2021年5月12日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
タグ: ブリティッシュ・ロック
ヴィヴィアン・スタンシャルとロドニー・スレイターによって62年に結成、ジャズ・バンドとしてスタートした彼らでしたが、ヴァーノン・ダドリー・ボヘイ・ノウェル、ニール・イネスといった異才が加入し、コミカルな演奏スタイルで演劇舞台やパブを中心とした演奏活動で徐々に頭角を現します。
プログレにも思える型に嵌らないバンド・サウンドは、牧歌的だったりポップだったり英国風のユーモア・センスが光ったり、確かな実力に裏打ちされた表現力の高さも持ち合わせた、れっきとした実力派バンドです。
バンド名の「BONZO DOG」は英国で人気のあった犬のキャラクター、「DOO-DAH」は20世紀前半に起こった芸術運動からだそうです。
ニール・イネスのユーモアにあふれたソング・ライティングと、もう一人の中心人物、ヴィヴィアン・スタンシャルとの才能を掛け合わせ、確かな演奏技術を足した彼らの代表作です。
ポップなキャラクターがコミカルに動き回り、時折見せる毒のあるジョークでハッとさせられ笑わせられる、まるでディ〇ニーランドのアトラクションを楽しんでいるような、不思議な世界に誘われます。
パロディや替え歌、ちょっぴりインチキくさい歌詞なども盛り込みつつ、華やかで楽しげなメロディと確かな演奏技術でBONZO LANDに連れて行ってもらえることでしょう。
ポップ・アート、ジャズ、ロックなど、様々な要素が散りばめられた作品をお楽しみいただければと思います。
時折見せる少し憂鬱気なメロディー、たまに見せるおちゃめなあえての音外し、センス抜群です。
フェードアウトで終わってしまうのがもったいない、、、
きもちポエトリーなヴォーカルとコミカルなサウンド、収録曲の中でも少し異質な楽曲です。終盤に訪れるちょっぴりホラーな展開にもワクワクしますね。
ブリティッシュ・トラッド・ジャズをユーモア交じりに風刺したのでしょうか?これもまたワクワクするアップテンポなナンバーです。
いかがだったでしょうか?肩の力を抜いて楽しんで聴ける作品も素晴らしいですよね。
BONZO DOG DOO-DAH BANDに興味を持っていただけたらと幸せです。
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