2021年5月10日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
こんにちは。
この週末にヴァン・モリソンの配信ライヴを観ました。変わらないソウルフルで力強いヴォーカルにこちらもパワーをもらいました。
今回のライヴは英国のリアル・ワールド・スタジオで撮影されたもので、ヴァン・モリソンにとって初の配信ライヴでした。
ライブは1時間40分ほど。3分の2は7日にリリースした新作『Latest Record Project Vol. 1』から、3分の1は過去作からという選曲でした。この新作は、ロックダウン中に書かれたもの。ツアーに出られなくなったモリソンが、ピアノ、ギター、サックスでアイデアを出しながら、曲作りをしたものだそうです。
今回のライヴは、モリソンを含め、オルガン、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、、パーカッション、サックス、トランペット、バッキング・ヴォーカルの10人編成。長く一緒に活動している面々を中心としたベテラン揃いです。
1曲目は新作から先立って公開されていた「Only a Song」。モリソンのサックスでの幕開けでした!様になります。でも、新作だからでしょう、歌詞をチラチラ見ながら歌う様子に親近感が湧きました。
新作からは他に11曲ほどセレクトされ、中には「Why Are You On Facebook?」というタイトルの曲も。今回は歌詞が探せなかったのですが、ソーシャルメディアに関するモリソンの見解を示しているそうで、あらためて歌詞を読みながら聴きたい曲です。
この新作は、YouTubeチャンネルで全曲公開されてます。
https://www.youtube.com/channel/UCEaleBSrSBDmm3VFKgpDsgA
さて、気になるのは過去作からどの曲がセレクトされたかですよね。今回のアルバムで通算42作目ですので予想も出来なかったですが、70年代、80年代、90年代、00年代の作品からだいたい1作品づつ、その中から1曲づつというセレクトでした。
70年代のアルバムからは、72年作『Saint Dominic’s Preview』の「Saint Dominic’s Preview」。今回のライヴの中では、ギタリストはブズーキーに持ち替えての演奏で、煌めくような音が綺麗でした。
80年代のアルバムからは89年作『Avalon Sunset』の「Have I Told You Lately」。
他には次の曲やブルースのカヴァーなど。ブルースのカヴァーでは渋くパワフルな歌唱にこちらも熱くなりました!なによりブルース愛がひしひしと伝わりました。
・「Days Like This」from『Days Like This』(1995)
・「Broken Record」from『Versatile』(2017)
・「Ain’t Gonna Moan No More」『The Prophet Speaks』(2018)
「Baby Please Don’t Go」
やはり生のライヴで得られる体感には敵いませんが、普段見られないアーティストの演奏が(今回は録画でしたが)リアルタイムで観られるのは嬉しいものです。
ちなみに、この配信はチケットを購入すれば11日までいつ何度でも観られますので、気になった方はチェックしてみてください。
配信nugs.net:https://www.nugs.net/
余談ですが、私は登録してからログインが上手くいかなくなったりと、チケット購入までに紆余曲折ありました・・・。一時はあきらめかけましたが、カスタマーセンターの方と何度もやりとりをし、無事に観ることが出来たので感慨もひとしおでした。
イギリスに属する北アイルランドはベルファスト出身。ゼムで活動した後、渡米。67年のソロ・デビュー作の後、ワーナー・ブラザーズと契約し、68年にリリースされたのが、本作2ndです。バックにはジャズ・ミュージシャンを起用。ジャジーなダブル・ベース、ジャケのイメージ通りの神秘的なフルートやヴァイヴなど、彼らとの奔放なジャム・セッションの中で生まれた、ジャズやソウルをブレンドした芳醇なアンサンブルが印象的。アイリッシュの荒涼とした風景が目に浮かぶ繊細さと黒人のソウルとが結びついた力強くも透き通ったヴォーカルもまた魅力で、深みのある表現は、録音当時20代前半とは思えません。「アイリッシュ・ソウル」と言われるヴァンのサウンドが確立したスケールの大きな傑作。
英SSW、ソロ通算5作目の71年作。アメリカへと渡り、「アイリッシュ・ソウル」と言われるサウンドを確立した『アストラル・ウィークス』『ムーンダンス』、ウッドストックへと移り住み、ルーツ・ミュージックを愛するミュージシャン達との穏やかな生活が滲む『ストリート・クワイア』、そして、ウェストコースとへの移住と結婚を経て録音されたのが本作で、木漏れ日の下で白馬に乗る愛する妻とそれを引くヴァン、そのジャケそのままの音楽がここにあります。陰影に富んだメロディとソウルフルかつ陰影に富んだヴォーカル、歌とメロディにそっと寄り添うリリカルなピアノとギター、タイトかつしなやかなリズム隊。ヴァンらしい力強いシャウトが炸裂するロック・ナンバー「Wild Night」、切々とした歌われるメロディが胸に迫る美しすぎるバラード「Tupelo Honey」、バンジョーとペダル・スティールによる軽快かつ芳醇すぎる「Moonshine Whiskey」など、とにかく味わい深い佳曲ぞろい。ヴァンの幸福な時間が刻まれた詩情溢れる名盤です。
廃盤、SHM-CD、ボーナス・トラック2曲、2008年デジタル・リマスター、定価1905+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
2枚組、バイオグラフィー/ディスコグラフィー付き仕様、定価3495+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯はケースに貼ってある仕様です、帯中央部分に色褪せあり
デジパック仕様、3CD+DVDの4枚組、DVDはNTSC方式、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スレあり
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