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世界の女性ヴォーカル/SSW大特集!

冬めく青空のようにクリアな歌声、甘酸っぱい気持ちになるアンニュイな歌声、透徹とした神秘的な歌声など、麗しの女性ヴォーカル/SSSWを特集いたしましょう。

まずは、トップ・バッターは、アメリカのLAURA NYROから!

【冬めく青空のようにクリアな歌声編】

LAURA NYRO / ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION

R&Bやソウルのコクとジョニ・ミッチェルばりの色彩感覚を持つ天性の歌声。そして、自由自在に転調やテンポ・チェンジを繰り返すソングライティング。ただ一言、孤高。米女性SSW屈指の傑作ですね。

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LAURIE STYVERS / COLORADO KID

米国出身で、英国に渡りフォーク・ロック・バンドJUSTINEに参加した女性SSWの73年作ソロなんですが、ジョニ・ミッチェルとカレン・カーペンターをブレンドしたような、瑞々しさと優美さのバランスが絶妙!

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JULIE COVINGTON / BEAUTIFUL CHANGES

ジャケのポートレイト写真はちょっとおとぼけですが、純粋無垢な歌声はびっくりの素晴らしさ。透明感があって伸びやかなハイ・トーンは胸に迫るなぁ。アビー・ロード・スタジオ録音で、音も英ポップ・ファンにとってジャスト!

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DORIS ABRAHAMS / LABOR OF LOVE

山下達郎率いるシュガーベイブばりのウキウキ感いっぱいだったり、荒井由美「ルージュの伝言」ばりにご機嫌だったり、この米女性SSW、マイナーだけどすごい名盤っ!

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MOTHER HEN / MOTHER HEN

グラム・パーソンズの曲を矢野顕子が歌ったら? クラレンス・ホワイトやダニー・クーチなど熟練ミュージシャンのサポートも注目ですね。

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RACHAEL YAMAGATA / ELEPHANTS: TEETH SINKING INTO HEART

ブリジット・セント・ジョンの陰影とローラ・ニーロの自由奔放さとが同居したようなスタイルは孤高。日系人の父とイタリア人の母から生まれ、ニューヨークで育った00年代女性SSW、2008年作2nd。この声には聴き手の時間が止まります。

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【アンニュイな歌声編】

MARGO GURYAN / TAKE A PICTURE

ビル・エヴァンスにも師事していたジャズ・ピアニストが『ペット・サウンズ』に衝撃を受け、ポップSSWに転身。この68年作、ジョニ・ミッチェルばりの感性を、ママパパのピースフルさで包み込んだ、と言えば伝わるでしょうか。マジカル!

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PAIGE CLAIRE / PAIGE CLAIRE

ウィスパーまじりでそんなにキュートに歌っちゃうの反則っ!終始うっとりしっぱなしのサンシャイン・ソフト・ポップ名作ですね。

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EVIE SANDS / ANY WAY THAT YOU WANT ME

自らが歌うよりも、いつもカヴァーされたヴァージョンのほうがヒットしてしまう…。そんな不運のアメリカン女性SSWの才能が、ようやく実を結んだ69年作をご紹介。A&M的ソフトロックとサイケデリックなスタジオ実験、そして何より、曲がいいんです!

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【神秘的かつ透徹とした歌声編】

TURID / I RETUR

透明感溢れる歌声は天上の美しさ、北欧フォーク屈指の傑作!北欧フォーク界のプリンセス!Annie HaslamとVashti Bunyanを足して2で割ったと言っても過言ではない本当に素晴らしい歌声です。

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SANGER OM KVINNOR / SANGER OM KVINNOR

お次もスウェーデンから。

パブ・ロック・バンドをバックに従えたヴァシュティ・ブニヤンって感じ!? アシッド・フォークのファンは是非!

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LINDA PERHACS / PARALLELOGRAMS

ヴァシュティ・ブニヤンに通じる透明感 + メロウ・キャンドルに通じるミスティックさ = カリフォルニアの?

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HEAVEN & EARTH / REFUGE

これをはじめて聴いたとき、米フォークの奥深さに触れた気がして震えました。とにかく女性ヴォーカル2人のハーモニーのミスティックで美しいこと。聴いてください。

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SWORDEDGE / SWORDEDGE

これ、本当にライヴで手売りされてただけの自主制作盤なの!?英フォーク3美神に匹敵すると言っても過言ではない気品・・・。女性ヴォーカルの美声も必殺ですし。

OPEN ROAD / STAINED GLASS

英フィメール・フォークのファンは涙すること間違いなし。ハイ・トーンのクリアで美しいこと。美しいジャケットの世界そのままの英フォーク秘宝。

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YOON YOUN SUN / WING OF PEACE

隣国である日本人にこそ、是非とも聴いて頂きたい、韓国女性SSWによるアシッド・フォーク傑作!アジアの場末酒場感 meets ソフト・ロックの洗練!?これは素晴らしい!

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EMILY / EMILY

16歳のアメリカ人少女がなぜかフランスで録音しリリースしたサイケ・フォーク作なんですが、これが、あどけなさの中にも凛とした芯もあって、曲は気品すらあるし、恐るべし少女・・・。

CHIMERA / CHIMERA

ニック・メイスンがプロデュースで、リック・ライトが参加していて、メロウ・キャンドルを彷彿させる女性ヴォーカル英フォークだって!?

JANCIS HARVEY / TIME WAS NOW

幻の英フィーメール・シンガー。

もの悲しい「ライライ・ラライ・ラーイ」が胸に響くなぁ。マイナーだけど、言葉を失わせる英女性フォーキーSSW。

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BARBARA DICKSON / DO RIGHT WOMAN and FROM THE BEGGAR’S MANTLE

何処までもしっとりとした柔らかく瑞々しいヴォーカルが、心を和ます、現役のスコティッシュ・フィメール・フォークの歌姫。トラッド・フォークの名手、NIC JONESも参加したり、フィドルの音色も効果的な味わい深い作品。

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【男女ヴォーカル編】

EPHRAIM & ASTAR SHAMIR / EPHRAIM & ASTAR SHAMIR

ニッチ・ポップ好き?木漏れ日フォーク・ロックが好き?でしたら、このイスラエルのフォーキー夫婦デュオがオススメ!TUDOR LODGEなどの英フォーク・ファンにも気に入っていただけるはず☆

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TEE & CARA / AS THEY ARE

昼下がりのティータイムにぴったりの男女フォーク・デュオをご紹介!管弦楽器による洗練と長閑さが絶妙にバランスしたイマジナティヴなサウンド、たまらないなぁ。

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JON & JODI / TWO SIDES OF JON & JODI

サイケフォーク・ファンに愛される男女フォーク・デュオですが、ミスティックで気品ある女性ヴォーカルは、英フォーク三美神のファン、特にメロウ・キャンドルのファンはグッときちゃうだろうなぁ。

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DAVE & TONI ARTHUR / MORNING STANDS ON TIPTOE

イギリスのトラッド・フォーク夫婦デュオ。すべてトラッド・ソングを2人がアレンジしたもので、無伴奏シンキングを基本にした凛と重く力強いサウンドが特徴。それにしても2人の歌だけ、とは思えない厳かさです。

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MONTE DUNN & KAREN CRUZ / MONTE DUNN AND KAREN CRUZ

フレッド・ニールやティム・ハーディンなどの作品に参加したセッション・ギタリストによる夫婦デュオ。

ジョニ・ミッチェルの透明感に、英フィメール・フォークの翳りを加えたようなヴォーカル? アーティスティックなジャケ通りのサウンドですね。

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関連カテゴリー

麗しの世界の女性ヴォーカル/SSW特集

  • MARGO GURYAN / TAKE A PICTURE

    『ペット・サウンズ』に衝撃を受けジャズの道からポップSSWへと転向、ソフト・ロック/フィメール・ヴォーカルの最高峰名作、68年作!

    ボストン大学でクラシックとジャズを学び、ビル・エヴァンスの教えを受けた経験も持つピアニストで、オーネット・コールマンとも親交するなどジャズの道でも期待されていた才女。そんな彼女が『ペット・サウンズ』、特に収録曲「God Only Knows」に衝撃を受けたことでポップSSWへと転向し、68年にリリースした1stソロ。可愛らしいジャケの通りに歌声はスモーキーかつクリスタルでうっとりですが、転調ばりばりながらキャッチーな曲には確かな音楽的素養がみなぎっています。ジョニ・ミッチェルやフリー・デザインのクリス・デドリックに通じる瑞々しい感性を、ママパパのピースフルな雰囲気で包み込んだ感じと言えば伝わるでしょうか。米ソフト・ロックの傑作であり、キャロル・キングやローラ・ニーロなどと比べても色あせない女性SSW傑作。

  • MONTE DUNN & KAREN CRUZ / MONTE DUNN AND KAREN CRUZ

    名うてのセッション・ギタリスト夫婦デュオ、アーティスティックで格調高い69年作

    フレッド・ニールやティム・ハーディンなどの作品に参加したセッション・ギタリストによる夫婦デュオ。69年作。ドラムはハル・ブレイン。カントリーやボサノヴァのエッセンスある端正なアコギを軸に、ピアノ、鉄琴、ヴァイオリン、ハープシコードなどが美しい陰影を描く、というスタイル。奥様Karen Cruzの透明感ある歌声もあって、ジョニ・ミッチェルを彷彿させるところも。カントリー・フレイヴァーな曲でも牧歌性はなく、どこか内省的な雰囲気を漂わせ、緊張感ある空気が途切れないところが印象的。ジャケのイメージ通りのアーティスティックな感性が光る逸品です。

いかがでしたか?

みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

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