2023年5月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
今週は急に暑くなりました。暑さで溶けてしまうような夏も近いですね。
暑くなるとエキゾチックな音楽が聴きたくなります。そこで今日はカケレコ棚からシタール入りの作品をピックアップいたします。
シタールが使われている作品というとサイケが思い浮かびますが、プログレやジャズ・ロックの作品もたくさん。異国情緒を醸し出すシタールの音をお楽しみください!
ジャジーなブラスにメロウなアコースティック・サウンド、そこにシタールが加わると?ジャズ・ロックというカテゴライズを超えて聴いて欲しい英ロックの名盤!
ダウナーなサイケ感と洗練されたジャズ/フュージョン、北欧らしい幻想性が一つになったサウンドは実に個性的。カンタベリー界隈にもちょっぴり通ずる、淡く幽玄なデンマーク産プログレ秘宝。
ヴァイオリンがクラシカルなフレーズを奏でたかと思えば異国感満載のシタールがフィーチャーされ、かと思ったらスペーシーなキーボードをフィーチャーした流麗なジャズ・ロックが展開され…。このアルバム、ホントに「無国籍」!
漆黒の中に鮮やかな色が幻想的に浮かび上がるような、透明感あるヘヴィネスとでも言えるような、そんなサウンドはこれぞ北欧シンフォの真骨頂!アコギやシタールやフルートがこだまするような神秘的なパートと、ヘヴィなギターとメロトロンが轟く寂寥感と重厚感が入り混じったパート(アネクドテンを彷彿!)との対比が見事です。
いかがでしたか?こちらのジュークボックスも合わせてご覧ください!
70年にDERAMレーベルよりリリースされた2ndアルバム。基本的には前作の延長線上にあるサウンドですが、ブラス・ロック的な楽曲ではよりタイトに、アコースティックな楽曲ではよりメロウに、各楽曲毎の色が明確になった印象です。シタール、フルート、アコーディオンなどの使用で、アレンジも多彩になっています。シタールとフルートがメロウな旋律を奏でる2曲目は、英国フォーク・ロック・ファン必聴の名曲!
60年代に活躍したアングラ・ハード・グループSMASHのリーダーによるソロ・アルバム。76年作の2nd。クラシカルな弦楽アレンジ、浮遊感漂うシンセ、シタールの東洋的な響きなどが渾然一体となったプログレッシヴなインスト作。各音が有機的に絡みついたサウンドは、かなりの重厚感で圧倒的な存在感を放っています。名作。
デンマークのサイケ/プログレ・バンド、79年唯一作。霧に包まれたような幻想性、ダウナーなサイケデリック感、そしてジャズ/フュージョンの洗練味…。時には妖しいシタールの音色も取り入れ、ひっそりと幽玄に繰り広げられるアンサンブルは実に個性的。北欧らしい哀愁を孕んだメランコリックなメロディも魅力的です。Robert WyattやKevin Ayersなどのカンタベリー界隈にもちょっぴり通じそうな、淡い浮遊感に満ちた北欧プログレの隠れ名品。
ノルウェー出身で、ギタリスト/シンガー/コンポーザーのRonny Pedersen率いるプロジェクト。ノルウェーが誇る名プログレ・ミュージシャンのRhys Marshのプロデュースで制作された2016年デビュー作。ジェネシス、ピンク・フロイド、イエスなどプログレ・バンドからザッパ、ジミヘン、ジェフ・ベック、ジェフ・バックリーなどロック・レジェンドやジョン・マクラフリンやパット・メセニーなどジャズ・ミュージシャン、さらにレディオヘッドやコールド・プレイなど現代のミュージシャンまでをフェイバリットにあげている通り、ヴィンテージな幻想性やヘヴィネス、モダンな音響感覚がバランスしたシンフォニック・ロックが印象的です。アコギやシタールやフルートがこだまするような神秘的なパートと、ヘヴィなギターとメロトロンが轟く寂寥感と重厚感が入り混じったパート(アネクドテンを彷彿!)との対比が見事。厳かで力強い男性ヴォーカルとゲスト参加する美声の女性ヴォーカルのコンビネーションも聴き所です。漆黒の中に鮮やかな色が幻想的に浮かび上がるような、透明感あるヘヴィネスとでも言えるような、そんなサウンドはこれぞ北欧シンフォの真骨頂。WHITE WILLOWやWOBBLERのメンガーがゲスト参加。名作です。
ペーパーケース仕様
盤質:傷あり
状態:良好
側面部に小さい破れあり
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