2019年12月2日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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スタッフ佐藤です。
12月に入りましたね。寒さが一段と厳しくなってくるこの時期は、心にスッと染み入るような優しいメロディのプログレを聴きたくなります。
今日はカケレコ棚からそんな優しいメロディが収められたプログレをご紹介してまいりましょう。
優しいメロディの宝庫と言えるアルゼンチン・プログレからは、この名盤をチョイス!天上からひらひらと降りてくるようなセンチメンタルなメロディと、繊細なハイトーンで歌うスペイン語ヴォーカル。一方演奏はリリカルな表情から変拍子バリバリのテクニカルな攻めのスタイルまで自在に展開します。非の打ち所がない一枚ですね。
3rd『LOVERS END』でブレイクを果たした彼らですが、陽だまりを感じさせる温もりあるメロディを楽しむならこのデビュー作かな?そんな温もりはありつつも、北欧らしいクリアでひんやりした手触りも伝わってきて素晴らしいです。
バークレイ・ジェームス・ハーヴェストとイングランドの遺伝子を合わせ持ったような英国マルチ・ミュージシャンだとっ!薫り高き英国叙情をこれでもかと含んだサウンドが堪らない注目新鋭!ハートフルなメロディが次々と溢れ出すメロディメイカーとしての才能も抜群!
SHESHET、NO NAMES、KAVERETというイスラエルが誇る名グループのメンバーが結成したスーパートリオですね。全員が優れたコンポーザーなので、まばゆいイスラエル・ロック名品群の中でも特に美メロ満載!
リック・ウェイクマンがそのサウンドに惚れ込みプロデュースを買って出たというエピソードも有名な英シンフォ・バンドと言えば?溢れ出る珠玉のメロディと、演奏をクラシカルに彩るヴァイオリンが出色です!
前作1stや次作のライヴ盤が人気ですが、このキャッチーなサウンドの2ndも必聴。ポップさも織り込んだ哀愁のメロディ、表現力に長けた演奏から滴り落ちるリリシズム。ジャケ通りのファンタスティックな世界が広がります。
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KTZAT ACHERET(NO NAMES)〜SHESHETで活躍したフルート奏者Shem Tov Levy。同じくNO NAMESで活躍し、SSWでも名を残すShlomo Ydov。イスラエルを代表するグループKAVERETのギタリスト&シンガーYitzhak Klepterの3人によるスーパー・トリオ。79年作。3人ともが名コンポーザーのため、本当にどの曲も佳曲揃い。たおやかなで胸に響くメロディ、優美なアコギにフルートとエレピが叙情を添えるアンサンブル。歌ものイスラエル・ロックの逸品。
72年にシュトゥットガルトで結成されたジャーマン・シンフォ・グループ。79年のデビュー作に続く、80年作2nd。幻想的に鳴り響くムーグ・シンセやハモンド・オルガン、泣きまくるハード&メロウなギター、ゴリゴリとよく動くベースとタイトなドラムによる安定感あるリズム隊、そして、叙情みなぎるメロディと豊かなハーモニー。ジェネシスとキャメルからの影響たっぷりなキーボードとリズム隊を軸に、ハード・ロック的なエッジと劇的さのあるギターが織りなす、鉄壁と言える泣きのシンフォニック・ロックが印象的です。それにしても、アンサンブルと歌メロからこれでもかと滴り落ちるリリシズムは圧巻。ユーロ・ロック屈指の名盤です。
Rick Wakemanのプロデュースで知られる74年作1st。とにかく1曲目「THE MARTYR」に尽きます。リリカルなピアノと流麗なヴァイオリンによる悶絶もののイントロの後には、優美なメロディが柔らかに流れてきます。ハーモニーも絶品。そして、曲の終盤に向かってのギターとヴァイオリンによる泣きのリード・バトル。最後には、ハープシコードとヴァイオリンがクラシカルな美旋律を奏で、静かに名曲の幕を閉じますます。ただただ素晴らしい。曲を引き締めるタイトでメリハリの効いたリズム隊も特筆もの。その他の曲も、英国的な叙情いっぱいのメロディが溢れる佳曲揃い。名作です。
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