2013年10月31日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
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今日の「MEET THE SONGS」はGANDALFの『GANDALF』!
GANDALFは元はRAHGOOSというバンド。グリニッジ・ヴィレッジで活動していたところ見いださ、晴れて大手レコード会社キャピトルと契約します。この時バンド名をGANDALFと変え、ラヴィン・スプーンフルなどを手掛けたチャールズ・コッペルマン&ドン・ルービンのプロデュースでレコーディングに臨みます。
本作リリースの69年に同じくキャピトルからアルバムをリリースしている、COMMOM PEOPLE、FOODとともに「キャピトル3大メロウ・サイケ」と言われる本作は、10曲のうち8曲がカヴァー曲。
フォーク歌手ティム・ハーディンのメロウな曲やナット・キング・コール、ビング・クロスビーの甘いスタンダードナンバーを、エコーのきいたヴォーカルが儚く歌い上げ、それを彩るオルガンやハープシーコードも繊細で美しい。深い霧の中から響いてくるような、幻想的なメロウ・サイケの傑作ですね。
69年リリースですが、録音されたのは67年。オリジナル曲「Can You Travel In The Dark Alone」のイントロで鳴るシタールがサマー・オブ・ラブ真っ盛りの空気を感じさせます。
それでは、ティム・ハーディンのカヴァー曲「Hang On To A Dream」からお聴きください。 揺らめくヴォーカルが響くメロウなナンバーです。
続いてナット・キング・コールのカヴァー「Nature Boy」をお聴きください。哀愁たっぷりのメロディーと儚いヴォーカルがとても美しく響きます。
アルバムの最後を飾るのはバンドのギタリスト、ピーター・サンド作「I Watch The Moon」 。メランコリックなメロディに妖しく鳴り響くオルガンが幻想的です。
いかかでしたか?
こちらのメロウ・サイケを集めたジューク・ボックスも合わせてどうぞ!
「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。
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