最新入荷の新品より、オススメのイタリアン・プログレ新鋭をピックアップ！

2013年9月11日 | カテゴリー：世界のロック探求ナビ

本日は、新品の最新入荷分より、オススメのイタリアン・プログレ新鋭をピックアップしてまいります！
まずは、現在のチェンバー・ロック・シーンを牽引するイタリアのバンドYUGENのメンバーによる別働バンドをご紹介♪

NOT A GOOD SIGN/NOT A GOOD SIGN

現イタリアン・チェンバーの最高峰YUGENのメンバーによるシンフォ系プロジェクト・バンド13年デビュー作、ドラマティックで知性みなぎる力作！

イタリアの実力派チェンバー・ロック・バンドYUGENのメンバーによって結成されたシンフォ系バンド、13年デビュー作。タイトなリズム・セクション、切れ味鋭いギターリフなどYUGEN的な硬質感と、哀愁のハモンドやメロトロンが叙情的に湧き出してくるヴィンテージな温かみがバランスした、個性的なシンフォニック・ロックを演奏します。攻撃的なパートでのスピード感みなぎる畳みかけはさすがですが、ゆったりとしたパートでギターとシンセが描く、叙情の波が寄せて返すような繊細さもこのバンドならではの聴き所です。ドラマティックにメロディーを歌い上げるヴォーカルも素晴らしい。緻密な音の重なりが雄大な流れを作っていくような音作りは、FLOWER KINGSの作品にも通じるものを感じさせます。高い技巧とサウンドセンスに裏付けられた力作！

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YUGENの圧倒的にテクニカルで硬質なサウンドはそのままに、ヴィンテージかつドラマティックなシンフォ要素をプラスした逸品となっています。ゆったりとした優美なシンフォ・プログレとは一味違う、嵐のような変拍子アンサンブルの中に滲みだすドラマティックな叙情がまたイイんですよね。

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チェンバー・ロック/アヴァン・ロック00年代新鋭特集【ALTROCKレーベル編】

続いてはENIDを彷彿させるキーボードオーケストレーションが見事なこのバンドをお届け。

KERYGMATIC PROJECT/GREEK STARS GALLERY

イタリアン・シンフォ新鋭12年デビュー作、ENIDばりのキーボード・オーケストレーションが冴え渡る傑作！

イタリア新鋭シンフォ・バンドによる12年デビュー作。冒頭、ENIDばりの甘く雄大に広がるストリングス・シンセ、流麗で格調高いクラシカルなピアノ、ラティマー・タイプの泣きのギター、シャープなトーンで躍動的なリズム隊、英詩で歌うセンチメンタルなヴォーカルによって描かれる、あふれんばかりにドラマティックな演奏に圧倒されます。GENESIS/CAMELを受け継ぐファンタジックなメロディ・ラインの素晴らしさも特筆。幾重にも重なりあう多彩なシンセ・サウンドによって紡ぎ出される宇宙的なスケール感は、シンフォ・ファンなら息を飲むこと間違いありません。傑作！

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初期GENESIS/CAMELを宿した優美でファンタジックなメロディ・ラインを支えるENIDばりの甘く雄大なストリングス・シンセ！ジャケットもどこかENIDの『TOUCH ME』を彷彿させるようなさせないような。

まだまだ参りましょう。お次はイタリア内外から豪華ゲストが参加するこの新鋭をピックアップ☆

L’ESTATE DI SAN MARTINO/TALSETE DI MARSANTINO

78年にシングルのみを残してシーンを去ったイタリアン・シンフォ・バンド、12年の復活後第二弾、清涼感に満ちた叙情アンサンブルが素晴らしい傑作

新鋭イタリアン・ロック・バンドL’ESTATE DI SAN MARTINOによる12年作。一曲目、鈍い光沢を放つサックスがリードを取るカッコいいジャズ・ロック・アンサンブルから、たなびくシンセに支えられギターがこれでもかと泣きまくる王道的シンフォ展開へ、グラデーションを描くかのごとくたおやかに変化していく見事な演奏を聴かせてくれます。いかにもイタリアン・ロックという濃厚なアンサンブルはさほど聴かれず、瑞々しく清涼感に満ちた音使いを基調とした清らかなアンサンブルが特徴的。しかし雄大にうねるシンセから感じ取れる悠久のロマンはイタリアン・ロック以外では絶対に聴くことが出来ないものです。そして本作の目玉というべきなのが、STEVE HACKETT、FRANCESCO DI GIACOMO、BERNARDO LANZETTIら大物のゲスト参加。各人とも一曲ずつの参加ですが、それぞれまるで元々のメンバーであるかのようにバンドの音と調和しきった演奏を聴かせているのがかえって印象に残ります。しかしながら彼らの参加を抜きにしても、バンドが本来持つハイレベルな演奏力、表現力が発揮された傑作と言うべき作品です。

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ハケットやバンコのジャコモさんなど大物のゲスト参加に耳が行きがちですが、サックスがリードするスピーディーなジャズ・ロックからイタリアらしい叙情シンフォまでをテクニカルに演奏するバンドの実力も相当なもの。

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スティーヴ・ハケットがゲスト参加するプログレ・バンドにフォーカス！

続いては、平和の象徴ハトが地上を爆撃するという皮肉たっぷりのジャケットが印象的なあのバンド。唯一作と思われた73年作から39年ぶりにリリースされたこの最新作をピックアップいたしましょう！

ALPHATAURUS/ATTOSECONDO

73年作で知られるイタリアン・ヘヴィ・シンフォ・バンドによる12年復活作。ズバリ傑作！

73年作で知られるイタリアン・プログレ・バンドALPHATAURUSの12年復活作。冒頭のギターを中心とした渦を巻くようにヘヴィーに迫りくるアンサンブルで早くもハートを鷲掴みにされてしまいます。かと思うと次の瞬間には壮麗なシンセが鳴り響きイタリアンなヴォーカルへと渡します。ヘヴィーさと繊細さとを圧倒的なダイナミズムで行き来する演奏の迫力はやはりこのバンドならではのもの。イタリアらしい艶やかな叙情を湛えたヴォーカル・パートも見事で、70年代のシンフォニックなP.F.Mと近年のよりダイナミズムを増したP.F.Mを合わせて、さらにへヴィーさを上乗せしたような、イタリアン・プログレの真髄を詰め込んだ極上のヘヴィー・シンフォ作品に仕上がっています。

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もともとMUSEO ROSENBACHやBIGLIETTO PER L’INFERNOなどにも比肩するヘヴィ・シンフォの実力派バンドでしたが、今作はそこに初期PFM的なリリカルさ/ファンタジックさもプラスされた、イタリアン・プログレの旨みがギュッと詰まったような作品に仕上がっています。それにしても全盛期から40年を経てなおこのヘヴィさは凄い！

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往年の伊プログレ名バンドによる復活作大集合！

最後にご紹介するのは、イタリア版ムーン・サファリと言いたいほど瑞々しくメロディアスな、この期待の新鋭バンド！

CAMELIAS GARDEN/YOU HAVE A CHANCE

イタリア新鋭13年デビュー作、たおやかなアコギ、こぼれ落ちる凛としたリリシズム、爽やかなポップ・センス、ずばり名作です！

イタリアの新鋭プログレ・バンド、2013年デビュー作。凛とした響きのアコギ・アルペジオ、格調高いピアノ、クラシック然とした艶やかなストリングス、柔らかに舞うフルート。オープニングからまるであのチェレステの傑作のように、イタリアならではの叙情が溢れ出します。英語で歌うジェントルでハートウォームな男性ヴォーカルも特筆。2曲目に切り替わるとドラムが入り、ヴィンテージなトーンのシンセが軽やかに伸びやかに透明感あるメロディを奏でます。包み込むように優美なハーモニーも絶品。この躍動感あるポップセンスは、そう、まるでムーン・サファリ！ポップさはそのままに、ギターは初期P.F.M.を彷彿させるし、メロトロンも溢れるし、まだ2曲目までしか聴いてないのに、イマジネーション豊かなアンサンブルの連続に圧倒されます。たおやかなアコギを基調としたハートウォームさとP.F.M.など70年代のイタリアン・プログレのDNAを継いだプログレッシヴな感覚とが見事に融合したファンタスティックすぎる名作。これはオススメです。