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MEET THE SONGS 第98回 GENTLE GIANTの『INTERVIEW』

今日の「MEET THE SONGS」は、演奏力、コーラスワーク、そして作曲におけるアイデアの豊富さにかけてはプログレ界最高と言って間違いない技巧派集団GENTLE GIANTによる76年リリースの8th『INTERVIEW』をピックアップ!

GENTLE GIANTは、冒頭でも述べたように技巧面/作曲面においてはかの5大プログレにも引けをとらないどころかそれらを凌ぐほどの実力を持った、知る人ぞ知る名プログレ・バンド。

60年代よりSIMON DUPREE & THE BIG SOUNDというビート/R&Bバンドで活動していたデレク/レイ/フィルのシャルマン3兄弟を中心に結成され、ギターのゲイリー・グリーン、キーボードのケリー・ミネア、4作目以降に加入するEYES OF BLUE他で活躍したドラマー、ジョン・ウェザーズなどの凄腕を擁して、いくつものジャンルをまたぐ高度なプログレッシヴ・ロックを展開。81年に解散するまで西欧/北米のプログレファンを中心に根強い支持を受けました。

各メンバーはメインの担当楽器はあるもののほぼ全員がマルチ・ミュージシャンで、変拍子を多用した凝ったリズムの上をギター/各種キーボード、様々な弦楽器/管楽器が緻密かつ大胆に入り乱れるサウンドを特徴とします。

演奏のみならず、クラシック、ジャズ、ハードロック、中世/バロック音楽、R&B、ポップス、ファンクなどを自在に融合させスリリングかつ完成度の高い楽曲に練り上げるセンスも凄まじく、その作曲での妥協の無さからいわゆる捨て曲というものが存在しないのも彼らの凄いところであります。

今回取り上げる『INTERVIEW』は、クラシカルでジャジーでR&Bテイストたっぷりでかつハードロッキンな従来のGGサウンドをファンキーなノリの良さで料理した、前作『FREE HAND』の路線を更に推し進めた作品。

GGのサウンドはよく玄人好みだと言われることがありますが、聴き手を完全に突き放した音になっていないのがまさに彼らの真骨頂で、どれだけ複雑に入り組んだ音を編み上げても、それをいかにキャッチーに聴かせるかということを常に意識した曲作りがされているんですよね。

その辺がよく分かる楽曲たちをお聴きください♪

火を吹くようなハモンドのリフが強烈なファンキーなハードロック「INTERVIEW」

試聴 Click!

本作きってのテクニカルナンバー「ANOTHER SHOW」。拍子の概念を忘れさせるあまりに変幻自在なリズムに呆気にとられる1曲です。

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序盤からのリリカルなアコースティック・アンサンブルに突如エネルギッシュなハードロックが滑りこんでくる展開が何ともGGらしい「I LOST MY HEAD」

試聴 Click!

初期の持ち味であった実験的な音の仕掛けの数々こそ鳴りを潜めましたが、その分キャッチーな聴きやすさがはるかに増しストレートにカッコいいナンバーが満載の名作と言えますよね。『FREE HAND』とともにGG入門には最適な作品!そしてそこから遡ればのぼるほどGGワールドの底の見えない深みにハマっていくこと請け合いです♪

GENTLE GIANTの在庫

  • GENTLE GIANT / 1980… LIVE IN THE USA

    ラスト・アルバム『シヴィリアン』リリースに伴うツアーより80年5月の米ニューヘイヴン公演を収録

  • GENTLE GIANT / THREE FRIENDS

    相変わらずのアイデア溢れる技巧的な演奏と、コンセプトに基づいたドラマティックな楽曲構成が見事な72年作3rd

    Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、ルネサンスの様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。『Three Friends』は1972年のサード・アルバムであり、ドラマーのMartin Smithがメンバー間の確執により脱退、後任ドラマーにMalcolm Mortimoreが迎えられ制作されました。その内容は、GENTLE GIANTにとって初のコンセプト・アルバム。タイトルの通り「幼馴染の3人が資本家、芸術家、労働者になり、それぞれ別々の人生を歩んでいく」というストーリーに基づきアルバムが進行していきます。GENTLE GIANTのひねりの効いた音楽性は本作でも健在であり、幼い頃を回想する懐かしくも寂しいようなテーマと絶妙にマッチング。グループは本作でアメリカ・デビューを果たし、ビルボード・チャート入りを経験しました。また、本作を最後にドラマーMalcolm Mortimoreは脱退し、グループは新たなドラマーJohn Weathersを迎えることになります。

  • GENTLE GIANT / IN A GLASS HOUSE

    初期の中世音楽エッセンスと中〜後期の特徴であるリズミカルなロック・サウンドが一体となった、過渡期ならではのサウンドを聴かせる73年5th、名盤!

    Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。前作『Octopus』をリリース後に三兄弟のPhil Shulmanが脱退するアクシデントに見舞われたグループでしたが、そのピンチを乗り越え発表された本作でも彼らの生み出すサウンドに一切ブレはありません。1973年の5thアルバム『In A Glass House』は、「ガラスの家に住む者は石を投げてはならない」という格言(自分自身も完璧ではないのだから他人のことを批判してはならない、という意味)から生まれたタイトルであり、その名の通り、ガラスが割れる音色を切り貼りしたリズムから始まります。4thアルバム『Octopus』時に、ドラマーがMalcolm MortimoreからJohn Weathersに交代した好影響は本作にも表れており、バラエティー豊かなリズムの存在によって彼らの技巧色が際立つ作風となっています。その一方で、リコーダーによる古楽的なアプローチなど、クラシカルな聴きどころもある名盤です。

  • GENTLE GIANT / FREE HAND and INTERVIEW

    アイデアが整理され聴きやすさが増した75年作/76年作を収録

    ジェントル・ジャイアントの7thと8thとの2in1CD。

  • GENTLE GIANT / KING BISCUIT FLOWER HOUR PRESENTS

    75年のNY公演を収録!

  • GENTLE GIANT / PLAYING THE FOOL

    76年欧州ツアーを収録、多彩な楽器が乱れ飛ぶ、超絶技巧バンドの面目躍如たる傑作ライヴ!

    Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。1976年のヨーロッパ・ツアーの模様を収めた77年発表のライブ・アルバム『Playing The Fool』は、セカンド・アルバム『Acquiring The Taste』を除いた、当時リリース済みのすべてのスタジオ・アルバム(1976年の8thアルバム『Interview』まで)からバランスよく選曲された作品。本作への賛辞として最も多いのは、「ライブで録音された演奏だとは信じられない」というものですが、その一言が本作のすべてを表現していると言っても過言ではないでしょう。スタジオ・アルバムの再現度の高さはもちろんですが、特にマルチ・プレイヤーのメンバーたちが次々と楽器を持ち替えながらこの演奏を繰り出しているという事実に驚かされる必聴作です。

    • RTE00354DRT

      35TH ANNIVERSARY EDITION、スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)、2枚組、DISC1はエンハンスドCD仕様、デジタル・リマスター

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり

  • GENTLE GIANT / OUT OF THE WOODS – BBC SESSIONS 1970-75

    70-75年の間に収録されたBBCセッション

  • GENTLE GIANT / OHIO RUNAWAY

    75年放送用音源。

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