2020年2月8日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
皆様はロッド・スチュワートをどんな風に聴かれたのでしょうか。
私が最初にロッド・スチュワートを聴いたのは、学生時代の頃でした。
タイトルは忘れてしまったのですが(汗)、江國香織さんの本に「ロッド・スチュワートの声をお守りにしている」と出てきて、とても素敵な描写だったのです。
早速アルバムを聴いてみたら、そのかすれた歌声の何とかっこいいこと!
ベタですが「マギー・メイ」が本当に良い曲だなあと思って聴いていました。
さて、前置きが長くなりました。
今日はロッド・スチュワートに近い魅力を持った、ハスキーで哀愁のある男性シンガーの作品をカケレコ棚よりピックアップいたしました。
よろしければご覧ください。
ジェフ・ベック・グループを経てフェイセズで活動、並行してソロ作も出していたロッド・スチュワートの71年大出世作。
3曲以外カバーなのですが、どの曲もロッドのオリジナルと言われても信じてしまいそうなくらい、その魅力的なハスキー・ボイスで我が物にしています!
アコースティックで素朴なサウンドを基調とし、トラッドやR&Bのテイストをにじませた英国らしさたっぷりのアルバムですね。
スコットランド出身のシンガー、フランキー・ミラー。
「オーティス・レディングの再来」「英国ブルー・アイド・ソウル御三家」などと称されるとおり、ソウルフルでパワフルなボーカル!
ロッド・スチュワートよりもアーシーでざらついたボーカルは、そのひなびた哀愁ある楽曲と共に深く心に染み入ります。
英国の名ブルー・アイド・ソウル・シンガー、ジェス・ローデン。
英国スワンプの傑作を残したバンド、ブロンコでの歌唱も素晴らしいですが、今回はこちらのライヴ盤をセレクト。
バンドとの密な一体感が素晴らしく、あっという間に聴き終えてしまいます。
ハスキーでワイルドで、でもどこか英国的な上品さをたたえているのが彼の特徴です。
※最初に音が歪んでいるのは、動画アップ時の不具合によるものです。実際のCDは歪んでいませんのでご安心ください。
英国スワンプ・ロックの名バンド、74年作2nd。
ロッド・スチュワートをぐっと渋くしたような男性ボーカルが味わい深いですね!
ロッドやミック・ジャガーとも交流がある女性シンガー、P.P. Arnoldとの掛け合いもグッときます。
最後は何と南米から。
ブラジル出身のロック・バンド、75年の唯一作。
音を聞いて頭に浮かんだコピーはずばり「ブラジルのフェイセズ」!
ヴォーカルのソウルフルなシャウトはまるでロッド・スチュワートだし、ルーズ&タイトなリズム隊、粘りのあるリズミックなリズム・ギター、ゴキゲンなピアノも最高ですね。
アコースティック・ギターの感じなんかまるでロニー・レインだし、黄昏色の哀愁のハモンド・オルガンもグッとくるし、こんなパブ・ロック・バンドがブラジルに居たとは!
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただければ幸いです。
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