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    H.R.ギーガーのアートワークに包まれた78年発表の7th、ロック/ファンクのテイストが強く出ていて聴きやすいです

    コバイア思想に基づくコンセプトは継承しつつ、ベースの高音がうねりまくり、コバイア・コーラスにロックとファンクが均衡と破壊の狭間で見事に融合された作品。78年発表。ソウル的パッセージが染みこんでくる「LAST SEVEN MINUTES」は、数あるMAGMAの中でも重要曲。

  • MAGMA / MERCI

    ジョン・コルトレーン、オーティス・レディングに捧げられた、ソウル/ファンク色の濃い84年作

    ジョン・コルトレーン、オーティス・レディングに対する愛がMAGMAの方向性を180度転換させた深い作品。クリスチャン・ヴァンデの肉声が極限まで磨き、その生の姿を有りのままに伝えようとする精神の高まりが感じられる作品。後のOFFERINGにも通ずる内容。

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