2020年4月14日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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こんにちは。
スタッフ佐藤です。
新品CDをメインに直近で入荷した注目のタイトル、売れ筋の人気タイトルの中からスタッフおすすめの作品をピックアップするコーナー「日々是ロック」。
カケレコが厳選して入荷している世界のロック/プログレの新品CDを通して、魅惑の音楽探求をお楽しみください☆
直近で入荷した&ご購入いただいたCDの中から、春らしくフルートをフィーチャーした作品をセレクトしてまいりましょう☆
最初は英国のこのグループ!
線は細いながらアグレッシヴに歌う女性ヴォーカルと唾吐きフルートを特徴とする英国ロックの逸品。スピーディーな楽曲でも、どこか気だるさが感じられるところはいかにも70’s英ロックだなぁ。
お次は、オリジナル盤はわずかな枚数が自主制作され親しい人々に配られたのみという正真正銘の米ジャズ・ロック激レア盤!
ジャズの軽やかさとブルージーな土臭さを絶妙にブレンドしつつ、ロックの無骨なビート感を前に出したサウンドは、まさに「ジャンルのるつぼ」たる69年の音。フルートをリードに据えた米インスト・ジャズ・ロックの激レア盤!
美しくも切ないフルートの調べが聴きたいなら、イタリアのこの名盤でしょう!
最初は完璧なシンフォニック・ロックを披露する1曲目に耳を奪われるけど、ダンディなヴォーカルが登場する以降の曲もイタリア叙情がほとばしっていて堪らん…。Wギター&Wキーボードによる分厚く力強いサウンドの合間をリリカルに舞うフルートは、さながら妖精のごとし。
フランスからは怪しすぎるジャケットがインパクト大なこちら!
え!? この音でゴングよりデビュー早いの? ギターがテンションいっぱいにカッティングを刻み、フルートやサックスがエネルギッシュに炸裂するユーモアもたっぷりのジャズ・ロックが痛快すぎる!
ハンガリーでフルートなら、何と言ってもこのグループ!新作でも大活躍してますよ♪
ハンガリー・シンフォの雄による、99年作『NOSTRADAMUS』の続編19年作!尺八のように激しく鳴らすフルートや太くうねりのあるシンセサイザーシンセを伴った、この終始力みっぱなしの生真面目なまでに厳粛なサウンド、相変わらずでほんっと素晴らしい!!
秘境イスラエルからもとっておきの一枚を取り上げちゃいます☆
SHESHET、NO NAMES、KAVERETというイスラエルが誇る名グループのメンバーが結成したスーパートリオ。全員が優れたコンポーザーなので、まばゆいイスラエル・ロック名品群の中でも特に美メロ満載!優美なアコギの調べにフルートとエレピが叙情を添えるアンサンブルも至上です。
最後はイギリスの新鋭グループですが、ゲストとしてフルートを吹くのはあの大御所!
この英バンド、残響音を強調した淡く幻想的なギターと伸びやかなヴォーカルが特徴の開放感に溢れたメロディアス・ロックが絶品ですなぁ。ラスト曲ではFOCUSのThijs Van Leerがゲスト参加、リリシズムが零れ落ちるような珠玉のフルートソロを提供しており聴き所です!
いかがでしたか?
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単発ながらイタリアン・シンフォニック・プログレッシブ・ロックの頂点に君臨する名盤を生み出したグループによる77年作。テクニカルでタイトなリズム・セクションをボトムに、アコースティック・ピアノやアナログ・シンセサイザー、チェンバロ、ギター、フルートといった楽器がふくよかなサウンドを彩る作風であり、ツイン・キーボード、ツイン・ギター編成で聴かせるその叙情性とファンタジアはイタリアン・シンフォニック・ロックの中でも飛びぬけたクオリティーを誇ります。PREMIATA FORNERIA MARCONIやMAXOPHONEといった叙情性と牧歌的な雰囲気を持ったグループにも全く引けを取らない奇跡の1枚であり、且つスリリングな技巧に裏打ちされた名盤となっています。
70年リリースの唯一作。唾吐きフルートを中心に終始畳み掛けるアンサンブルと、紅一点LINDA ROTHWELLによる線は細いながらアグレッシヴなヴォーカルが印象的なブリティッシュ・ロック・グループ。スピーディーな楽曲でも、どこか気だるさが感じられところはいかにも70’s英ロック。
NO NAMES〜SHESHETで活躍したフルート奏者Shem Tov Levy。同じくNO NAMESで活躍し、SSWでも名を残すShlomo Ydov。イスラエルを代表するグループKAVERETのギタリスト&シンガーYitzhak Klepterの3人によるスーパー・トリオ。79年作。3人ともが名コンポーザーのため、本当にどの曲も佳曲揃い。たおやかなで胸に響くメロディ、優美なアコギにフルートとエレピが叙情を添えるアンサンブル。歌ものイスラエル・ロックの逸品。
名実ともにハンガリー・プログレを代表するバンドと言える彼らの2019年作。99年にリリースされた『NOSTRADAMUS』の続編となっています。いやはや今作も怒涛の熱量とスケール!!女性ヴォーカルも伴ってエネルギッシュに渦巻くコーラスが全編に配された壮大なサウンドで聴き手を飲み込むようなスタイルは99年作そのまま。終始力みっぱなしで生真面目なまでに厳粛なサウンドにもかかわらず、テーマも反映してかどこかMAGMAにも通じる呪術的な世界観が形成されていくサウンドが印象的です。デビュー作『MARSBELI KRONIKAK』からの持ち味である尺八のように鳴らされる激しいフルートと太くうねりのあるシンセサイザーのコンビネーションももちろん冴えわたっておりやはり素晴らしい。冒頭34分の大作が圧巻ですが、哀愁を帯びたメロディアスなギターも活躍する他の曲も魅力的です。有無を言わせぬ迫力で押し寄せてくる、唯一無二のSOLARISワールドを堪能できるシンフォニック・ロック傑作です。おすすめ!
フランスのジャズ・ロック・グループ、70年作の1st。手数多く軽快なドラムと動き回るベースによる疾走感溢れるリズム隊を土台に、ギターがテンションいっぱいにカッティングを刻み、フルートやサックスがエネルギッシュに炸裂!シリアスなだけでなく、ユーモアも盛り込むなど、ソフト・マシーンやヘンリー・カウなどカンタベリー勢からの影響大。まだゴングが1stをリリースしていない70年ということを考えると、恐るべしな作品。北欧のサムラに通ずる痛快さもあり。カンタベリーのファンは必聴の名作です!
米ニュージャージー出身のインスト・ジャズ・ロック・バンド、オリジナル盤はわずかな枚数が自主制作され親しい人々に配られたのみという69年の唯一作。フルートが主にリードを取る、ブルース/R&B的な熱気を帯びたジャズ・ロックが特徴で、デビュー時のコロシアムあたりに近いサウンドを鳴らします。ジャズそのものに近いスタイルのリズム・セクションとギター、そして唾吐き風の泥臭いプレイからリリカルにさえずるようなプレイへと自在に表情を変えるフルート。ジャズの軽やかさとブルージーな土着感が絶妙にブレンドしつつロックの無骨さを前に出したサウンドは、まさに69年と言える音。一方、野太く吹き鳴らすフルートの旋律が印象的なブルース・ロック・ナンバーでは、アメリカのジェスロ・タルと言いたい怪しげな雰囲気も放っており、一筋縄ではいきません。「Scarborough Fair」「A Taste Of Honey」「Summertime」などカバーのセンスもたまらない一枚。
豊富なキャリアを持つベテラン・ミュージシャン達で結成された、18年デビューのイギリス出身プログレ・グループ、19年作2nd。残響音を強調した淡く幻想的なギターを軸とする、開放感に溢れたメロディアス・ロックが絶品!そんな演奏に乗って朗々と歌い上げる伸びやかな男性ヴォーカルもよく映えていて、シリアスかつハードに展開するパートにも独特の気持ちよさがあるサウンドが特徴的です。ギターはギルモアかラティマーかという渾身のギターソロも数曲で聴かせておりかなりの実力派。ラスト曲ではFOCUSのThijs Van Leerがゲスト参加、リリシズムが零れ落ちるようなフルートソロを提供しており聴き所です。全編通してアメリカのグループかと思うようなスケール感たっぷりの音世界が素晴らしい力作!
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