2013年3月14日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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こんにちは、カケレコ店長の田中です。
オーストラリアのW.O.T.S.V.レーベルのディープな再発盤が多数入荷しましたので、特集いたしましょう。
すべて限定200枚、紙ジャケット仕様でのリリース。
あまりにディープなので、この限定盤が無くなったら、もう一生再発されないかも!?
まずは、サイケでアーシーでメロウな作品をピックアップ!
デッド『アメリカン・ビューティー』に通ずるファズ・ギターがたゆたうナンバーからフラワー・トラヴェリン・バンドばりのハード・ナンバーまで、サイケでメロウな佳曲ずらり!米西海岸や南部の名作に比肩するオージー産の逸品ですね。
次ぎもオージー産で、英ロック・ファンも悶絶必至・・・。
スプーキー・トゥースとかアーシーかつヘヴィなサウンドが好き? でしたら、このオーストラリアのグループを一聴是非。ジャケはB級ですが、音は本格派プンプン。
ジミ・ヘンやピンク・フロイドをぐつぐつ煮込んでダウナーにしたような、そんなディープなサウンドが60年代末のアメリカに生まれていたとは・・・。メランコリックで冥想的で、時にファズ・ギターが暴れて、最高ですね。
次ぎはブルース・ロック/ブラス・ロックのファンにオススメのディープな作品をピックアップ!
ジャケの趣味は最低ですが、このLAのグループ、クラプトンやピーター・グリーンばりの鋭角かつセクシーなギタリスト擁するブルース・ロック逸品ですね。英ブルースのファンは一聴是非!
「なに?BLOOD SWEAT & TEARS?俺たちシスコにはこんなR&B~ブラス・ロック・バンドが居るんだぜ!」強靱なリズム隊、グルーヴィーに炸裂するオルガン、鋭角に切れ込むギター、ソウルフルなホーン。痺れますね。
英国のANDWELLA’S DREAMが英スワンプにいかず、ハード・ロック路線をとっていたらこんなサウンドになったかも!? プログレッシヴな感性と濃厚なR&B汁が煮込まれた米サイケ・ハード逸品!
ラストは、ディープにオランダのグループをピックアップ!
ジャケはひどいし、DRAMAというバンド名も投げやりだし、そりゃ売れなくて当然な作品ですが、音はHARVESTレーベルあたりから出てたら高く評価されたろうな、という感じの陰影に富んだハード・ロックでオランダの70年代初期もまだまだ秘宝がありそうだなぁ。
いかがでしたか?
それにしても、このW.O.T.S.V.が再発する作品たち、ジャケがどれも謎センスですよね。
こうして並ぶと、なんだか出来の悪い息子ほどかわいい、みたいな親心が湧いてきちゃいます。
紙ジャケで出すまでもないジャケなのに紙ジャケで出しちゃおう!というレーベルの粋。
グッとくるな~。
W.O.T.S.V.レーベルの在庫一覧はこちら!
http://kakereco.com/search.php?mode=1&label=W.O.T.S.V.&sort=1
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