2020年11月17日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
ハード・ロックで泣きのギタリストと言うと数多くの名プレイヤーがいますが、プログレ界における泣きのギター名手と言えば、やはりデイヴ・ギルモアが最初に浮かんでくるのではないでしょうか。
ブルース・フィーリングを帯びたエモーショナルで雄弁なプレイは、後発グループのギタリスト達がこぞって真似するほどの影響力を誇ります。
今回は、そんな「泣きのギター」が堪能できるプログレを探求してまいりましょう~。
まずはフロイドの傑作『ザ・ウォール』収録のこのナンバーをどうぞ!
偉大なる思想家ロジャー・ウォーターズの内面世界が色濃く反映された、深遠かつドラマチックなコンセプト・アルバムですね。
本作でギルモアの泣きのギターがたっぷり味わえる曲をと言えばやっぱり「Comfortably Numb」!
続いては、つい先日リリースされたポーランドのこのアルバム!こちらも良い泣きっぷりです。
元QUIDAM、現RIVERSIDEと人気バンドを渡り歩くポーランドの実力派ギタリスト!
ほの暗く揺らめくメランコリックな音響と、ひたすら美旋律を紡ぐ泣きのギターが劇的に対比する、最高のメロディアス・プログレを聴かせてくれますよ。
哀愁味あるハスキーなヴォーカルも堪らない~。
ラストは秘境ルーマニアからの一枚!
ルーマニアの代表的プログレ・バンドPHOENIXに在籍し、現在はドイツで活躍する名ギタリストによるソロ作品がコチラ。
全体的にゆったりとした曲調ながら、時にスピーディーに時に伸びやかにと起伏を付けながら紡ぐ、深みあるギター・フレーズの心地よさと言ったら無し!
いかがだったでしょうか。
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ルーマニアの代表的プログレ・グループPHOENIXに在籍していたことで知られ、現在はドイツを拠点に活動するルーマニア人ギタリスト、自身のレーベルNNKよりリリースした17年ソロ作。フィンガー・ピッキングとタッピングを駆使したErlendのテクニカルかつ叙情溢れ出るエレキ・ギターをベースに、メロウなピアノや繊細なアコギ、端正なリズム隊を加え、これでもかとドラマチックなギター・インストを繰り広げます。全体的にゆったりとした曲調ながらも、時にスピーディーに時に伸びやかにと起伏を付けつつ紡がれる、深みあるギター・フレーズの心地よさと言ったら無し。「泣き」のギター好きからニューエイジ、イージー・リスニングをお探しの方まで、是非ご一聴頂きたい逸品です。
元QUIDAM、現在はRIVERSIDEのメンバーとして活躍するポーランドのギタリスト。バンド編成で制作された2020年1stソロ・アルバム。ほの暗く揺らめくメランコリックな音響と、ひたすら美旋律を紡ぐギターが劇的に対比する最高のメロディアス・プログレを鳴らします。しとやかなタッチのピアノ、柔らかい陽光のような温もりあるアコースティック・ギターが重なり、ハスキーな男性ヴォーカルが英語詞を繊細に歌いあげ、そしてありったけのエモーションを乗せた泣きのギターがほとばしるサウンドは、もう絶え間なく感動が押し寄せてくる素晴らしさ。アコギが瑞々しくリードするリリカルなナンバーも素敵です。これはQUIDAMのファンタジックなシンフォ・タッチと、RIVERSIDEのダークな音響感覚を絶妙に組み合わせたような至上の一枚。カケレコメンド!
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