2020年1月31日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
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こんにちは。スタッフ増田です。
近頃はウイルスなど物騒なニュースが世間を飛び交っていますね…。
今回はそんな日々の中にも和やかな気持ちを運んでくれそうな、暖かみいっぱいのフォーキー&ポップな作品を中古棚より集めてまいりました。
まずはこちら。元NICEのヴォーカル&ベーシストLee Jackson率いるグループなのですが、プログレとロックの狭間で忘れられてしまった、まさにニッチな英ポップ逸品ですよね。メロディからもハーモニーからもアンサンブルからも英国的リリシズムが溢れてます。
惜しくも昨年末に亡くなられた英ポップ界の奇才ニール・イネス、いぶし銀ギタリストのアンディ・ロバーツらによって結成されたグループ、76年作3rd。リリカルで哀愁漂うメロディ、英国的な味わいに溢れたアンサンブル。KINKSやSTACKRIDGE好きにはたまらないニッチ・ポップの逸品!
こちらはビートリッシュな英ニッチ・ポップの極めつけ。なぜかフランスでしかリリースされなかった幻の作品ですが、田舎のバッドフィンガーって感じで胸キュン必至!
ストローブスのデイヴ・カズンズがプロデュースした、甘酸っぱい英国フォーク・ポップはいかが?70年にDERAMレーベルよりリリースされた唯一作で、リック・ウェイクマンなどストローブス人脈も参加。
次は米国に行ってみましょう。この作品、BEACH BOYS系ハーモニー・ポップやサンシャイン・ポップ好きは感涙必至…。美形双子ALESSI兄弟率いる米ポップ・グループ、眩しすぎるコーラス・ワーク溢れ出す73年デビュー作!
なぜジャケが日本の家紋…??それはさておき、中身は悲しきかな60年代後半に録音されつつも80年まで日の目を見ることのなかった、しかし実に心温まるソフト・フォーキー・ポップ盤なのです。
フォーキー・ポップというよりはソフト・ロック名盤ですが、この男女フォーキー・デュオも是非おすすめ。さすが50年代からフォーク・シーンで活躍するギタリストだけあって、誠実さが何よりいいし、ジャズやボサノヴァの洒脱なフレイヴァーもあるし、心洗われます~。
最後はノルウェー発のニッチ・ポップ先駆けと言えるこの作品!米西海岸~英国を通過した末にルーツの北欧に辿りついたような、フォーキーでサイケでちょっと捻くれたサウンドがいいなあ。愛くるしさの塊のような一枚!
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イギリスのグループながら、フランスでしかリリースされなかった幻の作品。仏EMI COLUMBIAからの73年の唯一作。ジョージ・ハリスンを彷彿させる柔らかなアコギとスライド・ギター。そこに絡む、ハード・エッジなグッとくるエレキ。そして、ハートウォーム&スウィートなヴォーカル、憂いいっぱいのキャッチーなメロディ、豊かなハーモニー。バッドフィンガーあたりのビートリッシュなバンドが好きなら、間違いなく胸キュンしてしまうでしょう。ストリングスのように鳴らされるメロトロン、リリカルなリコーダー、格調高いハープシコードによる気品あるバラード、バッドフィンガーばりのパワー・ポップもまた魅力。ビートリッシュなバンドのファンから、フェアフィールド・パーラーやムーディー・ブルースあたりのポップな英ロック/プログレのファンまで、これはかなり掘り出し物の好グループ。いいです!
英ポップ界の奇才Neil Innes、名フォーク系SSWのAndy Roberts、元ScaffoldのRoger McGoughらによって結成されたグループ。76年作の3rd。繊細でリリカルなアコースティック・サウンドあり、ほほえましいボードヴィル調あり、イギリスの田園が目に浮かぶ柔らかなフォーク・ロックあり、いかにも英国的な味わいに溢れたニッチ・ポップの逸品。KINKSやSTACKRIDGEのファンは是非!
ボーナス・トラック11曲、紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯無
帯無
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