2020年4月2日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: ジャズ・ロック
こんにちは。スタッフ増田です。
最近諸事情で徒歩通勤をしています。30分くらい歩くのですが、冬の間まったく運動をしていなかったため毎日筋肉痛です…。
これから筋力を取り戻していきたいと思います。
さて、今日はそんな運動時にもピッタリのファンキーでエネルギッシュなジャズ・ロックを世界各国からご案内。まずは英国からまいりましょう~。
後に英国三大ホワイト・ソウル・シンガーの一人ジェス・ローデンのバック・バンドとして活動するグループですね。ファンキー&グルーヴィーなサウンドが持ち味ですが、全体的にくすんだ感じで英国的な陰影を帯びているのも特筆。むせぶブラスが最高!
次はアメリカ。髭モジャルックスのジャケからはむさ苦しいブルース・ロックとかかな?と思いますが、ファンキーなグルーヴ感も備えた洗練のジャズ・ロックが流れてきてビックリ!
こちらはここ最近入ってきた注目の作品!ジャズの巨匠Dave Brubeckの息子が率いるバンド、75年唯一作。ファンキーな跳ねとグルーヴ感たっぷりのリズムに、キレのあるギターカッティング、丁々発止の掛け合いを演じるブラスとブルースハープらによるアンサンブルは、途轍もないカッコよさ!
次はフランス。痛快無比のジャズ・ファンクとカンタベリー彷彿の気品ある叙情性の共存!?後のMAGMAや元CRUCIFERIUSのメンバーらによるグループなのかあ。
北欧にもファンキー&グルーヴィーで熱気たっぷりのフュージョン/ジャズ・ロックが!?ノルウェー最初のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーにより結成されたグループ、 目の覚める様な77年作!
最後は中東トルクメニスタンのジャズ・ロック!小気味よいパーカッションも絡めつつドシドシと怒涛の手数で攻め立てるドラムを軸にブラス/ヴァイオリンも交えた快速アンサンブル+妖艶かつ濃厚な中央アジア伝統音楽!怪物ドラマー率いるバンドの84年作!
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後に英ホワイト・ソウル・シンガーのジェス・ローデンのバック・バンドとして活躍するメンバーによる英ブラス・ロック・グループ。72年唯一作。管楽器奏者2人に鍵盤奏者1人を含む6人編成。鍵盤は、ソロでオルガン・ロック作をリリースしているDon Shinn!粘っこく熱気むんむんのリズム隊、そこに強烈なブローで絡みつくブラス、軽快なカッティングから地を這うようなハード・エッジな演奏まで力強いギター、グルーヴィーなピアノ、そして熱くソウルフルなヴォーカル。ファンキー&グルーヴィーなサウンドが持ち味ですが、全体的にくすんだ感じで英国的な陰影を帯びているのも特筆。コロシアムやイフあたりのファンから、ジェス・ローデンやフランキー・ミラーあたりのホワイト・ソウルのファンは是非!
ノルウェー最初期のプログレ・バンドとして知られるJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成されたバンドによる77年作。時に熱くブロウし、時に雄弁にメロディを紡ぐ管楽器の活躍が素晴らしい洗練されたブラス・ジャズ・ロックを鳴らします。ファンキーな粘りのあるグルーヴを刻むテクニカルなベース&ドラム、ワウの効いた熱量の高いギター、そしてクールなエレピも絶品。男女シンガーの歌声がソウルフルに絡み合うヴォーカル・パートも大変カッコいいです。そうかと思うと、英国ロックに通じる叙情的な表情も見せたりと、この懐の深さは並ではありません。終始隙の無い完成度で聴かせる、北欧ロック屈指の名盤です。
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