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厳選!ポーランド産女性ヴォーカル・プログレ名盤セレクション♪

スタッフ佐藤です。

プログレ・ファンが入っていると嬉しい要素っていくつかありますよね。

メロトロン、変拍子、組曲、etc.

そして何と言っても「女性ヴォーカル」ではないでしょうか。

現在のプログレ・シーンを見てみると、圧倒的に女性ヴォーカル・プログレのシェアを占めているのがポーランド

同国プログレの中核を担うLYNXレーベルを中心にして、質の高い女性ヴォーカル・プログレ作品が量産されているんです。

今回は、そんなポーランドの素晴らしき女性ヴォーカル・プログレの数々を厳選してご紹介できればと思います。

まずは、ポーランドの女性ヴォーカル・プログレを象徴する一枚と言える名盤からまいりましょう♪

QUIDAM/QUIDAM

現在に続くポーランドの女性ヴォーカル・プログレの源流に位置するのが本作。

これがもはや90年代のポーランド、というより、90年代ユーロ・プログレを代表すると言ってもよさそうなシンフォ大傑作なんですよね。

GenesisとRenaissanceの遺伝子を理想的に受け継いで東欧らしいメランコリーで包み込んだようなサウンドはデビュー作にしてすでに完成されていて見事。

特に1曲目「SANKTUARIUM」は絶品で、泣きのギター、幻想的にたなびくシンセ、そしてフルートやオーボエら管楽器らが繊細に音を重ねて織り上げていくシンフォニックなアンサンブル、そして美声で切々と祈るように歌い上げるヴォーカルが静かな感動を呼びます。

そのQUIDAMと共に同国女性ヴォーカル・プログレの潮流を作り出したこのバンドも重要ですね。

ALBION/REMAKE

QUIDAMと並ぶポーランド女性ヴォーカル・プログレの名バンドと言えばこちら。

力強く壮麗に溢れ出すシンセと可憐な女性ヴォーカルが織り成す、ポーランド産美麗シンフォニック・ロック・バンドによる1stと2ndを収録!

この2作をリリース後、10年に及ぶブランクを経て復帰、再編を挟みながらも現在まで活動を続ける人気グループですよね。

現時点の最新作がこちら!

ALBION/YOU’LL BE MINE

分裂を経て、ギタリストを中心にメンバーが再編された18年作ですが、それでこの完成度は驚き。

ひたすら泣きのフレーズを紡ぎ続けるギター、復帰したオリジナル女性ヴォーカルのエモーション溢れだす歌唱に心奪われます…。

ALBIONから分裂したメンバーたちも素晴らしい女性ヴォーカル作品を残しています。

NOIBLA/HESITATION

ポーランドの実力派ALBIONから脱退した女性Voやkey奏者が新たに結成したシンフォ・グループ。

抑制の効いたしっとりと叙情的な演奏によって、女性ヴォーカルの深みある表現力をより際立たせた素晴らしき一枚です。

QUIDAM直系のサウンドを聴かせたこちらも外せない好バンド!

ANAMOR/ZA WITRAZEM

ポーランド語によるミステリアスかつ哀愁を感じる女性ヴォーカルと、ロングトーンを多用しながら止めどなく泣きのフレーズを紡ぐギターを中心に展開される流麗なサウンドは、ずばり初期QUIDAM直系シンフォの筆頭格!

15年ぶりの作品とは思わせない完成度の18年作。

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そして、現ポーランドで最も注目すべき女性ヴォーカル・プログレ・バンドと言えるバンドがこちら!

LOONYPARK/EGOIST

ジャケには少しビビりますが、中身はしっとり翳りのある女性ヴォーカルをフィーチャーした雄大かつどこまでも気品高いシンフォニック・サウンドが堪能できる名盤。

最近の女性ヴォーカル・プログレでどれを聴けばいいんだろう…という方には、ジャケには目をつぶっていただいてこれをオススメしたいところ!

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キャッチーさを加えた最新の21年作も良かったなぁ~。

LOONYPARK/7TH DEW

初代女性voが復帰し、ハードかつキャッチーな力強いサウンドへと舵を切った21年作6th。

疾走感抜群のプログレ・ハードにトニー・バンクス風の華麗なシンセソロを入れるこのセンス、素晴らしいなぁ。

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まだまだ、素晴らしい完成度を持つ女性ヴォーカル・プログレ作品を厳選ピックアップ☆

UISTITI/UISTITI

この民謡的な「揺らぎ」が感じられる本格派女性ヴォーカルはちょっとすごいです!

そのヴォーカルと渾然一体となってダークなシンフォニック・ロックを展開する演奏陣もレベル高いなぁ。

単発なのが惜しまれるポテンシャルを持った名品ですね。

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STARLESS/MISSING YOU

生ピアノとヴォーカルを基本に、ヴァイオリンとチェロも参加する、完全アコースティック編成で劇的に紡がれるクラシカル・ロックは、息をのむほどに美麗かつ重厚。

美声ながらどこか哀愁味を感じさせる女性ヴォーカルもドラマチックで素晴らしい!

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RYSZARD KRAMARSKI PROJECT/MUSIC INSPIRED BY THE LITTLE PRINCE

ポーランド産シンフォ・バンドMILLENNIUMのkey奏者による17年ソロ作。

「星の王子さま」をコンセプトに展開されるのは、『狂気』フロイドへの憧憬に満ちた深遠でドラマチックなシンフォニック・ロック。

女性ヴォーカルは清楚さよりは艶があってややアヴァンギャルドな表情も滲ませる実力派で聴き応えたっぷり。

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KAYANIS/MUNDANE

艷やかなトーンのシンセを中心とする各種キーボードとエレクトロニクスを重ね合わせて作り上げられた、このクリアかつ深遠な音世界…いかにもポーランドって感じでいいなぁ。

愛らしさとミステリアスさを備えた女性ヴォーカルも絶品だし。

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CORRAL/REVENANT

幻想的にたなびくキーボードとヘヴィかつヌケの良いギター、そしてそこに映えるメランコリックな美声女性ヴォーカル!

ドイツのRPWLのサポートを務めたことも納得のイマジネーション豊かなポーランドの新鋭、2014年デビュー作!

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ポーランドの女性ヴォーカル・プログレの魅力、味わっていただけましたでしょうか。

同国は他にも多くの女性ヴォーカル・プログレ作品があり、また毎月のように新作が届いておりますので、是非ご注目いただければ嬉しいです!

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