2020年2月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: ブリティッシュ・ロック
こんにちは。スタッフ増田です。
英国ロックの魅力と言えば繊細な叙情性、そして滲み出る枯れた哀愁。
本日はちょっぴりマイナーながら、そんな英国的な旨味がたっぷり詰まったブリティッシュ・ロックの好盤をご紹介いたします。
まずは今年リイシューとなった、NICEのドラマーBrian Davison率いるバンドの70年作。ムーディーなサックスやフルート、エモーショナルなヴォーカルが放つ枯れた哀愁!フリーに迫る芳醇さを持つ、英国ロックの深い森の奥で静かに佇む逸品。
こちらは昨年リイシュー。元ANIMALSのSSWによる、74年の自叙伝的コンセプト・アルバム。古き良き英国にタイムスリップしたかのようなA面、年老いて穏やかに昔を振り返るようなB面、どちらも郷愁に満ちた繊細なサウンドがたまらない…。
バーミンガム出身フォーク・ロック・トリオ、70年作2nd。スワンピーなアンサンブルの中に立ち込める繊細さと仄暗さ、そしてメランコリックな哀愁。「これぞ英国」なアンサンブルが楽しめる一枚です。
黒魔術バンドとしてブラック・サバスと比較される英国のグループですが、そのサウンドは非常に繊細でリリシズムたっぷり。フルートにサックスなど多彩な音も魅力的なブリティッシュ・ロック好盤。
最後はグリムズやプレインソングで活躍した英いぶし銀SSW/ギタリストによる71年の2作。繊細に一音一音を綴るギター、優しく落ち着いた歌声・・・どこを切っても心にじんわり染み込んでくるような、枯れた味わい深さでいっぱい。ブリティッシュな旨味たっぷりの2in1CD!
いかがでしたか?こちらの記事もどうぞ。
元NICEのドラマーBrian Davisonと後にARCなどで活躍する実力派シンガーGraham Bellを中心とするグループ。ゆったりしたテンポの中、ムーディーなサックスやフルート、エモーショナルなGraham Bellのヴォーカルが枯れた哀愁を放つメロウなフォーク・ロック。音の隙間からフツフツと溢れ出る叙情性がスッと胸に染み入ります。本当に味わい深く素晴らしすぎるメロディ。フルートの静謐な響きは、クリムゾンの「風に語りて」や「Cadence And Cascade」を想わせます。名作。
盤質:傷あり
状態:良好
軽微な圧痕あり
70年作2nd。黒魔術バンドとして知られるグループですが、実際のサウンドは、比較的オーソドックスな英ハード・ロック。淡い音色のハモンド・オルガン、ジャジーなタッチのサックス&フルート、哀愁溢れるメロディー&コーラスが印象的。ジャケットから受ける印象ほどヘヴィさは無く、リリカルなアコギやピアノなどをフィーチャーしたメロウなアンサンブルが持ち味。ロック、ポップ、フォーク、ジャズ、R&Bなど、多彩な音楽性が感じられる好グループ。黒魔術バンドとして聴くのではなく、GRAVY TRAINあたりと同列で聴けば、正当な評価が得られるグループだと思います。
査定の正確さ・高額買取で評価いただいているカケレコ「とことん査定」。選ばれる3つの理由やご利用いただいたお客様の声など詳細はコチラ⇒http://kakereco.com/about_assess.php
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!