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GENTLE GIANT『IN A GLASS HOUSE』から出発、変拍子で疾走するGG彷彿の各国テクニカル・プログレを探求!

スタッフ佐藤です。

5大プログレをも凌ぐ演奏技術と、豊富過ぎる音楽的引き出しをフル活用した、テクニカルかつアイデア満載なプログレを楽しませてくれる名バンドと言えばGENTLE GIANTですね。

格調高い古楽/中世音楽エッセンスから骨太なハード・ロック・スタイルまでが自在に混じり合った複雑怪奇なプログレを聴かせた初期、その複雑なアンサンブルはそのままにリズムを強化しキャッチーさも加えた中~後期と、どの時代にも唯一無二であり続けた、まさに孤高のプログレ・バンドと言えます。

そんな孤高のバンドにあこがれたグループもまた数知れず。今回はGGに通じる捻りあるセンスを備えた技巧派プログレを各地からピックアップしたいと思います。

まずはGGよりこのアルバム!

GENTLE GIANT/IN A GLASS HOUSE

個人的に初GGがこのアルバムだったので、思い入れの深い一枚です。

古楽/中世エッセンスを溶かし込んだ唯一無二のテクニカル・プログレとして完成されきった前作『OCTOPUS』でしたが、さらなる高みを目指す姿勢を表明したのがこの作品。

初期の中世音楽エッセンスと中~後期の特徴となる強靭なリズム・ワークがガッチリと一体となった、過渡期とは思えぬ完成度で圧倒する快作です。

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21年にリイシューされた、今もっともイチオシしているGG系プログレ作品がこちら!

EPIDERMIS/GENIUS OF THE ORIGINAL FORCE

これ、ドイツのYES/GG系プログレとして間違いなく最高峰レベルにあると思います。

硬質でテクニカルな『こわれもの』YESばりの演奏に、GG影響下の複雑で荘厳なコーラスが乗る凝るに凝ったサウンドは実に素晴らしい完成度!

特にマドリガル調コーラスの出来栄えにはGGファンにっこり必至!

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こちらも21年にマーキー/ベル・アンティークより紙ジャケ化された、カナダが誇るGG系プログレ名作!

ET CETERA/ET CETERA

カナダはケベックのグループ。フランス語の男女ヴォーカル、電子鍵盤楽器オンド・マルトノ、そしてフルート、サックス、チェロと言った管弦楽器が織りなす、流麗で技巧的なシンフォニック・ロックを奏でます。北米のGG系プログレの名盤と言える逸品ですね。

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最近リイシューされたGG系アルバムなら、フランスのこのニッチ盤もかなりキてます…!

ERIC DELAUNEY/ANTAGONISME !

こ、これは「MAGMA+GG」と言っても過言じゃない、暗黒エネルギーと意表を突くアレンジセンスが融合した個性派ジャズ・ロック!仏ジャズ・ロック・シーン、まだまだ奥深し…。

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新鋭にもGGのサウンドに魅了された技巧派がゴロゴロいますね。特にヤバい奴らをピックアップ!

BUBBLEMATH/EDIT PEPTIDE

米プログレ・バンドが15年ぶりにリリースした2ndなんですが、これがジェントル・ジャイアント影響下の超絶変拍子アンサンブル&コーラスで突っ走っていてもう愕然…。

こんな凄まじいバンドが15年も眠っていたとは!

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MACROSCREAM/MACROSCREAM

ジェントル・ジャイアントからの影響を地中海のたおやかさで包み込んだような感じ!?

ジャズ/フュージョンの香りが心地よい地中海ポップ・ロックの逸品!

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ISOBAR/ISOBAR

クリムゾンやGGとキャラヴァンの間を揺れ動く、「ヴィンテージ×テクニカル」なアンサンブルがお見事!

スリリングなのに暖かみもあって、これは今までありそうでなかった感じ。

ふむふむ、アングラガルドでも活躍したあの鬼才ドラマー参加作だったのか!

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いかがでしたか?よろしければこちらの記事もどうぞ。


MEET THE SONGS 第98回 GENTLE GIANTの『INTERVIEW』

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今日の「MEET THE SONGS」は、演奏力、コーラスワーク、そして作曲におけるアイデアの豊富さにかけてはプログレ界最高と言って間違いない技巧派集団GENTLE GIANTによる76年リリースの8th『INTERVIEW』をピックアップ!

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  • GENTLE GIANT / IN A GLASS HOUSE

    初期の中世音楽エッセンスと中〜後期の特徴であるリズミカルなロック・サウンドが一体となった、過渡期ならではのサウンドを聴かせる73年5th、名盤!

    Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。前作『Octopus』をリリース後に三兄弟のPhil Shulmanが脱退するアクシデントに見舞われたグループでしたが、そのピンチを乗り越え発表された本作でも彼らの生み出すサウンドに一切ブレはありません。1973年の5thアルバム『In A Glass House』は、「ガラスの家に住む者は石を投げてはならない」という格言(自分自身も完璧ではないのだから他人のことを批判してはならない、という意味)から生まれたタイトルであり、その名の通り、ガラスが割れる音色を切り貼りしたリズムから始まります。4thアルバム『Octopus』時に、ドラマーがMalcolm MortimoreからJohn Weathersに交代した好影響は本作にも表れており、バラエティー豊かなリズムの存在によって彼らの技巧色が際立つ作風となっています。その一方で、リコーダーによる古楽的なアプローチなど、クラシカルな聴きどころもある名盤です。

  • ET CETERA / ET CETERA

    ケベック出身、GGタイプのテクニカル・シンフォ、76年唯一作

    カナダはケベック出身のシンフォニック・ロックグループによる76年唯一作。ケベックを代表するグループの1つでありGENTLE GIANT系名盤としても有名な本作は、フランス語の男性、女性ボーカルが彩るシンフォニック・ロックであり、オンド・マルトノといった珍しい楽器が使用されたクールなサウンドが特徴です。フルート、サックス、チェロと言った管弦楽器の使用も非常に巧みであり、純クラシカルなセクションすらあるほどにシンフォニックに盛り上げています。また、ツイン・キーボード編成の音の厚みと色彩感も素晴らしく、ケベックのシンフォニック・ロックを代表する名盤と言えます。

  • ERIC DELAUNAY / ANTAGONISME !

    後年チェンバー/シンフォ・バンドTIEMKOで活躍するフランスのドラマー、MAGMA+GGとも言えちゃいそうな80年ソロ作!

    フランス出身、80年代末〜90年代にチェンバー/シンフォ・バンドTIEMKOで活躍するドラマー/コンポーザーが80年に残したソロ唯一作。マイナーながら、これはジャズ・ロック・ファン要チェック!息つく暇も与えず畳みかける緊張感みなぎるドラミングと手数多く躍動するベースが牽引し、ギターとオルガンが切れ味鋭いフレーズを応酬させ、その周囲をシンセが不気味に浮遊する、タイトな疾走感と不穏さを併せ持つアンサンブルはかなり個性的。1曲目や5曲目の執拗な反復で熱気たっぷりにまくしたてる展開は間違いなくMAGMAを受け継ぐZEUHLの系譜だし、かと思うと不気味なトーンのシンセがクラシックを独奏したりと変幻自在。この摩訶不思議なセンスはさすが孤高のバンドTIEMKOのコンポーザーなだけあります。まるでMAGMAの暗黒エネルギーとGENTLE GIANTの意表を突く楽曲展開を合体させたと言っても過言ではない、アヴァン・ジャズ・ロックの傑作!

  • ISOBAR / ISOBAR

    KING CRIMSON〜GENTLE GIANT〜CARAVANの間を揺れ動く「ヴィンテージ×テクニカル」プログレ!?米シンフォMETAPHORのメンバー+元ANGLAGARDのドラマーによる新鋭グループ、20年デビュー作

    GENESISライクな作風で知られる米新鋭シンフォ・バンドMETAPHORのメンバー3名が、元ANGLAGARD・現WHITE WILLOWのドラマーMattias Olssonを迎えて結成したインスト・プログレ・グループの20年作1st。ソリッドなギターによるキレのある変拍子、複雑に入り組んだ曲構成。クリムゾンやGENTLE GIANTばりに技巧的でスリリングな部分もありつつ、幻想的なシンセや歪んだオルガン、メロトロン風キーボード等の音色が交わることによって、全体的に暖かくマイルドな質感のアンサンブルに仕上がっているのが印象的。一部の楽曲ではサックスやトランペットなどの管楽器隊も登場し、CARAVANあたりのカンタベリー・ロックを思わせる牧歌的&ユーモラスなジャズ・ロックを展開しています。KING CRIMSON〜GENTLE GIANT〜CARAVANの間を揺れ動く、ありそうでなかった「ヴィンテージ×テクニカル」なサウンドを提示する好盤です![※ベル・アンティーク国内盤10/25入荷予定]

  • EPIDERMIS / GENIUS OF THE ORIGINAL FORCE

    71年結成のジャーマン・プログレ・バンドによる77年デビュー作、これはドイツのYES/GG系バンドとして間違いなく最高峰のレベル!

    71年結成、90年代初頭にかけて3枚のアルバムを残すジャーマン・プログレ・バンドによる77年のデビュー作。これは素晴らしい作品!変拍子を多用した硬質でテクニカルな『こわれもの』YESばりの演奏に、一聴してGENTLE GIANTからの影響と分かるマドリガル調の複雑なコーラスが乗る凝ったサウンドはかなりの完成度で驚かされます。手数多めの技巧的なドラミング、スクワイア彷彿のブンブン唸るベース、荘厳な聴き応えを持つオルガン、そしてクラシックにも通じていそうな流麗なフレージングを聴かせるギター。音数多く込み入っているものの一糸乱れぬアンサンブルは、ドイツのYES/GGタイプとして間違いなく最高峰のレベルにあると思います。傑作!

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