【BACK TO BASIC キーワードで聴く vol.19 『OSANNA』『BANCO』 】
みなさん、こんばんは。
少しお休みしておりました、
【BACK TO BASIC キーワードで聴く】コーナー。
今週は、イタリアン・プログレの代表的バンドを特集して行きます!
そして、今回から【KEYWORD指南役】として。
あのカケレコ・グリーティングスの四コマでもお馴染み…。
芹沢聡一郎さん(46歳)にご指南頂こうかなと思います。
そして、聴き手Mも色々忙しくなって来たので(笑)。
代わってカケレコくんに、聴き手になって貰う事にしました(笑)。
では、まずは…。Banco del Mutuo Soccorsoから…!
芹沢聡一郎:
やあ、カケレコくん。今日からこの【BACK TO BASIC キーワードで聴く】を
引き継ぐ事になったので、宜しくね!じゃあ、早速行ってみようか。
今回まずは、世界規模の人気を博したイタリアのプログ・バンド、BANCOから。
彼等の特徴はまず、ノツェンツィ兄弟によるツイン・キーボード。
下の曲は、彼等の74年発表の第三作目の冒頭曲だね。
彼等もまた、GENTLE GIANTの影響下にあるんだけど、何処か気品が
あるんだよね。曲の内容も政治闘争にまつわる、挑発的なものでもあるんだけど、
彼等は、根底にしっかりとしたクラシックの素養があるから、リズムがぶれないし、
その結果、緻密なアンサンブルを構築している点も、魅力のひとつだね。
カケレコくん:
芹沢さん、これから、宜しくお願いします!
僕、前にインターナショナル・デビュー盤の「BANCO登場!」は聴いていたんです。
でも、このアルバムは、内省的で美しい曲も多いですね。下の曲なんか。
アコースティック・ギターの音色が耳に心地よいし、なんだかまさに
地中海音楽!って感じの美しい旋律が、素敵ですよね。
当店のBANCO在庫はこちら…!
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芹沢さん:さて。じゃあお次は、OSANNAを聴いてみようか。
芹沢さん:聴いてみてどうかな?
OSANNAは聴いて一聴、他のイタリア・プログレと違う雰囲気があるのが
分かったかな?彼等のこのアルバムは、古代ギリシャの地下都市「パレアポリス」を
モチーフにしたコンセプチュアル・アルバムなんだ。攻撃的なフルートやギターも
極めてフリー・フォームだし、サックスなんかもかなり自由に吹き鳴らしているよね。
南イタリアの退廃と官能に満ちた、ある意味蛮的なプリミティヴな演奏にグッと
くるトコロがあるよね。当時彼等は、演劇的なライヴを展開していたそうだよ。
カケレコくん:
確かに、プログレ特有の「様式美」でカッチリって感じではないですよね。
なんかサウンドに重厚感がある感じなんかは、KING KRIMSONを感じますね。
それでも時折り、叙情的な美しい旋律があったりして、なんだか祝祭的ですね!
では、芹沢さん、明日も宜しくお願いします!
当店のOSANNA在庫は、こちら…!
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