重量級リズム・セクションを擁する米ハード・バンドCACTUSの4作品が2枚組カップリングでリイシュー

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カーマイン・アピス＆ティム・ボガートという重量級リズム・セクションを擁する米ハード・バンドCACTUSの4作品が2枚組カップリングでリイシューされました。

CACTUSは、ハード・ロックにおけるリズム・セクションの基礎を築いたとも言われる、カーマイン・アピス＆ティム・ボガートの強力リズム隊を擁する米ハード・ロック・バンド。

文字通り重戦車級のなぎ倒すようなハード・ロック・チューンから、アメリカらしい哀愁が滲むカントリータッチのナンバー、同時期のツェッペリンに向こうを張る本場のブルーズ・ハード・ナンバーなど、そのサウンドは意外にもハード一辺倒では終わらない緩急のある展開で聴かせます。

1st/2nd両作品とも、まさに60年代米ロックシーンを支えた名うてのミュージシャンたちによる、懐の深さを感じさせる多彩なアプローチが光る名作です。

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71年3rdと実質的な最終作となった72年4thも聴き所満載の名盤。

3rdは、前作までの有無を言わせぬ重戦車級のアンサンブルは鳴りを潜め、カントリー・タッチやブルース志向がより前面に出た、アメリカという土壌を反映したアーシーな音作りを聴かせる名品。

4thは、軽快なハードブギ・スタイルが痛快な一枚となっており、ジェフ・ベックとのバンド結成のため脱退するアピス＆ボガート在籍時最後の作品として非常に完成度の高い力作となっています。

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この4作品を聴けば、彼らが同時期に活動を始めた英ハード勢を食ってしまわんばかりの高い実力を持ったバンドだったことがよくわかります。

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