2020年1月31日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
スタッフ佐藤です。
1月も今日で最後となりましたね。2020年も8.3%が過ぎたと思うとその速さに驚愕です。
1月に入荷したCDをチェックしていると、英国ロックに影響を受け完成度の高いサウンドを作り上げた各国の作品が多くあるのに気づきました。
というわけで、英国ロック好きにもご注目いただきたい世界各地のロック作品をピックアップしてまいります!
サイケ・ポップを土台に、MOODY BLUESやENGLAND『GARDEN SHED』に通ずる幻想性を加えたようなサウンド!?この米サイケ・プログレ、ブリティッシュ・ロック・ファンなら心ときめくこと必至ですよ~。
ゾンビーズに通ずるような気品、トラフィックに通ずる哀愁、ヴァーティゴ勢に通ずるダーク&ヘヴィさ。60年代末のプログレ黎明期に、オランダでこれほどの作品が生まれていたとは・・・。
数ある動物ジャケでも存在感は屈指ですね。中身はブリティッシュからの影響濃厚な叙情的なジャーマン・ハード。クラシカルなオルガンをフィーチャーした大曲など、壮大なプログレ色も取り入れた72年2nd!
スペインのグループだけど、全編でフィーチャーされる気だる~いフルートや、ワウを効かせたサイケデリックな幻惑ギターはブリティッシュ・ロックからの影響大。もわもわしたトリッピーな聴き心地が最高です。
71年の日本において、この本家ブリティッシュ・ロックをも食わんばかりの凄みあるサウンドを聴かせていたことに驚きを禁じえません。おかげで「メリー・ジェーン」はかなり浮いてますが…。成毛滋の才気みなぎるサイケ&ブルージーなギター、つのだひろによるド迫力のドラミングを聴け!
最後は近年の作品をご紹介。冒頭から初期クリムゾンかムゼオ・ローゼンバッハかという轟々と鳴り響くメロトロン!と思うと、エレクトロニックなアナログ・シンセは飛び出すし、ヒープ系の火を噴くようなオルガンも炸裂して、これはヴィンテージ度100%の米新鋭ですぞ!
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