「MEET THE SONGS」 第42回 CACTUSの70年作1st『CACTUS』

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今日の「MEET THE SONGS」は、「ツェッペリンへのアメリカからの回答」と言われたCACTUSの70年作1st『CACTUS』をピックアップいたします。

とにかくオープニング・ナンバーが強烈！

超ヘヴィー級でいて猛烈なスピードで畳み掛けるリズム隊、ジェフ・ベックばりに鋭角に炸裂しまくるギター、狂ったようにシャウトするヴォーカル。

暴走ヘヴィ・ブギ・サウンドに悶絶必至・・・。

Parchman Farm

CACTUSと言えば、元VANILLA FUDGEの鉄壁のリズム隊、ティム・ボガート（B）とカーマイン・アピス（Dr）。

この2人と、ジェフ・ベック・グループのジェフ・ベックとロッド・スチュワートとの4人で新バンドを結成する計画だったものの、ジェフ・ベックの交通事故により頓挫。ティムとカーマインの2人に、MITCH RYDER & THE DETROIT WHEELSやBUDDY MILES EXPRESSのギタリスト、ジム・マッカーティとAMBOY DUKESのVo、ラスティー・デイを加えて結成されたのがCACTUSです。

超絶的ヘヴィ級リズム隊と、新たに加わったデトロイト出身の荒くれ者2人によるエキセントリックな切れ味とがぶつかりあったサウンドは、まさに「ツェッペリンへのアメリカからの回答」。

悶絶のオープニング・ナンバーからアコースティックなチューンもはさんでの4曲目をピックアップ。ツェッペリンよ見ておれ！といった感じのソリッドなヘヴィ・ブルース・ロック。

You Can’t Judge A Book By The Cover

芳醇なブルース・ナンバーもさすがは本場アメリカ。

ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックをヘヴィネス×2にしたような7曲目をどうぞ。

OLEO

ラスト・ナンバーは、ジェフ・ベック・グループばりのヘヴィ・ファンキー・チューン！

Feel So Good

CACTUSは4枚の米ハード・ロック史に残る名作を残した後、解散。ティムとカーマインの2人は、念願のジェフ・ベックとのグループ。ベック・ボガード＆アピスを結成。

ジェフ・ベックのハード・ロッキンなギターが炸裂するライヴ・イン・ジャパン盤を必聴！

「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。