2020年5月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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こんにちは。
スタッフ佐藤です。
新品CDをメインに直近で入荷した注目のタイトル、売れ筋の人気タイトルの中からスタッフおすすめの作品をピックアップするコーナー「日々是ロック」。
カケレコが厳選して入荷している世界のロック/プログレの新品CDを通して、魅惑の音楽探求をお楽しみください☆
昨日はカケレコで先行発売させていただいている、ピアニスト北川とわさん率いるグループTRUSSONICの新作にご注目をいただきました。
そんなわけで、売れ筋タイトルを中心に世界の新旧ジャズ・ロックを探求してまいりたいと思います☆
まずはただいま話題のこちらから!
気鋭女性ピアニスト率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオ、圧巻の技巧と表現力を備えたピアノが描く、情熱的かつ幻想的な音世界が魅力の20年作4th。27分の組曲にも注目です!
ありがたいことに、カケレコ国内盤でご購入いただいたこちらも、珠玉のビートルズ・カバーにして素晴らしきジャズ・ロック・アルバムです。
これは痺れました!スペイン・ジャズ・ロックの重鎮たちが72年に産み落とした全曲ビートルズのカバー・アルバム。イージーリスニングな感じは微塵もなく強烈な躍動感とキラメキ!カケレコが自信を持ってオススメします!!
軽やかで洗練されたサウンドよりも、無骨で濃密なジャズ・ロックが聴きたい?ならこのイタリア新鋭はもってこい!
イタリアはサルデーニャ島出身の新鋭グループ。サックスとキーボードを軸とするギラギラと野心的なジャズ・ロックが実にカッコ良し!
こちらはデンマークのジャズ・ロック・グループ。2020年に発掘された幻の5thアルバムです。
70年代デンマークを代表するジャズ・ロック・バンドによる、当時お蔵入りとなってしまった幻の5thアルバムが2020年発掘リリース!相変わらず隙のない職人的技巧と音楽センスを味わえる逸品で、これが未発表になったことにビックリの完成度!
最後も初CD化された注目ジャズ・ロック盤。ドイツものなのにカンタベリー・ファン必聴だって!?
ジャーマンというよりはカンタベリーやイタリアものに通ずる、テクニカルでいてたおやかなジャズ・ロック・サウンドが絶品。優美なフルートやエレピをフィーチャーした独ジャズ・ロック74年作!
いかがでしたか?
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後にBARCELONA TRACTION〜MUSICA URBANAとスパニッシュ・ジャズ・ロックを代表するグループで活躍する名Key奏者Lucky Guriと70年代初期のスパニッシュ・ジャズ・ロック・シーンを代表するグループMAQUINA!のサックス奏者Peter Roarを中心に、言わずとしれたICEBERGの名ギタリストMax Sunyerや、MAQUINA!のリズム隊が参加したスーパー・グループ。72年作の全曲ビートルズ・カバー・アルバム。もう、このレビュー書きながら、興奮しています!2曲目の「Strawberry Fields Forever」で泣きそうです。イージーリスニングな感じは微塵もなく、サイケ・ポップのカラフル感を残しつつ、ロック的シャープさとオシャレな洗練とが同居した最高にカッコ良くワクワク感溢れるサウンドを聴かせています。シャープでタイトな音色と手数多いフレージングがカッコ良すぎるドラムを中心に、ピアノとサックスが時にどっしりと時に軽やかに躍動し、NUCLEUS時代のChris Speddingを彷彿とさせるセンス溢れるMax Sunyerが脇を固めます。このキラメキが伝わるでしょうか。カケレコが自信を持ってオススメする大傑作!ビートルズ・ファンもサイケ・ポップ・ファンもニッチ・ポップ・ファンもジャズ・ロック・ファンもカンタベリー・ファンも全員必聴!
2013年より活動する女性ピアニスト、北川とわ率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオ。27分に及ぶ組曲を配したよりプログレッシヴなスタイルで聴かせる2020年作4thアルバム。スピーディーな音運びで畳みかける緊張感あるタッチと、息をのむように柔らかくしなやかなタッチが自在に入れ替わり、情熱的かつ幻想的な音世界を描き出すピアノが何より圧巻。変拍子をたっぷり織り込んだ複雑な楽曲においても、一貫して流麗に紡がれていくプレイはあまりに見事です。そんなピアノを絶妙な呼吸で支えるリズム・セクションも特筆。ベースはPRISMの岡田治郎、ドラムは山内陽一朗/岩瀬立飛/橋本学という3人のドラマーが各曲でプレイしており、それぞれの持ち味が出た演奏によってアンサンブル全体が豊かに表情を変えていきます。ハイライトは、暗い森に迷い込んだ主人公を描いた7部構成の組曲『Suite forest in the dark』。ピアノが静謐なタッチで暗い森の情景を映し出す「静」のパートと、猛烈なテクニックで疾走するアヴァンギャルドなジャズ・ロックへとなだれ込む「動」のパートが劇的に対比し一気に聴かせる、聴き応え抜群の大作となっています。今作もプログレ・ファン、ジャズ・ロック・ファンなら是非聴いてほしい傑作!
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